Sunday, October 4, 2009

テーザーワールド① 出発、到着、計測。

9月17日(木)深夜に都内を出発

準備委員会と選手の二足の草鞋で、楽しくも忙しい、いや忙しすぎる一年を駆け抜けました。何とかなるとタカをくくっていたけど、夏になり準備も佳境を迎えると、山のような作業と調整ごとでもう狂気の沙汰みたいになってしまい・・・。結局、最後の1ヶ月は寝る時間も激減して練習どころではなくなってしまいました。フネのことは全てHさんに任せきりになってしまい申し訳なかったけれど、自分の準備はメチャクチャでもフネだけは完璧に仕上がって新艇みたいにピカピカになったので、気持ち良く出発です。

で、出発の日も直前までウェブの更新やメールの処理などをやっていて、それから大急ぎで家のことを片付けて、結局自分の荷造りに残された時間は30分で、適当にぐいぐい詰め込んで出発することになりました。フー。こんなワールドでいいんでしょうか。でももう泣いても笑っても始まります。

Hさんをピックアップして、伊勢湾岸道に入る頃にはすっかり夜が明けました。渋滞も無く、順調に海南インターに到着。カートップの長距離ドライブでハルが汚れるので、現地でバフがけをすることに決めていましたが、ドタバタしていてコンパウンドを忘れてしまいました。Oムラボートオススメの、「3Mのダイナマイトカット細目」をHさんが入手してくれたんだけど。
インターの近くにコーナンがあったので、そこに立ち寄って代用のコンパウンドなどを仕入れ、いよいよマリーナシティーに到着です。

O坪デザイン協力のもと、広報担当分として苦労して作った巨大看板が、セーリングセンターの入口に鎮座しています!なんだか不思議な気分です。今までみんなで準備してきた大会がいよいよ始まります。色々なことがあって本当に大変だったので感無量です。期間中もきっと色々なことがあると思うけど、それでも選手として参加できるのはとても幸せなことです。そして、色々ありながらも、理事として最後まで脱落せずに、みんなと一緒にここで開幕の時を迎えられて本当によかったです。周りの皆さんに本当に感謝しなくてはいけません。

到着するとお馴染みの顔ぶれや、懐かしい海外勢に迎えられました。わたしにとっては2003年以来のワールドです。ウドさんクルーのヤンさんと会うのは、2001年のウィツタブル以来です。Timもマユミさんもいます。ビクトリアで会ったガイ&マリーとも再会。楽しくなってきました!(≧∇≦)

フネをおろしてひっくり返し、ボトムを水洗いし、バフがけの前に1000番のペーパーをかけました。それから2基のバフがけマシン使って、一気に磨き上げました。顔が映るくらいにピカピカです。それから洗剤で油分をしっかり洗い落として水分を取ったあと、親水性をよくするコート剤で仕上げて完了。


パーツ類も一通り新しくなってどこにも不安はなく、使い勝手も格段によくなりました。昨年、Hさんをひっぱりこむまでは、自分のフネがここまでピカピカになるとは思っていませんでした。女って、ホントこの手の事はダメなので、とても感謝しています。

午後3時すぎ、チャーターボートの抽選をやっている隙に、バラストをセットしていざ計測へ。ここ数ヶ月頑張って増量キャンペーンをしてきたけど、最後の詰めが甘くわたしは約束した目標体重に1kg弱届きませんでした・・・。(Hさんごめんなさい)。フネの分3kgも合わせて10.8kgの特製固定バラストで余裕があるはずだったのに、350g不足でした!なので、1kgの平たい鉛を半分に切って追加してボルトで留めて再計測。ふー。


Hさんがフル艤装の重力中心を計算してくれて鉛を型で溶かして作った特製バラストです。

やれやれですが、計測も無事クリアしたので、ハーバーを後にします。買出し、夕食、お風呂と済ませたら、流石に超グロッキーになってしまい、早々に就寝となりました。

Saturday, September 12, 2009

Typhoon 11号

8月30日(日)またまた赤旗

まぁ、うすうす気づいてはいたけど、またまた台風がまっすぐこっちへ向かってきています。海はまだ荒れてはいないケド、ハーバーは赤旗。

ワールドまであと3週間。ここまで来たらもう開き直りです。だって、1回や2回でそんなに上達なんてするわけないので、焦っても仕方ないです。とにかく心配事をなくして、フネを完璧に仕上げて、あとは気分良く楽しくやるだけです。

バングをワイヤーからスペクトラロープに変更したら、今まで気にならなかったけど、ブロックの重みで垂れ下がるのが急に気になるようになってしまいました。せっかくスペクトラに変えたので、ブロックもハーケンのエアブロックに交換。HさんやコマPやUさんのせいで、わたしもだんだんオタクっぽくなってきました~。女オタクです~(^_^;)。
この、穴がいっぱい空いているエアーブロック、重さは従来の半分以下なんだそうな。フリーにしていてももう垂れ下がらなくなりました。

シュラウド。色々考えてRCBはやめました。新しいモールドのフネと違って、トラック取付部分が斜めになっている旧型のフネへのレトロフィットは、片減りなどの問題が指摘されているみたいです。1つ前のルール改正でOKになったターニングブロックを付けて引きやすくするだけで十分という結論に至りました。

バラストは・・・。壮大な計画です。10kg程積まなければなりません。バラストの位置とカタチを決めるために、Hさんが重心を計算してくれました。実際に両側から二人で持ち上げてバランスが取れる重心は、ベアハル状態でトラベラーカムのちょっと前くらいでした。それからマストとセイルの重量を入れて計算すると、センターケースの後端くらいということになりました。クルー重量ももちろんあるけど、体重なんてお尻を5cmずらすだけで重心を調整できるので、バラストはあくまでもフネの重心にあるべき、なんだそうです。

今頃バラストを準備してるなんて笑われそうですが、わたしはバラストについては気にしないことにしました。忘れます。だってもう気にしても仕方ないし、もし90kgの人と乗ったら、バラストなんかよりもはるかに重くなるわけなので。。。それに、Hさんのハイクアウトはわたしなんかと比べ物にならないくらい効くのでー。(^o^;)

またまたグレードアップ

8月29日(土) 最後の理事会&整備

本日は、ワールド前最後の理事会。これは絶対に欠席できないので、めっちゃ早起きして朝練して、11:30の湘南新宿ラインに乗って青山へ戻る!、、、、という強行スケジュールを計画してましたが、結局、大会パンフレットの原稿作りが目処立たず、徹夜になってしまい、、、早起きどころじゃなくなってしまいました。はー。何やってるんでしょう~。

Hさんにごめんなさいして、今日は整備をやっていてもらうことにしました。
夕方連絡をしたところ、今日の整備の成果は以下のとおりでした。

・パクっと割れていたガンネルのグラス補修
・ボトムのベーラーネジ穴のパテ梅、じゃなくて埋め
・ボトムペーパーがけ 400→600→1000

あとはバフがけ~。フネは新艇みたいにどんどんピカピカになっていきますが、腕の方が全くついていけてません(泣)。

Typhoon10号

8月10日(月) 赤旗・・・

夏休みは3日連続の激練!の予定だったけど、急に発生したゲリラ台風10号がズンズン関東に接近中!本日は、赤旗でした(T_T)。
残念だけどこればっかりは仕方がないです。時折強い雨が降るので、外での整備は無理です。

まずは屋内でNew Sailを広げて、テルテールの毛糸の位置を変更変。Hさん曰く、オリジナルの毛糸の位置は上下の毛糸がちょっとずれていて乱れやすい位置についているとのことなので。今使っている練習セールもずらしてあるので、それと同じように付け替え。

あとは、バングのワイヤーがバレてきたので、これを機にスペクトラのロープに変更。スプライスをしてシンブルを取り付けて完成。それから、Newタイプの鋳物一体型のラダーストック。中のテープが剥がれてラダーブレードにこすれてしまうので、きれいに剥がして張替えし、上げ下げの締め具合を調整。ここまでやって、本日の整備は終了~。夏休みはなんかペケだったけど、レースが良かったのでまあヨシとします。

葉山エメラルドセーリングカップ

8月9日(日)軽風レース

夏休みの2日目は、エメラルドカップに参加することにしました。
風が吹きそうにないので、草レースになんて出てないで残りの整備をすべきか結構迷いましたが、ユル目のオープンレースでも今のわたしはレースの経験を積むことが重要!と思って出ることにしました。頼りない風だけど、まぁ走れるくらいは吹いています。

もう、時間が経ってしまったので詳細は「おもてブログ」に書いたから端折ります(^_^;)。このレースは夏休みのオープンレースということもあって、色んな艇種がゴチャゴチャと46艇!あれよあれよと大きく膨らんで出てしまう大衆心理的ゼネリコ2回。位置取りも必死です。毛根から脂汗が噴き出してきてすでにグッタリ~。
3度目のスタートはキレイに決まり飛び出しました。加速の良いテーザーは簡単にスタートで頭を出す事ができてホント楽です。スタートが決まればずっときれいな風の中を走って、ゲームメイクも自由自在です。でもテーザーだけのレースだったらこうは行かないことを肝に銘じておかなくてはなりません。46艇中着順はシングルぎりぎりくらい、テーザーではM猿、U-ske、NJマンに続いて13艇中4位なので上出来ですッ!

そしてそして。第2レースはサプライズでした。いや自分で驚いてても仕方ないけど、でもやっぱりびっくりです。1カミを3番で回ったあと、2カミでスプリットしたら次のミートで逆転し、なんとそのままテーザーでトップフィニッシュです。あーびっくり。
冷静に分析してみると、やっぱり風が弱いとハンドリングミスが出にくいので、ボートスピードに気をつけてフネさえ滑らせていれば、Hさんがスーパーコースを引いてくれるのでバッチリなのでありました。

第3レースも同じような展開だったけど、残念ながら最後の上りレグで右艇団にやられてブレーキ。でもまぁ6位ですからこれまた上出来。テーザーだけで集計すると総合13艇中3位スゴーイ。

ハーバーに戻ったら強風番長NJマンが、わたしフネのベロベロに伸びてノンショックコードになったショックコードを見て、「こんなヤツに負けたのかよ」と舌打ち。ひひひ。

表彰式では、レディース優勝とやらでメダルとかキタムラの大きな旅行カバンなどをゲットしましたが、でも一体、女性ヘルムって何艇居たのよ?って感じです(汗)。まぁ、おミソの賞だけど、こんなことは滅多にないのでありがたく頂いておきます~。

今日は、いい日でした。我ながら、かなーーーーーり、単細胞(-_-;)。

Tuesday, August 11, 2009

汗だくデー

8月9日(土)猛暑の中、整備&計測

ロアマストの素管を買ったら、ロアマスト・コンプリートになって戻ってきました(^_^;)。Hさんが某マスト屋さんT社にて作ってきてくれました。カンペキです。プロの仕事です~。ありがとうございます!!

