Monday, October 23, 2006

いよいよです

10月22日(日) 練習#13

いよいよ全日本まで一週間をきりました。今日も張り切って集合し10時には出艇しましたが、残念ながら北東ヒョロヒョロ風。練習海面へ向かう間、ヘルムスマンが前乗りできない位の強風を想定して一人ジャイブの練習。ポールを持つ逆の手で新しいカミのジブシートを軽く引きながらウィスカーもメインもクルーが返します。ジブシをフリーにしちゃうとガーンとポールが前に行ってしまうので。強風の時にこんなに軽やかにできるとは思わないけど、手順を確認しておくための練習。

沖まで行くと、ソニーさんがショートコースでハンドリング練習をしていたので早速合流。エライ短いので忙しいですが、ウォーミングアップも兼ねて動作確認のいい練習になります。続いて6艇ほどでスタート練習を何本か。風位を取ってラインの傾きも計って、と本番レースを想定してやってみます。でも実際自分が舵を持っていないと、直前に風が振れて有利なエンドが変わってもなんだかよくわからないうちにスタートしてしまったりします。これじゃあダメダメだよ~(T_T)。Georgeの言うところの”乗せられてるクルー”になっちゃう。シュン。時計とラインだけじゃなくて、もっともっと神経研ぎ澄まして集中しないといけません。

しばらくすると風はさらに頼りなくなってきました。で、南の空が暗~くなってきて雷がゴロゴロ鳴り始めたところでソニーさんが帰港。その後は今月のJ-Sailingの表紙であるところのハルレイ艇、FattyCat号とで赤灯台までクローズ。相手の走りや位置関係など、今見ておくべきポイントをUさんに色々教えられるんだけど・・・・・・・・・・・・ちっとも進歩なく、なかなか実践できない私です。はーっ。

今日はクリューボードの一番上の穴を試してみることにしました。ジブのフットをもっと深くしたいので。そのために、ウィスカーのリングを一番下につけたんだけど、ジャイブするとクリューがくねっと捩れてしまってウマくありません。なので、リングはジブシートにつけることにしました。じか付けしたかったけど仕方ない。今日みたいな微軽風では、一番上もありのようです。

長い距離の走り比べなどができなかったので、少々物足りなかったけど、これで葉山での練習は終了。でもやるだけやって満ち足りた気持ち。残り数日は軽い運動だけにして栄養と睡眠をたくさんとって、体調管理モードに入ります。

あとは金曜日、朝カートップして江ノ島入りし、最後の調整&練習です。全日本は今まで何度も出てきたのに、こんな風に取り組んできちんと準備をして臨むのは初めてです。ハハッ(恥)。でも皆さんよーくご存知のとおりヨットはそんなに急に上手くはなりません。8月からチョロっと練習したくらいで目に見える上達なんてあるはずないし、そんなに簡単に上手くなるほどヨットはつまらないスポーツじゃないでしょ。

まだまだへっぽこのわたしだけど、実力以上の力なんて出せるはずないので、今のレベルでベストを尽くすだけです。楽しく完全燃焼。これだけです。

楽しくやってきま~す!!

Sunday, October 15, 2006

手ぇ、グローブだょ(T_T)

10月14日(土)12回目の練習(いつまで数え続けるの?)

今日も朝からイイ風吹いてます。朝起きた頃は肌寒い曇り空だったのに、逗子インターを降りる頃には青空が広がってきました。晴れた土曜日の朝ですょ!それだけでウキウキになり、車の窓を全開にして海に到着。

サクサクっと艤装して11:00前に出艇。
東~北東の風。思ったよりブイブイ吹いてます。時折強烈なブローが入ってきて、「もしかしてもしかして今までで一番吹いてる?」って感じです。ウキウキ一転ちょっとマジモードに。ウィスカーを張って沖出しするとすぐにGeorge号を発見。近寄ってみたけど、ずんずん沖出ししてインカレの上マーク付