お財布はかなり痛かったケド、もうそれは言っても仕方ないので忘れる事にします。黒光りする新しいマストです。ついでにダイヤモンドステイを交換、ステンレスの重たいスプレッダーも最近のアルミ製の一本モノに交換、カニンガムクリートもスイングタイプを新調し、傷んでいたトップマストのシーブも新品に交換。ハウンドデッキ長もクリアできるようにスリーブとボルトの位置を調整してくれました。これで、ワールドに向けてかなりアップグレード。

この日は葉山フリートのワールド向け計測日です。バウのUボルトを交換し、スペクトラロープで作ったメインシートストロップを付けてから計測。全てクリアできる値だったけど、フォア長だけはもう少し調整したいので、それ以外にサインしてもらい、フォア長は調整後に再計測してもらうことにしました。(計測の後にいじったら無効となり再計測が必要なので)
今日はデジタルの重量計があったので、ハル重量も予備計測しておきます。今まであまり精度のよい秤で量ったことがなかったので。ベアハル+コンパスで65.2kgは満足な数値です。

お昼の後、懸案だった大仕事、セルフベーラーの交換にとりかかります。先端が部分がわずかに反っていて、長時間走っているとじわーーーっと水が染み入ってくるし、なによりも水面下が抵抗になるので、思い切って排水性能抜群の大きいタイプに付け替えることにしました。


まずは墨出しして、、、


ジグソーで穴を広げて、やすりで微調整、、、


ピッタリに面出しをして、コーキングしてネジ止め。あとはネジ穴や隙間にきれいにパテ埋めすれば完了です。

書くと簡単ですが、エラい大変な作業でした。
(主に、Hさんが・・・ですけど。汗汗)本当に汗びっしょりになり、作業が終わったのは暗くなる寸前でした。我がチームはワールドまでウエイト増量キャンペーン中だけど、今日の作業はかなり消耗しました~。


取り外した純正のベーラーです。長い間おつかれさまー。

試しに水入れてはじめてのお通じをしてみました。サイズが大きくなったので渦巻いてガバガバ出ます。これは、かなり効くはずです~。やったー。
パテ埋めはまた後日。これで取りあえず明日のレースに出られます。ふー。
 

Tuesday, July 21, 2009

西日本選手権2009-②

7月12日(日)どん底。

えーと。レースの事を詳細に書くつもりはないのですが、書かないと前に進めない気がするので・・・。
イケてないけど、まあ普通に1レース目を終えて2レース目。中盤を走ってたけど、マーク回航で色々あって。2カミでHさんとちょっと口ゲンカのようなものをしてしまいました。で、最悪なことに、左一本口ゲンカしてるうちにオーバーセール。お互い一生懸命やっていて、生身の人間なんだからしょーがないっす。でも。普段、人と口論なんて殆どしたことなくて、しかも超メンタルが弱いわたしが、そのあとちゃんと走れるはずもなく・・・。風もあがってきてすっかりビビってるし、お互い無言だし、もぅ殆ど半泣き状態でフィニッシュ。

もうこういう精神状態じゃとてもレースになんてならないし、それまでも色々やらかしたので、もう無理、できない、これ以上やったら人に迷惑かけるかもしれないし、とHさんに泣きついて、最後のレースはヘルムをチェンジしてほしい、ダメなら帰る、などと子供じみた事を言ったのでした。アホみたいだけど。でも。ほんともうイッパイイッパイで。

でも。色々色々話して諭されて、結局半泣きで最後のレースも自分でやることになりました。8ヶ月前、なーんにもできなかったわたしが、一念発起して頑張って練習してレースに出て、そりゃそんなに何もかも順調に上手く行くはずもないし、壁だっていっぱいあるし、弱気だからすぐに諦めたり逃げたりしたくなるけど、そういう事を乗り越えて、いつかはブレークスルーして行かないと、いつまでたっても先に進めないでしょ、と言われ。そのことが心に響いて、やっぱりここは絶対に乗り越えなくっちゃと思って、最後まで走ろうと思ったのでした。

そんな、心の中に起こった色々な事を、神様は知ってたのか知らなかったのかよくわからないけど、気を取り直して何とか頑張ろうと思った矢先に、わたしはスタボ艇に突っ込んでしまい、結果、日本で一番新しい大切な新艇にダメージを与えてしまい、揃ってリタイアする事態になってしまいました。

壁を乗り越えようと決めて、頑張ってレースを続けようとしたのに、結果的には、やめて帰っていたほうがマシだったということになってしまいました。

この事態について、わたしは一体どうやって気持ちを整理したらいいのか全くわからなくなってしまいました。その後の一週間は、言うまでもなく何も手につかないくらいどんよりしてました。なのに、相手艇のお二人は落ち込むわたしに気さくに接してくれて、本当に申し訳なくて情けなくて、もうどうしたらいいんでしょうって感じです。

一週間経って、相手艇の修理が終わったと連絡が来ました。メールの最後に、頑張って続けて欲しいと書き添えてありました。ありがたくて救われました。そして、こうやって色々な人間関係の中で、人と関わりながらテーザーやってるんだなぁと実感します。そうじゃなければきっと続けていないし。レースで良い成績をとる事も価値のあることかもしれないけど、わたしにとっては、それより大切な事がたくさんあると思ってます。ウジウジしてないで、前に進まないといけません。

壁、ひとつ乗り越えたかな。
 

テーザー西日本選手権2009-①

7月11日(土)芦屋入り。

夜通しドライブして芦屋へやって来ました。料金所でETCゲートを通過すると、本当に1800円チョットと表示されカンドーしました。ちょこっと走った大都市圏部分を入れても、あ~ホントに1000円+αで来れるんだ~。
午前中爆睡して、昼にハーバーへ。まずはフネおろし、お借りするロアマストを受け取ります。いつもと違うマストでセッティングも違ってくるので、サクサクっと艤装して練習会に合流したいところですが、ここでトラブル発生。マストを立てようとしたら、マストステップのピンの形状が違ってはまりません~。仕方ないから折れたマストからマストヒールだけ外して付けて使おうと試みますが、大した道具を持っていないため取り外せませんー。途方に暮れてY澤御大に連絡すると、お借りするマストの艇は、ワールドでチャーターに出す準備をするため、いずれにしてもマストステップを交換する予定とのこと。よって最近のマストステップに合うように、いずれマストヒールの穴を拡張することになっているため、加工してOKとのことで、事無きを得ました。ふー。よかった。

でも。結局15時を過ぎてしまい、風もかなり弱く、とても練習会の海面までは辿り着けそうにないため、橋の手前の海面で艤装の確認やロールタックをちょこっとやって終わりにしました。でも、一応乗れたし、借り物のマストで走ってみて心配事もなくなったので◎。明日のレースもお天気良さそうです。

Monday, July 6, 2009

ディスマスト

7月5日(日)練習#19

朝はベタでした。なのでちょこっとパーツ交換など。メインシートがほんの少し短いので、真横まで出して十分な掴み代があるように交換しました。太さは同じ8mmだけどメーカーによってやっぱり太さが違うようで、以前のは見た目10mmに近いくらいだったけど、今度のは見た目も8mmです!出にくかったオリジナルのメインブロックは晴れてハーケンに交換。わたしのメインシートは5倍なので、いつも上マーク回航で出にくくてつんのめります。これで少しはスムーズになるといいんだけど。

11:00すぎにドックアウト。すぐにデラさんのコース練習に混ぜてもらいます。スタートラインゆったり目なのにあんまりいいスタートができません。シモマーク回航は相変わらず寒くて(T_T)、ちょっとしたことで簡単に抜かれるし、軽量なのに滑りもダメダメ。今日は(も)あまり気持ちよいセーリングができませんでした。

不完全燃焼なイケてないコース練習を終えて、みんなはハーバーバックしたけれど、まだ時間も早かったので、居残りでスピード練習に取組むことにしました。風は予報どおりにどんどんあがってきました。何となくちゃんと走れていない日は、気持ちにも余裕なく、まぁいつものことだけどすぐに若干ビビり気味に・・・。

クローズを、ニューカマーにして激走りの江ノ島の新艇S藤さんと合わせます。最初はダメダメながらも走っていましたが、その後急激に風があがり、わたしたちの体重ではメインをまったく入れられなくなってちょっともう走り比べどころではないし、無理っぽくなったので早々に帰ることにしました!

葉山へはランニング一直線。強風のランニングは、ダガーボードを差したままにしてウィスカーを上げた方がセールバランスが安定して恐くないことを最近知ったので(笑)かっ飛びながら帰ります。江ノ島Sさんチームはまだやる気マンマンで並走してくれてます。強風の吹き始めといった感じでまだ大波にはなっていないけど、風は10m/s超えてきてるかな。滑走し、あまりの速さに涙流しながら異次元ワールドに片足突っ込んでいたら、波の背中に突っ込んで急ブレーキ!ものすごーーいGがかかり、体が前へ吹っ飛んでいった瞬間、バキっと音がして視界がひらけました。気付けばロアマストがスプレッダーのすぐ上から真っ二つに折れてました。あぁ真っ青。

今日はうまく走れなかったので何となく不安がよぎったので無理せず潔く帰ることにしたんだけど、やっぱり不安な気持ちって的中するんですかねぇ。
わたしはオロオロしてたけど、Hさんが手際よくリグを外して整理してくれたので、セールも破かずにマストから抜くことができました。マストの破断面がものすごく触るとケガしそうなのでメインシートでグルグル巻きにして固定し、メインセールもロールしました。さぁ、次は安全に帰ることを考えなくちゃいけません。ジブのピークを一番後ろまで引っ張ってきてフットベルトのアイに結び付け、クリューにウィスカーポールをつけて真上に立て、簡単なジュリーリグができあがりました。幸い帰り道は追っ手なので舵が効くくらいのスピードはでます。葉山港の入口で練習しているユースの艇団に向かって走っていったところ、ほどなくしてコーチボードが気付いてこちらにやってきてくれました。スロープまで曳航してくださったので無事帰ることができました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

そんなわけで今日は大変な日になってしまいました。走りもイマイチ・・・というかイマ3くらいだし、こんなので本当にワールドなんて出られるんでしょうか~~~。はー。すっかり自信なくなりました。もともとそんなもん持ってないけどさー。

Wednesday, June 24, 2009

んー、壁。

6月20日(土) 練習#18

梅雨の晴れ間です~。
来週、プチ冒険レース「初島ダブルハンドヨットレース」にチャレンジする関係で、午前中はお隣の葉山マリーナでホビ号の整備をしました。なので、ちょっと出遅れて午後ドックアウトです。セールアップの際、メインハリのつなぎの細ロープが切れてしまいました(T_T)。長年ワイヤーハリが擦れていたためマストのエクジットの穴が酷く削れているからです。こうなる前にもっと早くスペクトラに交換するべきでした・・・。切れたのはメンハリそのものではなく、上げ下げ用のロープなので大したことないけど、横倒しにして通し直したりして更に時間をロスしてしまいました。

沖に出てみると、南の風8〜10kt。気持ちよいコンディションです。デラさん艇2艇とTiki号が練習していたのでさっそく合流。テンダーからの指示に従ってのセーリング練習です。こういう練習に混ぜてもらうのはとてもありがたいです~。
この時の走り比べは可もなく不可もなくといった感じ。でもあまり高さがなく、しっくり来ません。M猿が速く、フリーでも追いつけません。今日はどうってことないありがちなコンディションだけど、なかなかツボに入れられなくて難しい感じ。一度そう思うとなかなかネガティブな感じを払拭できないのはやっぱりメンタルが弱いから?
あとは、「せっかく丁寧に走ってたのに、ちょっとした拍子に当てすぎで高さをロスすることがあって、非常に勿体無い・・・」とHさんに指摘されます。むぅ。集中!!やっぱりメンタル面が課題かー(T_T)。

デラさんが撤収してからはTiki号と一緒に短いコース練習をしました。風がちょっとあがってきました。今日の走りの総括はこれにつきますが、風があがってから全くちゃんと走れなくなってしまいました。すごーく違和感。ガストで15~16kt程度なの>で大した風速じゃないのに、トラベラーをかなり落としてもヒールを殺せません。なんで????と頭の中がハテナマークで一杯になります。波があるのでのぼして逃がすと思いっきり失速してしまいどうしていいかわからなります。トラベラーを落とした状態からのタックはやったことないので難しく、毎回失速。こうなったらメイントリムに切り替えるしかないですが、そもそもなんでそうなのか納得できなくてすっかり混乱してしまいました。

今日のセッティングでいつもと変えた所は、ジブのクリューをさらに1つ上にしたことです。フットの深さというよりも、テルテールがどうしても上から先に乱れるので、最近1つ上を試しています。今日は風が弱かったのでさらに上にしてみました。あとは特にいつもと変えているところはありません。フルハイクになったら、いつもよりかなりリーチがタイトで走らせにくかったのかもしれないけど、問題なのはそれに対して応用がきかなくて、いつまでも走らせ方の切り替えができないことです~。頭ではわかってるんだけど混乱気味。それにクリューボードの穴1つでそんなに違うのかってにわかに信じられない気持ちがあり、いつまでも引きずってしまいます。

Hさんにヘルムを代わって試してもらいます。確かにいつもよりメインは結構逃がす感じなので、バングをきつく入れてキープフラットで走ります。気持ちをリセットして落ち着いてまた交代してメイントリムで走ってみました。ちゃんと落ち着いてやればそれなりに走れました。高さは相当低いけど、良いスピードの時も何度かありました。どの程度低いのか・・・VMGが問題。今度練習でGPSを積んでSOG(対地速度です)を見ながら色々試してみようと思います。

一度ダメだと思うと全くちゃんと走れなくなるというのは、本当にダメダメです。レース中にコンディションが激変したり、セッティングを誤ったなんてよくあることなので、その時の条件でちゃんとベストのセーリングをしなくてはいけません。あたま柔らかく!!
以前も同じようなことがありました。今日の走らせにくい感じは、前こてんぱんに走り負けた時の感じと似ています。テーザーってセッティング1つでこんなに劇的に変わるんでしょうか。わたしの場合、それにメロメロ要素が加わって更に影響があったと思うけど。

すごいことです。「何かをいじれば必ず答えが返ってくる、これこそがテーザーの真髄」だって、昔ジョー爺が言ってたけど。本当にそうだとしたら自分たちのウエイトとか走らせ方に合ったチューニングや、コンディションにマッチするセッティングでレースに臨むことがいかにダイジなのか思い知らされます。

なかなかそれを見つけ出すのが難しいんだけど、大きく間違ったままだったらどんなに練習してもいい走りをできるようになるのは気の遠くなるくらい遠い道のりってことになってしまいます。わたしはHさんに色々教えてもらいながら、いい時も悪い時も理論を実践でフィードバックできるのでとてもありがたいことですが。あとはわたしの腕だけかーーーー。

今日はうまく走れずに納得できなかったッス。チョット空回り。最近一進一退です。でも、超前向きに考えれば、そういうステージに入ってきたのかなって考えることにします。こういうことがあると、またまた知恵熱が出そうになって、月曜にはサギングがどうのとか、スロットルがどうのとか、かな~り変態っぽいメールをやりとりしたり、仕事中にメモ用紙を三角に切ってたわませてみたり、電車の中でハンカチを三角に折ってねじってみたりしている変態な日々です(^_^;)。

Wednesday, June 17, 2009

ロールタック沈。&Tiki号と。

6月13日(土)練習#17

今週は2連荘で乗ります。
強風波浪注意報が出ていてこのあと風があがる予報だけど、何故かベタです。最近ハーバーは注意報が出ていても闇雲に赤旗にはしなくなりました。黄旗はあがってるけど、気をつけるように言われただけでOKでした。いつ赤旗になるかわからないから急いで出ます~。

でも。ベタです。微風です。微風久しぶりなので調子狂ってしまいます。とりあえず沖出し。メイントリム、ボートバランス、そしてロールタック。体重差があるのでどっちがどの位置でどうバランスをとるか、、、ロールタックの動作など、じっくり確認します。で、色々やってるうちに、ロールかけすぎて下ヒールが限度を超え、足が、、、顔より上に来たと思った瞬間にバックロールエントリー(-_-;)。そのまま沈こいてしまいました。あぁあああぁあぁ。初夏の海水浴!まぁ沈も練習のうちということで。

午後からやっと風が吹いてきました。後半は、Tiki号と一緒にマッチの練習マークを拝借してコース練習です。
クローズ。風が少しあがり波が出てくると途端にスピード維持できなくなります。波がぁー。苦手ですー。波にも慣れてるはずの葉山ッ子なのに。オーバーヒールと上りすぎに注意です。当たり前ですスンマセン。Hさんにトラベラーの動かし方がまだ大きいと指摘されます。もう少し早めに小さくトリム。
夏の軽いシーブリーズで、風速の割には入ってもすぐに抜ける感じで安定しません。ヒールはするけどパワーはない感じ。どうしたらいいんでしょう。=乗り込むしかありません!長いクローズでは、高さは負けてるけどスピードは〇。互角かややリードくらいの場面もあったけど、向こうはアンダーだったので、バラストを積んでいないわたしたちは本当はもっともっとぶっちぎらないといけません。

ランニング。小さい波でもちゃんと使って加速するようにスピードに集中。しっかり前乗りする。ティラーから感じるリー/ウェザーの感覚を大切に。ジャイブ後の体勢は相変わらず不安定です。今回はウィスカーを先に返すジャイブを多めにしました。シーンに合わせて使い分ける感じですが、どっちを先に返すかちゃんと声をかけあわないといけません。軽風域ではウィスカー先の方が落ちついて出来るのでフネが揺れない感じ。
リーチング。これもランと同じで小さい波でも諦めずに乗るように集中します。プレーニングしないときはとにかくフラット、舵はブレーキになるのでなるべく動かさず、ツボに入ったら失速しないように集中。

今日のコース練習は少し長いコースだったので、タクティカルな実践的な事もきちんと考えて走るようにしました。Tiki号との絡み、カミ回航後の位置取りなどを意識。ランでは、スピード注意しながら最初にしっかり落としてインに入る、後ろを回った相手がラフしてもそれほど気にしない、かぶせられたら?離れるか、ジャイブ。こんな風に色々なことを話したり試したりしながら走りました。リーチングではもちろん後ろからのラフはケアですけど。こういう実践練習はとても有意義です。実際のレースでは常にこういうシーンの連続なので。

下マーク回航は相変わらずサブかったです(-_-;)。あまりに酷いので、最後キレイに決まるまで居残り練習でした~。
今日は、ちゃんとしたマークと練習相手が居てとてもよい練習でした。久々の軽風が思いのほかダメダメだったけど、程よい長さのコースだったので、落ちついて、位置取り・コース・スピード・動作などバランス良く練習できたので◎。満ち足りた気持ちで15:45着艇。ジュージツした2日間でした。来週も、乗りますッ!

コソ練日和

6月12日(金)練習#16 (コソ練)

天気予報バッチリだったので、Y社の休業日に合わせてコソ練敢行!
朝からたっぷりの陽射しに心地よい南西風。このあと夕方にかけて14~5ktくらいまであがる予報です。今日は、当然単独練習なので前回の悪いイメージを払拭すべく、①丁寧にスピードを追及すること、②落ち着いて動作練習することをテーマに走り始めます。数時間前に、ここをU-ske君とコマPが朝のコソ練、略してアサコソをしてたみたいです。

今日は、最初は軽風だけどタイトなセッティングのまま出て来ました。軽量チームなので一日のうちに変化する風域を考えると、順風域に軸足を置いた方が良さそうです。なので、ある程度の軽風でもこのセッティングでパワフルに走る練習をした方がいいのかも。

クローズ。スタボへのタックの方が〇です。ポートへのタックは体勢がスムーズに行かず。情けないけどまだこんなレベルです。恥恥。無理に同じように持ち替えなくても体が自然にやりやすいようにやることにしてみます。タックの精度の方が100倍重要なので。コマPやU-ske君の言うところの「一段高いレーンへ乗るタック」これはまだできそうにありません。もう少しあとの課題。今はやや落としてから合わせる感じ。航跡を見ると若干膨らんだ弧を描いてるけど、うー。今のレベルではフネを止めないタックで精一杯です。
レイラインは、距離にもよるけど後ろ側から振り向いてOKと思った所がだいたいジャストな感じ。デッキのテープだとどのくらいか、見るクセをつけるようにします。だんだん風があがってきました。フルハイクになってきたら、今取組んでいる 「究極のドライブモード」 の練習です。フルハイク、フラット、細かいトラベラトリム。良いスピードの時はシモからジャバジャバとウェイキが見えます。

360度回転。これもアサコソしている二人の真似っこしてみました。オーバーセールしないよう、ギリギリのレイラインを追求して、もしマークタッチしたら360度回ることにします。これは我ながら酷いー。もう少し小回り、ロールをかけて回るよう心がけます。

上マーク回航。レイに乗ったらメインシートに持ち替える。この時オーバーヒールしないよう注意。トラベラーカムにもたついたらとりあえずHさんにお願いすることにします。軟弱ですが、レースはチーム力なので~。あはは。
非力なわたしはメインのテークルが5倍なのでベアするときにとっても出にくいです。少し出したらあとはブロックの上から掴んでヒッチャキになって送り出す感じ。

下マーク回航。相変わらず「ホリブル」です(T_T)。クローズの角度が一発で決まらないのは、回り始めるときにマークに対する風向をちゃんと意識できていないからです。何度回っても最後だけふくらんじゃうのは回り始めてからクローズまでが緩慢すぎるから?回航前にポート側のトラベラーのかけ忘れも何度か。スタボアプローチのジャイブラウンディングも鬼門。むぅ。

でも、全般的に今日はマイルドな軽風~順風で気持ちよく走れたので◎。コース練習(とは言ってもタコ壷マークだけど ^_^;)、スピード練習バランス良くやりました。ワールドでもこの風域がたくさんあるといいんだけど。16:30着艇。いっぱい乗りました。

Tuesday, June 2, 2009

メンタル・フィットネス

5月30日(土)練習#15 ダメ出しー。

今日はO谷氏を講師に迎え、江ノ島で協会の公式練習会をやっています。でも我がチームは時間的にどうしても都合がつかないので、いつもどおり葉山で練習することにしました。その分充実した練習にしたいと思います。

・・・なのに、朝、横浜新道は玉突き事故の影響で大渋滞。第三京浜から横浜新道に続く切通しみたいな狭い二車線にビッチリの渋滞。そこに事故処理のパトカーや消防車までもがやってきて、通すのにエライ大変な思いをしました。やっとこハーバーに着くと急に雨。仕方がないから先にウエットに着替えることにします。でも着替え終わる頃には明るくなってました。ついてるのかついてないのか、よくわかんないです。

出遅れてしまいましたが、11時少し前にドックアウト。北東の軽風6~8kt程。時々フルハイクになるけど、順風と呼ぶにはちょっと物足りない感じ。ここ最近ずっと、ちょっとビビるくらいのイイ風での練習が続いたので、そう感じるのかもです。

一週あいてしまい、二週間ぶりの練習なので、いつも走り始めはしっくり来ません。慣れるまで短いニ往復をしたあと、SONYさんのコース練習に混ぜてもらいました。デラのY本さんも一緒です。今のわたしが一番ダメなのは、こういうバタバタした短いコース練習です。ボートハンドリングに難があるからです。でも頑張って克服しなくちゃいけません。

スタート練習。
どうやったらフネがちゃんと止まるか。でも完全に止めないように気をつけなくちゃいけません。いつでも走り出せるように。何度かは抜きすぎてノーコンになりHさんに逆ジブを懇願する羽目になりました。テーザーは軽くてヘルムはスカスカです。自由に操って位置取りできるようにたくさん練習するのみです。でもその前に、どういうスタートにしようか明確な意志を持つ訓練が必要です。なんとなくズルズルと成り行きで出て行くだけになってしまいます。あと、間に挟まれた時もどうしたいのか中途半端な判断になって頭が引っ込んだり。スタート後の初速もまったく足りません。ラインに並んで位置取りするのも苦手です。トホホです。このスタート練については、Hさんにかなりダメ出ししてもらいました。しょぼりーん。

コース練習。
レース形式になると途端にドタバタしてちゃんと走れなくなります。Hさんからの叱咤激励にもワラワラしてしまいます。まったくもって精神が未熟です。
失速した時、すぐに体勢を立て直して早く走り出せるように。いつもどうしていいかわからなくなって余計に舞い上がります。トラベラー/メインの切り替え、乗艇位置、ハイクアウト、タック、ジャイブ。いつもスピード練習でやっていることを、短いコース練習の中でもいつもどおり丁寧に実践していく必要があります。ドタバタ回るだけになっていたら練習の意味がありません。しょぼりーん。

わたしのあまりの酷さに、Hさんも閉口気味。あんまりいい雰囲気でコース練習を終えることができませんでした。(T_T)まだ時間が早かったので、スピード練習にとりかかるけど、どうしてもトホホな気持ちを引きずってしまい気持ち良くセーリングできません。あ、そうだ、お腹が減ってるからかもしれません。ヒーブツーしてお昼を食べながら、モヤモヤしていることをぽつりぽつりと吐き出します。わたしは、未熟な自分がドタバタしてヘボを露呈するのは当然としても、セーラーとして立派な実績があって立場もあるHさんまでも巻き込んで、レースで最低な成績を取るのが忍びないといつも心のどこかで思っているので、失敗してダメ出しされたりすると何となく萎縮してしまいます。でももしかしたらそれは単なる自分の見栄かもしれないと思ったりもします。

Hさんはそんなことは最初からわかっていて、それでも根気良く練習に付き合ってわたしを引張上げようとしてくれているので、こんな風にわたしが凹んでいたらやる気も半減かと・・・。反省。もっと精神修行が必要です。そして、もっと明るく素直な気持ちで取組まなくちゃいけません。
気を取り直して、練習のつつき。Hさんからのマーク回航居残り特訓令が発令されたので、(^_^;)超短いカミシモの蛸壺でバターになるまでグルグル練習をします。特に、下マークジャイブラウンディングが酷い~。やーん。がんばります~。

本日のまとめ。舞い上がらない。凹まない。引きずらない。明るく素直に。
ショートコースの練習は、今のわたしに最も必要な練習だけど、それだけで終わってたらやっぱりダメですね。セーリングの感覚はすぐに鈍ってしまうので、スピード練習も必ずやりたいです。どんなに上手くマークを回っても、ボートスピードがなければレースでは勝負にならないし、広く風の傾向を読む感覚も必要だと思うので。
あとは、やっぱり精神が未熟であるからして、毎回前向きないいイメージで練習を終えられるように意識したいと思います。最後に一往復きれいに走るとか。凹んだまま終わりにしない!

海の上での練習と、メンタル・フィットネスもがんばります。

Thursday, May 21, 2009

リーチング、ちょっとだけ進歩。

5月16日(土)練習#14

2連荘で練習。今日はくもりで少し寒いけど、相変わらずいい風が吹いてます。ヨットの神様が「おまい、もっと練習せよ!」と風を吹かせているのかも。アリガト神様。

前日と同じようなフルハイクの南風。
クローズ。前日より少し滑る感じ?楽に乗れているような気がするけど何が違うんでしょう。2日目だから?ツボにも入れやすく気持ちよく沖出しします。昨日より波が若干小さいからかもしれません。前日と変えたところは、ジブハリテンションを少しきつめに、ダガーも少し上げ気味、ジブシートも少し出し気味。VMGがどうなのかは走り比べしないとわからないけど、滑っていると感じることは悪いことではなさそうです。

タック後の加速がダイジ。少し走って体が慣れてきたのでクルーと動きを合わせることを意識します。同時に座ってヒールを一気に起こす。当たり前ですが・・・(汗)でも風があるとドタバタしてしまいなかなかイメージどおりに行きません。今後の重点課題です。

困った事に、またトラベラーが固くなりました。出す時キーキー鳴る。特にポートの時。もう一度分解してチェックが必要です。

リーチング。前日より少し波が小さいけど時々乗れる波が来ます。そして加速には十分の風があります。昨日は波にさえ乗ればフネは勝手に走り出す感じだったけど、今日は波が小さい分もう少し丁寧にハンドリングする必要があります。舵を大きく切らないよう、メインと舵と両方を少しずつこまめにコントロールすることを意識して走ります。昨日より長ーーーく速ーーーく走れる場面が何度もあってこの点はかなりの進歩です。爆走中、Hさんは「イイねぇ~!」と歯を見せてますが、わたしは顔を引きつらせてもうイッパイイッパイです。相変わらず若干ビビりながらの「コワ楽しい」って感じだけど、早くこの壁をブレークスルーしてトランス状態で爆走を続けられるようガンバリマス。

以下、課題とかインプレッションとか。
★波のピークを見ながら波の背中を追いかける。背中に乗りそうになったらラフして距離を保つ。(←当たり前ですねスミマセン)
★波から落ちて失速したとき諦めない!すぐにラフして速く走り続ける。
★風が抜けたときのアンヒール注意。
★加速して後ろ加重にするとティラーさばきが難しい。持ち方変える?
★ジャイブした後、即加速できるよう意識する。いつも一旦休む感じになってる。
★ジャイブ後の風に対するヘディングを意識する。(ジャイブする前にコースを目視する)
★ジャイブ前に後も見て風が来てるか、波が来てるか確認。
★ジャイブしたらヒールコントロールと一引きのパンピングで一気に加速。
★メインの出しすぎで失速してることがあった。
★ブームの出る位置をだいたい把握する。テルテールもよく見る。

カミマーク回航。カミ→サイドの回航は少しオーバー目でも一気に加速しておろせばそれほどロスではない感じ。波を見ながらの初速をダイジにしないといけません。こまPの言うところの最初のテイクオフが決まれば一気に前に出ることができます。逆にここをミスると一気に置いていかれるということですが。

途中フリートレース中のマイコチームにミートして手を振ります。知ってる人がいっぱい乗ってて恥ずかしいっス。葉山の海はフツーにオリンピックセーラーだらけですね。スゴイことです。

今日は、順風での動作練習をたくさんしました。Hさんがひっきりなしにハンドリングやテクニックについて教えてくれるので、意識レベルという意味では1つ上のステージに入ったかもしれません。でもまだ実際のハンドリングはお粗末なものです。意識レベルだけじゃなくて、実際の走りのステージもあげられるよう、短い時間でも集中して濃い練習をしていきたいと思います。

15:30着艇。2日間最高のコンディションで練習できてラッキーでした。明日起き上がれるかなぁ。

Wednesday, May 20, 2009

コワ楽しプレーニング

5月15日(金) 練習#13(コソ練)

コソコソっと練習。ココに書いてたらちっともコソ練じゃないけど(^_^;)

朝からスバラシイ風です。南の風15~16kt。時々18~20ktくらいのガストがガツンと入ります。冬の間ずいぶん赤旗でスポイルされたけどここのところ急ピッチで挽回してます!!

朝、艤装していると、470のメダリストのSさんがやって来ました。ジョー爺に、テーザーワールドに出たら?と言われてるとのこと。「前向きに検討してくださいね~」とプッシュしておきました。平日ということもありもちろんテーザーは居ないけど、ウインドのナショナルチーム?ぽい人たちが合宿なのか?集まって練習してます。少し波が出始めていて苦手な感じのコンディションなのでしっかり練習しておきたいです。

クローズ。走り始めてもなんだかスピードがしっくり来ません。ツボに入れるのが難しく走りにくい~。タックは、ちょっと風があがった途端に、情けないけど失敗と成功がまだ半々くらいなので死ぬほど練習が必要です。波の越え方は言葉ではよく言い表せません。とりあえず感覚的にソフトランディングになるよう舵を使ってみます。でもおとしてばかりいると高さを失う一方なので、波の間ではちゃんとのぼす事も意識しないとダメですね。

テルテールは波で乱れるのであまり合わせすぎるとスピードをキープできない感じ。Hさんからは、細かい波すべてに合わせては走れないので、とにかくスピードを失わないように。とのアドバイス。小さい波は船首のVで切り裂くイメージ?

本日、ジブクリューは1つ上にしてます。フットが十分深くていい感じ。ジブリーダーもやや出しです。でもたまに滑っていないと感じることもあります。波が、、、苦手です。和歌浦の波も葉山と似ているかなーと思います。海風とともに沖からやって来るある程度波長の長いうねり+割と規則的な波。そして海風が長く続くともっともっと高く強烈になってきます。猛練習!コンクリートの護岸や防波堤に囲まれている稲毛や芦屋は、えぐれたような不規則な三角波が立ちますね。こっちはもっと苦手です・・・。夏のシーブリーズをたくさん乗り込んで、苦手克服したいものです。

リーチング。十分にプレーニングできる波と風速です。以前よりはだんだん良くなってきたけど、プレーニングをもっともっと持続できるよう練習。それでもたぶん、今までで一番速く長く走れました。プレーニング最長記録を更新!メイントリムの腕がきつい~。レースで1レグ持つのか心配。この風と波だととにかく必死です!!若干ビビってます!!コワ楽しい~(≧∇≦)!!!

後半は、マークを拝借してクローズ&リーチングのショートコースの練習をします。
カミマーク回航。レイに乗ったらすぐメインシートに持ち替える。だいたいタックの時にメインシートがどっかにいっちゃってるから、どうしたらヒールしないで上手く手元に持ってこれるか?みんなどうしてるのかな?あと、非力なわたしはメインのテークルが5倍です。回航時にメインシートが出にくいので、スムーズに出せるよう繰り返し練習が必要。

シモマーク回航。常に風向を意識する。波を見てマークの真横がどこなのか(どこからラフし始めるか)をちゃんと見極めないといけません。まぁレースの時はコースが決まってるし他艇がいるのでわからなくなることはまずないけど、フリーで走ってる時は細かな風紋を見て常に風の方向を意識するように心がけます。
回航後、順風以降ではクローズに入ったらまずメインのリーチテンションを決めたいので、回航前にトラベラーを少しおとしてプリセットしておくことにします。そうすればブローが来ても慌てずにリーチを決めてトラベラートリムに入れそう。

なんかコース練にくたびれちゃったので、無理しないことにしてちょっと早いけど15:00着艇。

Tuesday, May 19, 2009

黄金週間-②

5月1日(金)練習#12 またまたイイ風。

午前中はまたベタの予報です。でも前日同様午後はイイ風になるようなので、またまた整備。

★ガンネル剥離修理
割れたパテをカッターナイフできれいに掻き出して、ハードナー+樹脂を絡めたグラスのマットをヘラで突っ込んでガッチリとクリップ。硬化の直前にはみ出したグラスをカッターで削り落とし、またクリップして硬化を待ちます。気温高くカラカラだったので昼にはバッチリ固まりました。

昼過ぎ出艇。はじめは南の風10~12ktほど。昨日ほど波ないけど、天気良く風もバッチリあって練習日和です。

クローズ。前日同様にタックを多めに練習。順風下ではタックの時トラベラは掴むだけでOK。あ、今、フネ走ってる!と感じる時が何度かあったのは収穫です。トラベラシーティングもこの風域なら特に問題なし。但しガストでブームが出すぎるようになってきたらバングを入れ始めるサインです。ハリヤードを交換してメインが目一杯あがるようにしたので、少しシェープがきれいになったような気がします。ハイクアウトもしっかりしなくちゃいけません。バックウィンドは気にしない!

ランニング。あまりにティラーが重いと思って見てみたらラダーあがってました。ラダーがきちんと下がっているかどうかは、ダウンロープのマーキングで確認していましたが、マーキングまで引いたのに何故かあがっていました。ストックの付け根が2cmほど開いてたので先端ではもっとあがってます。軽くめまいがします。クラクラします。なぜってスプリングの時もこのマーキングの位置で走っていたからです。タックの度に滑ってティラーを離してしまったり、舵が重くてジャイブが恐ろしかったのはこのせい?んー。でも済んだ事を想像しても始まらないし、舵の重さで気付かなかったこと自体、宇宙規模でマヌケだということになります。マーキングをもう一度確認して、何よりも走り始める前にラダー自体をちゃんと確認しなくちゃいけません。

リーチング。最初はややアンダーでなかなかプレーニングはできず。波に乗れないときは蛇行せずにヒールを一定にしてまっすぐ走るよう気をつけます。そのうち乗れるくらいの波が出てきて気持ちよく走れました。パンピングは・・・イマイチ合いません。じか引きするには手が短くて体が中に入ってしまうので、余裕がある風域、特にランニングではHさんにやってもらうのも手かも。

その他に、720度練習、スタートラインを想定してフネを止める練習など。夕方になるに連れ少しずつ風があがってきて、最後は15~16ktくらいの風でした。前日より少し弱くて波もそれほどでもなかったのでビビらずに乗れました。ワールドで、このくらいの風希望!!ちょっと前まではこの程度の風でもビビってたけど、これくらいならだんだん落ち着いて気持ちよく走れるようになってきました。自信を持って練習を重ねて行きたいです。あとは混戦に慣れること。小技を練習すること。ビビらないこと。

16:30帰着。もっと乗りたかったけど時間切れザンネン!スプリング後遺症をちょっとは払拭できたかな。んー、我ながら単細胞。

黄金週間-①

4月30日(木)練習#11 南順風、波高め。

スプリングの恥恥をまだチコっと引きずってるけど、気を取り直して練習開始です。午前中はベタの予報なので、とりあえず整備することにします。

★トラベラーシート交換
エンドレスの結び目がカーとメインブロックの間にひっかかるので1本に。無理せず8mmダイニーマ。

★セッティング色々
マストステップワッシャー薄いものに交換。デルリンより固いのでマストをローテートさせる時にキューキュー言わなくてGOOD。その分フォアのテンション保つため、シュラウド半ピン詰めを今後の基準に。ダイヤモンドは、シートでテンションをかけた箇所で幅を正確に測って同じテンションになるよう調整。これで少し試してみることに。

昼過ぎ。気持ちよいシーブリーズが入ってきました!さっそく出艇。はじめは南の風10kt程のさわやかウィンドです。
クローズ。新しいトラベラーシートがちょっと滑るけど、そのうちなじんでくるでしょう。スプリングのメロメロぶりを反省し、いつもよりたくさんタックします。どちらかがコールをしたらすぐタック、というのを繰り返しながら沖出ししていきます。波があるのでスピード重視。上りすぎに注意。オーバーでもテルテールのカミぺらに気をつけます。波の処理も課題。順風のトラベラーは、だんだん慣れてきました。メインシーティングよりだいぶ楽ですね。

その後、風があがって20ktくらいのガストが入るようになりました。かっ飛びの風です~。波も大きくなって少々ビビりはじめますが、こうやってどんどん慣れていくしかありません。

ランニング。ローリングひどい。波舵が遅れて余計にローリングを大きくしてしまいます。舵は早目に当てて修正し、大きく動かさないよう注意。
リーチング。毎度の事だけど、波に乗っている時間をもっと増やさないといけません。波にきれいに乗れなくてフネが暴走してると感じると、急にビビってしまいます。フネを操っているんじゃなくて、フネに乗せられているような感じ。んー。もう少し頑張ります!

全般。しつこいですが、後半はちょっとビビるくらいのコンディションでした。でもちょっとビビるくらいが今のわたしにはちょうどいい練習です。だんだんキャパをひろげていきたいです。それから、ちょっと掴みかけた、上りのオーバーパワー時の「究極のドライブ・モード」を何とかものにしたいものです。

16:00帰着。単独のスピード練習だったけど、スバラシイ風で充実した練習でした。

テーザースプリング2009-③

4月26日(日) ・・・26位。

散々だった初日。そして翌日は南西の風が朝から吹き荒れて海はものすごい時化です。赤灯台の防波堤を越えて、大波がハーバーの中まで入ってきてます。絶対やらないだろうとは思っていたけど・・・、やっぱりノーレースでした。そして、この世の終わりのような、目を覆いたくなるような、おぞましい結果が、楽しみにしていたスプリングレガッタの最終成績として確定することになりました。33艇中26位であります。トラブルや荒天のために出場を見合わせたチームもいたので、走った中ではまぁ殆どビリということです。

全て、ダメ出ししました。今回いい事は一つもありませんでした。持ち合わせているたくさんの恥も、ぜーんぶかき捨てて、もう恥一滴も残ってません~~~!

吹っ切れたので、超オメデタイ性格に従い、かなりこじ付けではありますが、敢えて良かったコトだけを書き出してみます。

◎ボートスピードは別に悪くはなかった。
◎順風以降で封印していたトラベラーを最後まで使った。
◎恥かきまくったけど、一応経験積んだ。
◎最後まで走った。
◎真剣に沈起こしした。
◎VMGはわからないけど、オーバーパワーのクローズで思い切ってフラットにして走り、見たこともないウェイキとスピードの感触を得た。これは、フランクおじいさんの言うところの、ウインドワード・プレーニング?なの??ぽかった???

ふぇー、がんばりまーす!!
 

Monday, May 18, 2009

テーザースプリング2009-②

4月25日(土)の続き。 ひっくり蛙

トホホな気持ちで第2レース。カミからNJマンのお尻につけてラインに並んだところ、シモのT君に上り殺されてズルズルとNJマンのブランケ位置に入ってしまいます。NJマンに「シモぉぉぉぉ」と絶叫してラフを求めますが、何となくやりすごされてそのままスタート。あとで聞いたら「ずいぶん甲高い声のヤツがいるなあと思ってた」とのこと(T_T)(T_T)(T_T)。

ブランケだし、シモからは突き上げられるしで、どーーーしようもなくなりタック。完全に失速した状態で回頭しにくく、回しすぎたら一気に吹き倒されて。・・・沈。本日終了。・・・と思ったけど、起こさないことには始まりません。

ビーム広く、軽くて浮力が大きいテーザーは、短足オンナにとってはダガーボードにあがるのさえ一苦労。逆沈1回。ずいぶん時間かかりましたが2回目でようやく起きました。そして。誰もいなくなりました(T_T)。リタイヤしようかとも思ったけど、もう練習だと思って開き直って走り始めました。今までのわたしだったら、みっともないから止めようってきっと思ったんだろうけど、みっともなくても完走するほうがDNFよりもずっとマシという心の声に従って、頑張って一人旅することにしました。

しかーし恥ずかしかったですねぇ。レグ違いでミートするというのは。でもいいんです。今までずっとカッコつけてたけど、これが現実です。
ウィスカーポールのパロットピークをとめてたショックコードが切れて落水しかかったポールの救助を行ったり、メインハリとめてる小さいフックが壊れてメインハリをぶらーんと飛ばしたまま走ったり、1艇で走ってるくせに色々アクシデントありましたが、なんとかタイムリミットにはかからずにフィニッシュのプーがなりました。

まー。わたしはいいとして、Hさんにもこんな成績がついちゃって気の毒極まりないッス。でも頑張りますから9月まで付き合ってくださいッ!!

Sunday, May 17, 2009

テーザースプリング2009-①

4月25日(土)大雨レース

練習不足でチコっと不安なままスプリングレガッタの日がやって来ました。全日本に次ぐビッグレガッタです。今年はワールド前哨戦となるのでしょうか。あんまり考えすぎると緊張してカラゲロ・・・失礼(-_-;)、が出そうになるので、いつもの練習海面でいつものセーリングと思ってリラックスリラックス。

この週末は荒天が予想されてます。爆弾低気圧が関東に接近中で、それに伴う前線の影響で今日は大雨の予報。風は北が吹いているうちは大丈夫だと思いますが、南西になったらババ吹き必至です・・・。予報では北が少々吹き上がるものの、夕方まではデンジャラスな感じではなさそうです。明日はどう見ても大変な強風になりそうなので、たぶん今日だけがチャンスです。そしてレースコミッティーのみなさんの努力のおかげで、しばしのAPのあと赤旗の葉山港から出艇しました。あまりの大雨と荒天の予報に、出艇を取りやめる艇もチラホラです。

いつもスプリングレガッタは、新緑の緑に囲まれた葉山で初夏のセーリングを満喫できるのに、今日はおどろおどろしい天気です。せっかく関西からも遠征してきてくれたのにザンネンですねぇ。

風は、結構ブリブリ吹いてます。少し走ってみてビビりーちゃんが顔出します。でも。飲み込んでスタート。しかーし。この心境がそのまんまレース結果になりました。

第1レース。シモ有利だけど右展開を考えて無理せずに真ん中で出ることにします。なんとなくまわりに流され気味だったけど、普通に出ました。が、これはゼネリコ。続くスタートはかなり弱気で自らシットエアに入り込んでの二列目スタートで、Hさんに「こんなのじゃ全然ダメ!」と渇を入れられます。しょぼいスピードで更に頭が引っ込み、スタートダッシュしていく艇団にいきなり置いていかれました。ショボリーン。

気を取り直して右展開し、丁寧にシフトを拾って行ったところ、あんなにダメダメのスタートだったのに、1カミでは中盤まで回復。はぁーHさんのおかげです。スバラ。

でもせっかくいいコース引いてもらっても、今日はなんだか全てがドタバタです。タックでは滑ってコケるし、回しすぎたり回し足りなかったり。それでもフィニッシュ前まではそれなりに周りと抜きつ抜かれつ中盤を走っていました。でもフィニッシュの最終アプローチのタックでまたまたコケて尻餅つき、足が2本、、、完全に、、、天を仰ぎ・・・(-_-;)。はーーー。ポートへのタックでしたが、ティラーも離してしまっていたのでスタボにタックバックしてしまい、フィニッシュラインへ向かってくるポート艇と派手に衝突してしまいました。向こうは居るはずのないスタボ艇はノーチェック。こっちも避けるためのルームを与えていたかどうかはよくわからず。(終わってからお互いゴメンナサイで解決です)
で、ワラワラしてるうちに後続がどんどんフィニッシュラインになだれ込んで行きました。

あーぁ。凹むぅ。でもこんなもんだと受け入れるしかありませーん(T_T)。 ・・・2レース目につづく。

Wednesday, May 13, 2009

ウエット万歳!

4月18日(土)練習#10

桜が咲いてから花冷えが続いていたけど、やっとこ春がやって来ました!今日からウェットです。ばんざい!
出艇前に、次週のスプリングレガッタに備えメンハリ交換。ついにワイヤのハリヤードにサヨナラです。ばんざい!ワイヤで削れてしまったエクジット部分にヤスリをかけてすべすべにし、メインが一番上までちゃんとあがるように何度もストッパの位置を調整してフィックス。それから、オリジナルのジブテルテールはどうもきれいに流れる位置にないような気がして、ちょとだけずらした位置にも追加。(ジョナサン・マッキーも同じ位置に追加していたのを写真で確認~)

海上は南の風10~12kt程。前回よりややマイルドだけど、波のある中風域です。メインシートにマーキングをするためマジックをポケットに入れて出艇。今日は単独練習だけど、今まであまり練習したことないコンディションなので、スピード練習を丁寧にやることにします。

風向は安定しているのでリーチを決めてからトラベラートリム。バングをそれほど引かないようなコンディションでは、やっぱりメイントリムだけでは出す度にリーチが開いてしまうので。トラベラーの方が腕の方もだいぶ楽チンです。ただし波があるのでドライブ・モード。失速に注意です。ウエットの膝のあたりに、メインシートがブタ草かベルクロみたいにぴとっとくっつけばいいのにな。誰か作ってください~。

タックの時は、トラベラーシートは掴むだけでよい感じ。慌てて引くと失速してしまいます。タック完了して座ってからジブに合わせて上げて来る感じ?ここらへんは練習を積んでスピードに意識を集中しながらクルーと息を合わせていきたいと思います。

ランニング。バウの前の波を見ながら走る!気付くとバイザリーになってるときがありますが、スピードがあればバイザリーでもOKですね。ジャイブの前にトラベラーのカムがかかっているかもちゃんと確認。、

リーチング。プレーニングするかしないかの風速です。ある程度舵を使って波に乗るようにしますが、引いたメインを出すタイミングがなんか違う感じ?波に乗りかけておろすときにヒールしすぎだからとメインを出すと抜けちゃう感じ。そうするとついつい引きっぱなしになっちゃうので、結果やっぱりメイン詰めすぎ注意です。

全体的には単独練習だったので、他艇と比べてどうなのかはあんまりわかりませんでした。でも波がけっこうあり、あまり滑りが良くないと感じる時がちょくちょくあり。失速してからの回復も課題。もっともっと走らせ方の引き出しを増やしていかないといけません。みんなが楽に乗りこなすこの中風域は、ボロが出やすいかもしれません。次は是非誰かと走り合わせしたいッス。
 

Wednesday, April 8, 2009

土日練習② 格段の進歩

3月29日(日) 練習#9

朝からいい風吹いてます!のんびり朝デニしていたらソニーKくんUskeチームから呼び出しくらいました(ウソ)。手ぐすね引いてまってるらしい (^_^;)。でも一緒に走る練習相手がいるのはありがたいことです。

昨日のセッティングは、やっぱりなんぼなんでも固すぎだろう、ということで半ピン緩めます。これで、前回の負け負けの時より半ピン詰めの状態です。マストステップのワッシャーも交換しているので、フォアのテンションは+1mm分はあがってるはずです。出艇時、葉山港の風速計は北東最大12m、平均10mと表示されてました。でも出てみるとそれよりは今は少し弱めな感じです。風向こそ違うけど、前回の負け負け風と同じような風速なので、今日は凹まずに色々トライしてみようと思います。デラからもI川艇、Y本さんも出てきて、テーザーは4艇。みなさん速いので胸を借りるつもりでがんばります。

一本下って沖出ししてから上りはじめますが、やっぱりこの風だと非力なわたしはドタバタしてしまい、きっちり走れません~。とりあえず感覚掴むまで一往復はマイペースで行く事にします。この時点でかな~り逃げ腰(-_-;)。

次のラウンドは、Kクン&Uske艇に声かけてもらい、一緒に走りはじめます。でもあまりにもヨロヨロ走るので、まずHさんにヘルムを交代してもらい、メインの出し入れやハンドリングを見せてもらうことに。なんかー、人がやってるのを見るとー、楽に走っているように見えるー。なんでー(T_T)。

気を取り直して次のラウンドでまた交代。前回乗った時は、ツボに入っている時間が殆どなくて、その上パフに入った時の対応も遅くて、いつもオットット~とオーバーヒールするので結果メインの出し入れが大きすぎて、まったくもって安定して走れませんでした。今回のテーマは、キープフラットでパワーをスピードにきちんと変換することです。当ったり前だろ!というツッコミはナシでお願いします。

暫く走ってみると、ジブのサギングが殆どなくなって、グルーブ広く非常に走りやすいことに気付きます。やっぱりリグ詰めてよかったのかな。わたしたちのウエイトは現在119kgなので、ダンシペアの他の3艇に比べると20kg前後は違うと思われます。風が落ちたときでもフル、パフではかなりオーバーパワーだったけど、あれ?ちゃんと重いダンシチームにくっついて走っています。へー。

他にも色々試してみます。
クローズ。前回と変えたところは、ジブラフテンション、ダガーの上げ量、アウトホール。メインのフットを緩めにして、ジブラフのテンションは意識してきつめに、ダガーはデッキレベルやや下くらいまであげた時がいい感じです。結果、パフに入った時スピードを増して前にクッと出る感触を何度か掴むことができたので◎。でも、手足短いのでハイクアウトポジションからメインを切るのが難しいッス。なのでカムにかけずに浮かせて持ったままハイクアウトするのは拷問に近いものがあります。こうなるんだったらトラベラーの方がずっと楽かもしれません~(T_T)。今回はビビッてまた強風トラベラーを封印してしまったけど、次は必ずトライ。使える風域を増やしていかないといけません。自分のハイクアウトが思ったより効くことも再発見。やっぱヘルムスマンもサボってちゃダメですねえ。

ランニング。アクションの後、いつもローリングしてビビってしまいます。それから、ブローで低く走ってる時、みんな同じ角度で走ってたのに一人だけワイジャイしてしまいました~(恥)。バングがゆるかったかな?ちょっとしたきっかけだと思うので、ブームをきっちり押えてもらって、フワっとなりそうな予兆に気をつけないと。あと、ウィスカーを張っている時、シモ側のジブシートも必ずきつく引いてカムにかけた方がいいですね。こうすることによって、スピンで言うところのフォアガイの役目をしてキレイなリーチで安定してジブを展開できます。ぜんぜん違います。前回M猿が教えてくれました。M猿アリガト。

リーチング。相変わらずメインの出し入れ量が多すぎー。もっと腕力必要。順風では1レグ持たないかも。みんなリーチングはトラベラートリムなのでしょうか?そのほうが効率的?もう少し安定して長くプレーニングを維持できるように特訓が必要です。トロトロしてるとレースでは一気に差をつけられてあっという間にビリになっちゃうので!!

岸近くはフレフレだったけど、頭出したり出されたりしながらみっちり走り、最後までみんなで絡んでとてもいい練習になりました。今日は、前回に比べたら格段の進歩です~。前回は1レグの間にもうウン十メートルくらい離されて、我ながら痛々しいくらいにダメダメの負け負けでした。でもセッティング変えて、他にも色々な事を試しただけでこんなに違うなんて、やっぱりチューニングってダイジなんですねえ。色々なコンディションがある中で、どこに軸足を置くのかが重要になってくるので迷い多くまだまだ遠い道のりですけど。

サイドを詰めてみて、固めのダイヤモンドと相乗効果があったのかな?とも思います。テーザーのマストはとても柔らかく、しかもローテートさせるので、一般的なフネと違って?シモ斜め前におなかが飛び出したように?ベンドしますよね?それをもう少し抑えてみようということでダイヤモンドを張ったんだけど、嗚呼でもわたしは実際のところどうなのかよくわかってませんでした~。で、今日のセッティングで走ってみたインプレッションは以下のとおりです。間違ってたら誰か教えてください~。

・ある程度の風が吹いてもジブとメインのスロットルはじゅうぶんで、バックウィンド入りにくい。
 ⇒ リーダーを外にしなくてもいいから、結構角度がとれる。
・でもバング引きすぎ注意。
 ⇒ 以前のようにバング引くと斜め皺が入ってしまい、セールシェープがなくなり走りにくくなる?
・同じテンションでもダイヤモンドがタイトだと、横っちょに曲がりにくいので、アイポイントより上が逃がしやすいかたちになる?
 ⇒ セイルの上の方で逃がし、下の部分できっちり走る感じ?

こういう話題は深すぎて・・・わたしにはまだよくわからないけど、まぁこんなこと考えて眠れなくなるなんて、ある意味進歩です。だんだんハンドリングに慣れてきたので、スピードや角度に意識を向けられるようになってきて、走り比べの場面に応じてピンチ/ドライブなどモード切り替えも今日初めてうまく実践できました。順風で最後までダンシチームと互角に走れたのも初めてのことです。あがったら、Y本さんが「今日はなかなかがんばってたジャーン」と声かけてくれました。ウレシイです。でもまだまだレースとなったら後ろが寂しい状況だと思われ、、、、(^_^;) 激練が必要だけど、葉山フリートのみなさん、これからもしょぼいわたしをよろしくお願いします。

Monday, April 6, 2009

土日練習① ウォームアップ

3月28日(土) 練習#8

一週あいてしまいましたが、3月最後の週末は土日とも練習です!
初日の土曜は、朝葉山到着すると、結構いい風が吹いてます。先週負け負けだった順風下での上り。あんなに差が付くものかと実際チョット(かなり)凹んでしまいました。でも現実なので、凹んでいても仕方ないッス。

それに、前回はかなり走り負けていたのに、それは自分の腕のせいだと思って、何もせずに漫然と負けの走りを続けてしまいました。腕の差も大きいと思うけど、でもそれだけじゃないはずなので、もう少し順風~強風の走りを改善できるようセッティングを変更します。
まず、思い切ってシュラウドを1ピン詰めます。スライダーは引けるところまで引いて、サイドのテンション26、フォア11。フォアをとめるのにロープのテークルで引かないと止められないので、たぶんこれはチョット詰めすぎだと思うけど、ダイヤモンドも結構固めなので、マストのベンド量がどんな感じなのか・・・。強風ではありかもしれません。今日は単独練習なので、どんな風に違うのか試してみたいので、とりあえずこれで出てみます。

でも・・・陽射しが出てきたら風はだんだん落ちてきました。なので明日のためのウォームアップのつもりで、基本動作を丁寧に確認。風の強弱が激しいので、トラベラーをあげて固定し、メイントリムが肝です。でもタックの時にシモのトラベラがフリーなのに、間違えてメインシートでタックしちゃったりして注意!
2時間弱しか乗っていませんが、南風の第一陣が届いたと思ったら、また北が巻き返したり、と北と南のケンカがはじまってしまいました。葉山沖ではありがちです。名島寄りに南東の細長いブローライン、でも逗子湾の奥は北東風がおりてきています。真ん中は、、、、無風。しばらく漂ったけど、帰れなくなりそうだし明日もあるので退散することにしました。

成果という成果はなかったケド、とにかく海に出て、たくさん乗ることがダイジと割り切ります。明日、すぐに感覚を掴んで練習を開始するためのウォームアップになりました。

Wednesday, March 18, 2009

負け負けの走り。

3月15日(日)練習#7

ミッドウィンターが終わってからなかなか予定が合わず、3週間ぶりの練習です。かなり待ち遠しかったです。天気良く、前半は北の微風かと思いきや、午前中から既に西にまわってまずまずの風が吹いてます。今日は、I川さん&I藤Uさん、Uジさん&M猿クンの2艇と頑張って走り合わせをしてみます。とりあえず一足先に出て、動作系の練習をしときます。軽風だけど、ちょうど二人ともオンデッキくらいの気持ち良い風の中、上って、下ってを何往復かしているうちにデラの2艇が出てきました。さっそく合流して並んで走り始めます。

この風域は非力なわたしにとって、ラブです~(≧∇≦)。スイスイ走ります~。互角か、ややリードな場面も。そこそこの風なのでメインはきっちり入れてトラベラートリムで全体のかたち、ツイストを見ながら走ります。軽風のスピードは今のところ◎。これはアドバンテージになると思うので、この風域でレースのポイントが稼げるように、ピンチ・ドライブなどのモード切り替えや、細かいテクニックを磨いていくように頑張らないといけません。順風以降になると厳しいことはわかってるので・・・。
ランニングでは、アンヒールの走りでわずかに感じる軽いリーヘルム。このヘルムを上手に活かしておろしていけるようなスピード感覚を身に付けるのが課題です。

で、だんだん風があがってきました。左にまわってきて南の風です。シモマーク廻ってのぼり始めたら、あら!まあ!結構吹いてました!で、わかってはいたけど、途端に負け負けの走りになります。(T_T) ちょい逃がしのコンディションになってからのギアチェンジが命題です~。力なく小さな出し入れができず安定してハンドリングできません。メインは甘いまま次のさらなるブローでは、苦し紛れにのぼして逃がすから余計にダメダメだったのかもしれません。のぼして逃がすなら、スピードを維持しながらうまく高さに変えていくツボに入れないといけないのに、そのスイートスポットが最後まで見つかりませんでした。

フルパワーを超えたとき、ただ風を抜いて余ったパワーを逃がしているだけじゃ、重いチームに置いていかれるのは当然です。パワーをスピードや角度にできるだけ変換しなくちゃいけません。一般的にはメインをきっちり詰めてトラベラーを下げていくんだろうけど、でも色々色々考えてるうちに、パワーがスピードになっていないと感じたら、もっとリーチを開いてから起こせるところまでブームを引き込んだほうがよいような気もしてきてます。こうやってたくさんツイストさせて走るのは、異端児ウドさんの走りです。

色々ダメ出しして、いい練習になりました~。試したいことがイッパイで知恵熱出そうです。でもそういうことを意識するようになったのは大きな進歩なのかもです。だって、ちょっと前までは、「クローズを走ること」に一生懸命だったから。ワハハ。
走り比べは×だったけど、前より落ち着いてちゃんと走れるようになったので、次は角度・スピードを考えるステージへ。レベル低いけど、じっくりコツコツです。

Saturday, March 7, 2009

リチャードからのメール

3月6日(金) ワールド準備委員の独り言

ワールド開催まで残すところ半年余りとなり、いよいよ本格的に忙しくなってきました。色んなことを抱えすぎてしまったわたしは、最近寝る時間があんまりありません。寝不足はお肌の大敵だけど、そんなこと言っていられないくらい仕事が溜まってしまい、手帳にズラーーーっと書き連ねたTo Do Listを一つずつこなしては消していく毎日です。要領の悪い上に次々増えるからあんまり減らないんですが。関係者の皆さんご迷惑おかけしてスミマセン(-_-;)。

準備にあたって、海外からどのくらいの参加があるかは大きな関心事ですが、テーザーの最大リージョンであるオーストラリアは、一時期ほどではないものの依然として大変な豪ドル安・・・。ワールド遠征費用や日本国内の滞在費、コンテナ費用などもそれに比例して膨れ上がり、参加艇数を見込む上でとても厳しい状況にあります。それに加えワールドのすぐ翌月にシドニーで開催されるワールドマスターズゲーム(いわば、マスタークラスのオリンピック?ですかね?)のセーリング競技にテーザーが採用されたこともあり、New South Walesのテーザーセーラーたちは、ワールド参加を断念し、地元開催の超ビッグイベントに流れるチームも少なからずあるようです。

もちろんこの不況のご時世ですからホスト側も色々大変。もしかしたらとてもシンプルな手作りの世界選手権になるかも・・・という不安な気持ちを抱きながらも、たとえそうなったとしても、参加した国内外の選手には、絶対に楽しくてエキサイティングで有意義な時間を過ごしてもらおうと日々準備を進めています。

そんなホスト側の取り組みを知ってもらい、1艇でも多くのチームに参加の可能性を探ってもらおうと、世界のテーザーフレンドに向けて会長名のメッセージを発信することになりました。わたしは広報担当として、WTCのセクレタリのリチャードへオンラインエントリー開始のお知らせとともに、日本からのメッセージを添付したメールを発信したのが3月1日の深夜のことでした。

翌朝、リチャードから心温まる返信が届いていました。そして、会長メッセージは既にWTCAのウェブサイトに掲載されていて、テーザーカウンシルのメンバーにも早速転送してくれました。そのメンバーへのメールには、「今まで過去2回の日本のワールドはどれも素晴らしい大会で深く心に残るものだったから、今度も絶対そうなると確信している、だからみんな最後まで参加の可能性を探って、ワールドを盛り上げて行こう~!」と書き添えてありました。わたしはそのメールを見てガラにもなくチコっと泣けてきました。そして、大車輪の活躍のT口Uさんと一緒に苦労して作ってオープンしたばかりのシステムで、リチャードが第一号のオンラインエントリーをしてくれました。

わたしはその気持ちに答えたくて、2番目にエントリーをしようと思いたち!!エントリーリストを開いたら、すでにゲーリー&シェリーもエントリーしてました。なので3番です。リコナン貼りにくいけど、いいんです~。もしかしたら、「あのオンナ鼻息荒くもうエントリーしてるよぉ~」なーんて思われてるかもしれないけど(-_-;)、いつも様子見のわたしが早々にエントリーしたのはそんなわけなのです。まぁ鼻息ちょっと荒いのも確かだけど(^_^;)。

ワールド開催まで、あと196日。がんばろ~。

Wednesday, February 25, 2009

テーザーミッドウィンター2009-②

<第2レース>
相変わらずごく弱い風です。風は北西に振れ戻したのでまだまだ南西ババ吹きにはならなそうです。ホッ。マークを右に移動している間、また走り回ってロールタック、ロールジャイブの練習を繰り返します。昨日練習したのと同じような風域なのでよかったです。
息はしているけど吹き出しはやっぱり右からのようなので、次も右展開のプランで行く事に。スタートは位置は悪くなかったけど、スピードに乗れずゲージも落とされ気味の苦しい滑り出し。カミがクリアになったところでひとまず右へ出ます。フレッシュを掴んで持ち直したので、そこからは艇団の右海面をキープして、スピードの変化に注意しながらパフを拾って走ります。風が息をしてるのでメイン・ジブともにリーチガーブの具合に注意です。クルーはシモ地蔵になってるので、時々ブームの下からメインの詰め具合やブームの高さを見てもらい、風、はがれないようにきるだけ前乗りして滑らせます。

コースの2/3くらいまで来たところで、かなり景色がいいことに気付きます。前にI川さんM猿艇と江ノ島の新艇、すぐ近くに黄色いZhik。ヒャー。若干舞い上がりますが、丁寧に刻んでいき3番で1カミを廻ります。ここで脱落したらただの1カミ番長(スケ番?)になっちゃうので、なんとかキープして着いていきます。M猿ー、待ってぇー。

昨日バターになるくらいに練習したシモマーク回航。他艇との絡みもないので練習どおりに廻ります。2カミでは、一度中へ入れますがその後はまた右半分で勝負します。途中大きく右振れし、後続艇団をやや離します。この振れでオーバー気味にレイラインに乗ると内側の前2艇がヘロっています。あれ?このままで行くともしかして???なーんて淡い期待を抱きますが、そんなことはやっぱりなくて、その後めちゃくちゃなシフトに見舞われます。横の船が逆タックで同じ方向を向いてるのを見て、あ゙ー、おかしな風来るぞー、、、と思った瞬間バザっと裏風。合わせずにそのままタックするけど、タック完了した途端にまた裏風、、、みたいな。これでオロオロしているうちに先行2艇がスッと行ってしまいます。

最後のカミ廻って即ジャイブ。テンダーのジョー爺から「ガンバレよ~!」の声。ひっちゃきになってるので振り向かずに手だけバタバタ振ります。
その後風がさらに弱くなって左に振れ戻しバイザリーになっちゃったりで慌ててメイン返してドタバタしてたら、気付くと内側に後続艇団が迫っていました。見ると、みんなお上手な人たち。風の変化にうまく対応できずスピードに乗れないわたしは、彼らにとってはいいカモ、やられ放題のマシュマロちゃんです。ごっそりインを取られシモマークで3艇に抜かれました。で、下マーク廻ってからリーチングで本部船流し込みのフィニッシュに向かいますが、Tail to Nose ですぐ後ろを廻ったキングA氏がバシャバシャ音を立てながら近づいてきます。チラ見したらクルーのS根さんのグラサンが超コワかったので、チキンなわたしはどーしてもラフすることができませんでした。ヘディングは本部船のスタンに向けていたけど、たとえラップされても2艇身に入るまでは牽制できるはずなのに、何故かわたしは最初から水をあげてました。あーん、どーして。これは師弟愛ですかね。なわけないよ~!またまたすっかりいいカモになり下がってしまいました。鼻の差でキングが先にフィニッシュ。わたしはその後マヌケな自分に腹が立って悔しくて死ぬかと思いました。

どうして悔しくて死にそうなのか自己分析してみました。いつも自信が無くて自分に否定的でその上言い訳ばっかり考えているわたしは、実際自分がここまで走れるとは思ってませんでした。まぁお上手な人に言わせればちっとも走ってなんかいないんだろうけど、今の自分の腕では微風でポツンと一人置いてかれて周回遅れとかになっちゃうかも・・・(T_T) と想像してたから、まず上位に絡むような場面に直面し「なんだちゃんと走ってるじゃーん」という驚きから始まって、「なんとかこのまま結果を残せたらいい思い出になるかも」という弱気な願望に変化したのち、最後は「ここまでキープしたんだから絶対抜かれたくないっ!」という健全な欲に辿り着いたみたいです。人間てホント単純。
でもこれは仕方ないッス。こんな前を走ってこんな展開になるなんて二人とも予想してなかったし、今回はできるだけ他艇との絡まずに集中して走るよう心がけていたので。そんなわけで最後の最後に抜かれて7位に後退したけれど、内容はとってもとっても上出来なレースでありました。

次ッ!第3レース!!
このまま軽風でスタートするかと思ったら、風がバサっと南に振れました。もしや、、、と思うと沖から黒いギザギザが近づいてきます。あっという間に白波が立ち、嗚呼ついに南西ババ吹きがやってきてしまいました。リタイアしてハーバーバックするフネもチラホラ。何とか気持ちを落ち着けようとするけど、あまりに突然だったので心も体も全く準備が間に合わず、顔を引きつらせたままスタートです。風を抜いているとどんどんシモに流されるので、高い位置でやりすごしながらカミ目から足りなめのスタート。もう帰りたい~、もう無理~を連発しながらもHさんに何とか励まされて走り始めます。どうしてもダメだったら帰ればいいさ、と。でもメインぜんぜん引けなくてクローズがまともに走れません。っていうか、やったことないんだからしょーがないです。波がものすごく悪く1カミに辿り着く頃にはすっかり半泣き状態でした。

上マーク廻ったとこで見かねてHさんがヘルムをチェンジしてくれました。昔、海外の速いチームが、上りでは軽い方がヘルム、下りでは重い方がヘルムと効率良いボートバランスでポジションチェンジしながら走ったりしてました。でもウチの場合は違います。単に泣きが入ったから交代してくれただけです。でもH氏が神様に見えました~。Y爺がT田さんと乗る理由がわかります。この時点で見える範囲で3艇が沈してたけど、走ってる中ではたぶんビリでした(T_T)。ビリでヘルム渡してごめんなさい~。波長の短いうねりと不規則な波とともに、東京湾の海水が顔中の穴という穴からゴボゴボ入ってきます~。飲まないように口を固~く閉じながら大波の中、15位でフィニッシュ。

風はスタート後から吹き上がり1カミ~1シモくらいはかなり吹いてましたが、その後ちょっと落ち、2カミを走っている時は波はかなり悪いけど風速はそれほどでもないことに気付きました。10mオーバーの風だったら、ちょっとだけではあるケドでも練習したことある風です。今回は突然吹き始めて全くビビッてしまいお話にならなかったけど、Tiki号と練習した日など波のない時にはちゃんと走れていたはず。もう少し場数を踏んで、きちんとフネをデパワーさせてビビらずに走りきる根性と腕力をつけなくちゃいけません。普段は赤旗が多くてなかなか強風練習ができないけど、これが走れないといつまでたっても一人前にはなれません。自分のへっぽこぶりにかなり凹みます。やっぱりまだわたしはただのインチキ女です。ふー。

尻切れトンボな感じだけど、無事レース終わりました。成績は25艇中11位。上出来です。スーパーコースを引いてくれて、色んな場面で根気よくわたしを引っ張って助けてくれHさんのおかげで、立派なデビュー戦となりました。
優勝は、同じフリートで新フリートキャプテンとなったM猿とI川さんチームでした。おめでとうございます!!なんかとてもうれしいです!!
わたしも周りの人の助けを借りながらではあるケド、ちょっとずつホンモノ目指してガンバリマス。

Tuesday, February 24, 2009

テーザーミッドウィンター2009-①

2月22日(日) いよいよデビュー戦

神様は意地悪です。前日から天気予報では本日は昼から南西ババ吹きと言ってます。でも朝、目が覚めてもう一度愛用してるケータイの有料マリン情報のサイトをチェックすると、ビミョーに吹き始めの時間が遅くなってきています。しかも雲が出てくるまではベタの予報。tenki.jpでは相変わらずババ吹き予報だけど、毎月300円も?払ってるんだからこの際有料サイトの方を信じることにします。

<第1レース>
9:30にはドックアウトしたけど、風弱く安定しません。しばし風待ちの様子。待ってるとソワソワするのでとりあえず走り回ってロールタックの練習をします。マークは280度にセットされ、11時すぎにAPが降ります。もっともっと緊張するかと思ったけど、案外冷静にスターティングマニューバに入ります。右海面有利と見ているのでカミ目狙い。うまいこと滑り込んでいいスタートしましたが、ゼネリコ、ザンネン!

次のスタートはラインに入った時A氏の後ろに位置取りしたので、A氏のラインをトレースして流しバウアップしてスタート。ちゃんと頭を並べて1列目でのスタートです。やればできるジャーン。しばらくA氏とパラレルで走るけど、ちょっとした風の強弱やシフトで対応が遅れてゲージ詰まったり戻ったり、頭出されたり戻ったり・・・。でもそんなに走り負けする感じでじゃないので、こういうところは今後の自信に。しばらくして予定通り右展開。小さい吹き出しを掴んで少しゲインし、1カミは9番回航くらい。ここれまでのところ、上出来~。

2カミレグでちょっとラルに捕まりスピード維持できず左にやられてしまいます。「角度いらないから、スピード!スピード!」とHさんに言われながら走ります。ツボに入れている時間をもっと増やさないといけません。リーチやトラベラーも時々チェックしてもらって頑張って走ります。

このレースは14位。2カミレグで「パッチの捕まえ方をミスった」そうだけど、まともなスタートしてちゃんと真ん中でフィニッシュしたので◎。フィニッシュでは危うくやられそうだったけどセーフ。回航でやられないような位置取り、戦術などはまた次のステップで。

土曜日、稲毛入り!

2月21日(土) 練習#6 @稲毛

8:30に葉山港に集合し、久々に自分のクルマにテーザー積んで稲毛まで遠征です。
いよいよ、レース。もう逃げ隠れできません~。湾岸を運転しながらもだんだん無口になってしまいます。風も、、、吹いてるし、、、。

昼過ぎに稲毛に到着すると北西の風びゅんびゅん系です。でも2週間乗っていないので、今日少しでも練習できれば気持ちも落ち着くはずです~。フネ下ろし、急いで着替えてドックアウト。沖の方では既にキングA氏、謎の衣装でヨット乗るNJマン&M下組、江ノ島ニューカマーチーム、地元稲毛のOチーム、そしてレーザーで鳴らしてるAゆみさんチームなどが練習してます。出遅れたーーー。

合流する前に、チコっとタック練習を回航練習をすることにします。丁度わたしたちが出た頃に風がヘロってきて、微軽風になりました。まずは未だ未完成なロールタック練習の続き。上手くいくこともあるけど、やるたびに動きが違う感じで、早く起こしすぎで煽れなかったり、回し足りなくて失速したり。これでもか!ってくらいやってだんだんまともになってきたけど、これからも繰り返し練習して精度をあげていかないといけません。

のぼって、くだってを繰り返してから、お上手な人たちの練習に合流します。ちょっとだけパラレルで走ったら、なんだか皆さんもうハーバーバックな感じでした。残念。なので、わたしたちはハーバーの入港ブイを拝借してひたすら下マーク回航の居残り練習です。レースの前日になってこんな練習してていいんでしょうか~。でも練習しないと不安なのでー。

それから16時過ぎまでバターになるくらいグルグルグルグル回航練習をして、ハーバーバック。戻ったら、もうみんなとっくに片付けて帰ってました。でも、練習できて良かったです。準備万端には程遠いけど、できる範囲で一通りレースに向けた練習をしたので、あとは開き直って元気に楽しく!!

Tuesday, February 17, 2009

ニセモノ

2月17日(火)・・・の独り言

今、まな板の上の鯉な気分。日曜日、ミッドウィンターに出るからです~。

初めて自分のフネで、自分で捕まえてきた?クルーで、ヘルムを持ってテーザーの公式戦に出ます。テーザーのレースではもう常連のくせに、この期に及んで何をそんな大げさに思ってるのかと、たぶんみんな不思議に思うかもしれないけど、ずっと「速いヒト」のクルーだけをしてきたわたしは、コンプレックスたっぷりのある意味「ニセモノ」だからです。そしてニセモノのまま何となくテーザーを続けるのも結構楽チンだったし、のらりくらりしながら、ホンモノになれないまま長いこと来てしまいました。

昔、ジョー爺に「早くこっちの世界へ来い」って言われたことがあります(-_-;)。裏を返せば、「お前はニセモノだから早くホンモノのセーラーになれ」ってことですかねぇ。アハハ。

2006年の夏頃から、クルーザーレースで舵を持つようになりました。スキッパーとしてチームを率いるのは、これまたクルーザーの草レースに十うん年乗ってきたけど、初めてのことでした。チームの危機に瀕し必要に迫られてどーしても仕方なく始めたので、最初の頃はかな~り危なっかしくて、スタートも、「キャー、どうする?!どうする?!どっち~?」みたいな。(-_-;)。でもそんなわたしでさえ、毎回20艇以上の参加艇に揉まれながらシリーズレース年間28本を3年もこなせば、知らない間に、上手じゃないけど普通にレースを楽しめるヒトにはなってました。今は、毎回毛根からアドレナリンを大放出させて大いに楽しんでますけど。もちろん、頼もしいクルーたちと楽しいチームの雰囲気のおかげです。

なので。そうですッ!次はテーザーの番なんですッ!長いことわたしを苦しめてきた「全日本優勝クルー」というちょっと切ない呪縛を振り払って、自分で舵を持ってレースに出たら、レースが終わる頃には後ろの方を走る「ただのヨット好きなヒト」になれると思ってます。

ジョー爺の言うところの「そっちの世界」へ到達するのはまだまだ先かもしれないけど、今はその世界の入口で中を覗き込みながら雰囲気を楽しんでます。もう少し練習して、中盤を走る普通の人になるのが目標です。

そう言えば昔、速いヒトがよくこう言ってました。「スタートで失敗して中盤に埋もれても、そこから這い上がっていくねちっこさが必要」。え゙ー、わたし、とりあえず中盤に埋もれるヒトになりたいんですけど・・・(-_-;)。中盤に埋もれて抜きつ抜かれつしながらみんなと一緒にレースを楽しめるなんてサイコーな贅沢に思えるんですけど。

まだ練習5回しかしてないけど(汗)最近思います。この分だとどうやらわたし、これからもずっと楽しくテーザーリング続けて行けそうです。

Monday, February 16, 2009

Tシャツ日和

2月14日(土)練習#6・・・のはずだったけど。

金曜日、関東地方に春一番が吹きました。
翌土曜日は未明が暴風雨!とのことなのでちときびしいかな~とは思っていたけど、寒冷前線が通過してしまえば昼からは晴れて急激に風がおさまる予報なので、うまくすれば午後から出せるかも、と淡い期待をちょっとだけ抱きながら葉山に向かいました。

到着すると案の定、赤旗。まだ風も南西のままで10m/sくらい。風はまだしも、波は・・・。ものすごいことになってました。名島なんてもぅ、波がドッパーーーンと、まるで津軽海峡冬景色。まぁこれも想定の範囲だったので、赤旗が降りるのを祈りつつメンテをすることにします。気付けば気温高く、2月だというのに季節外れのTシャツ日和。ビール片手に、、、と行きたい所だけど、今日はクルマなのでガマン、ガマン。

今日はトラベラーの分解掃除。せっかくハーケンのブロックに変えたのに、なんとなくカーのすべりが悪いので、レールをはずして潮出ししてキレイにお掃除。で、外してみたら・・・。特に汚れているわけではなく、トラベラーカーが少しだけハの字に曲がってしまっていて、レールに当たっていたみたいです。万力を借りてFix。



トラベラーはキレイに洗って分解掃除して完了!
次は、シュラウドのトラック。以前、強風セーリングでトラックのネジが緩んでしまい慌てて帰ったことがありました。それ以来ちょっとだけ内側に沿ってしまい引く時に固かったので、裏側と交換して付け替え。


ワールドまでにRCBトラックに付け替える予定だけど、とりあえずミッドウィンターに備えての暫定措置。そして、こまPが推奨するように、ストッパーのピンをはずしてみました。


ストッパーはずしたところ。もちろんエンドキャップはつけましたヨ。
ここまでやって、午後になりましたが、赤旗降りず・・・。ザンネン!今日は×でした。出せない日が続いてどんどんフネがピカピカになっていきます(^_^;)。わたしはメンテの知識があんまりないケド、すべてクルーのHプロのおかげです。感謝。

さぁ来週はミッドウィンターです。どうなることやら~。

Monday, February 9, 2009

ヒョヒョロのちカッ飛び

2月7日(土)練習#5

前週の2/1はド強風のためまたまた赤旗でしたが、本日は風弱めながら天気も良く1日じっくり練習できそうです。Tiki号チームと一緒に走り合わせの予定ですが、一足先にドックアウトです。

ん~、風弱い。今のところ北風ですが、右回りに南東まで振れるヒョロヒョロ風の予報です。でも夕方からは南西の風があがってくるようなので、後半の風にちょっとだけ期待です。なんて言いながら吹きすぎはコアイので程々でいいですが。(-_-;)

まずはウィスカーはってジャイブ練習しながら沖出し。面倒臭がらずにちゃんとスウォートをまたいで前に座らないといけません。でも体重差がありすぎてクルーと向かい合わせには座れませんでした(T_T)。アンヒールさせながら走ってるのでジャイブでウィスカーを先に返しているとブームも返ってきちゃいます。微風のジャイブでフネを揺らしたくないので、同時か、メインを先の方がいいのか、、、などこれから乗り込みながらの課題です。

あとはベアダウン、ウィスカーアップ、ドロップ、回航と、ヘルムス、クルーともに動作系の手順をキッチリ決めて無駄のない動きでできるように練習しなくちゃいけません。今は、お互い気付いたところからバラバラにやってる感じ。テーザーはとても軽いフネなのでチームのウエイトバランスによって当然やり方が変わってきます。今まで長いことクルーやってきて叩き込まれてきたことや身体に染み付いた動作も、ヘルムスとクルーの体重バランスが逆転した今、今までどおりのやり方だとうまく行かないこと、多いです。こればっかりはコンビネーションの問題なので、たくさん乗り込んで自分たちに合ったやり方を探っていかないといけません~。速くなるにはきちんとチームを結成して、いつも決まったコンビで長く乗ることがとってもダイジなんだなぁと実感します。

次!ビフーの上り!ロールタックを繰り返し練習したけど、ヘルムスとクルーの体重差が30キロ近いとわたしの動きはこの体重差によってほとんど打ち消されます。今までわたしがイメージしていたロールのかけ方もなんだかイマイチ決まりません。ここらへんは未完成なので、もう少しじっくり練習しないといけません。
そのほかに、ビフ~の上りでの気付いたことは以下のとおり。

・目標物がない時の回しすぎ注意!
・タックの後の航跡を見る。微風の時はやや多めに回してから合わせてもOK。
・微風の時はパフやラルで見かけの風がコロコロ変わるので、トラベラーの高さやメインシートのテンションに注意。

なんか、メイントリム今イチなのですが、メイントリムのキモはリーチリボンを流すことじゃなくて、今のベストなセールのカタチ(全体の深さ、リーチの開き具合、ブームの引き込み具合)を見て覚えて、結果リーチリボンが流れるようにする、という風にしなさいとクルーのHさんにアドバイスをもらいました。マーキングやインジケーターに頼りすぎるのは自分のためになりません。反省!

そうこうしているうちにTiki号を発見したので早速合流します。南寄りの風が吹き始め、まずまずのコンディションになりました~。
でもですね、わたし駆け出しのヘルムスマンであるからして、正直言って、今まで人と走り比べなんて殆どしたことありません(恥)。自分がどのくらいイケてないのか、現実を受け入れるために見てみたい気もするけど、怖かったりもしたりして。キャー。
だって。たぶん。あっさり置いていかれて、お話にならないに決まってるもん。

それがですね、なかなかどーして!普通に互角に走れました。あーびっくり。これが本日の練習で精神的に一番の収穫でした。もちろん、ただ真っすぐ走る分には、、、ですけど。ひとたびレースとなれば、色々な要素による減点法により、きっと置いていかれるんでしょうけど。

その後、風があがってきましたよ。リーチングではプレーニングできるくらいのガストと波がやってきました。(≧∇≦) カッ飛び開始です~。楽しかったぁー。プチ波乗りした時はTiki号をロック・オンするんだけどウェイキのあるところではなかなか抜けないもんですね。下突破するには、スピードに乗ったら思い切って離れて(おとして)行くしかないですね。
以下はリーチングのメモ。

・波に乗る時はフラットが基本
・波にお尻を持ち上げられる時のヒール=すばやくおとして波に乗る
・メインのパワーでヒールする感じの時=セールを出してフラットにする
・メインの詰めすぎ注意。
・でも波に乗れない時はちゃんとメインを引き込んでヒールに合わせて出し入れする。
・波に乗れない時、不必要に舵で蛇行しない=無い波には乗れない!

次は下マーク廻って順風のクローズ。フルハイクの風になると、トラベラーで逃がしきれないんじゃないかとビビって、メイントリムに切り替え。本当はトラベラーを落として走るのも最初から練習したいと思ってたけど、バタバタしそうなのでもう少し慣れてから。
でも実際にはこのようなコンディションになると、バングをかなり効かせてるので、メインシートで逃がしてもリーチはそんなに開きません。なのでフルハイク以降はバングシーティング&メイントリムでいいのかな、という感じです。

15時15分まで、お昼抜きでびっちり練習~。とても充実した練習でした。
今日発見した今後の最重要課題は、ズバリ!シモマーク回航であります(汗)。あとは集中力を保って上り角度を常に意識すること。ですかね。

なんか、知恵熱出そうに楽しいテーザーリングでした。Uさん、Nしさん、H-さんありがとございました。来週も、乗ります!!

Thursday, January 22, 2009

トラベラータック1250本!

1月18日(日)

今日は、やっとこサ初乗りできました。朝からマイルドな陸風6~8ノット。落ち着いて動作系の練習ができそうなコンディションなので、マイラーセットでドックアウト。今日のテーマはズバリ、トラベラータック。すんまそん初心者レベルで~。でもレースでまともに走れるようにするならトラベラータックをマスターすることが絶対に近道なので。

10回くらいやってみて、今までなんで上手く行かなかったかわかりましたぁ~。(遅いよバカ)トラベラーは当然メインシートの前にリードされてるのに、タック完了するまでに体勢を整えなくちゃと慌てて持ち替えようとするからメロメロになるのでした。とりあえずカミのブロックめがけて手を伸ばし、トラベラーシートを掴んで、振り向きざまにとりあえず座って、それから持ち替えることにしました。なんだ、できるジャーン。たまに失敗もするけど、なんどかやるうちにまぁまともになってきました。ただし、軽風限定(-_-;)。
トラベラーブロックは、今までのHOLTのラチェットがききにくかったので、ハーケンの一回り大きいのに交換しました。とりあえず、グーです。

当面の目標は、アップウィンドの走りとタックの精度をあげること、これに尽きます。チューニングや更なるボートスピードの追求は、また次のステップで。よそ見してたり他のことに意識が行くと、ズルズル落ちていくのはかなりレベル低いです。はうー。これじゃあレースしたらあっという間にビリ。

のぼって、下って、とお昼抜きで4時間半みっちり乗って終了。今までで一番ちゃんと練習できたので満足。冬は日も短いので、こんな風にテーマを決めて短時間でも集中して乗り込むのが◎です。
自分のへっぽこぶりに先が思いやられるけど、やると決めたからにはガンバリマス。地に足つけてコツコツやるのみです~。

Saturday, January 10, 2009

初乗りならず。

1月10日(日)

いやぁ、テーザーに乗っていなかったわけじゃなかったけど、書く気が失せて、、、というか特に書くようなデキゴトがないまま2008年が過ぎていきました。強いて言えば、またテーザー協会の広報に復帰してしまい、忙しく駆け回っていた、という感じでしょうか。
2009年になったので、とりあえず更新を再開したいと思います。ココには本音を書くので、シッポリこっそりと書き綴りたいと思います。

さて。2009年と言えば。大変ですッ!ワールドの年です!9月です!あと250日くらいしかありません。
わたしもパートナーを決めて練習を開始しました。今までクルー専門だったわたしだけど、一念発起してヘルムスマンとしてチャレンジすることにしました。ヘボなわたしを根気良く教えてくれてワールドまで付き合ってくれるというキトクな人が見つかったので。。2回は赤旗で×だったけど、年末までに3回練習をしました。結構風吹いていて、恐ろしくて恐ろしくて、出た瞬間に 「もう帰りたい」 ようなコンディションばかりだったので、結局ドタバタとびびりながら乗るだけ・・・いや、乗っているというか、フネに乗せられてる感じ?で、まともな練習になりませんでした。強いて言えば、「このくらいの強風ではこのくらい大変だった・・・」というスケールが生まれたことくらいですかね。

そんなわけで、なんだか自信なくテンションがあがりきらないまま年が明けました。今日は初の練習日だったけど、結局また赤旗、×でした。ショボーーーーン。風はぜんぜんマイルドだったけど、不安定な気圧配置で強風波浪注意報が解除されなかったためです。夕方からは予報どおりデンジャラスな風が吹いてきたけど、昼間は赤旗はだらーーーーーんとだらしなく垂れ下がったままでした。はー、空回り。

そんなわけで今日は、バングクリート交換と、トラベラーブロック交換、新しいダガーボードに合わせたセンターケースの調整をしました。秋からコツコツ続けてきた整備もほぼ消化して、あとはRCBトラックと、マストとハルのドック・インくらいかな。ワールドまでにはピカピカにする予定です。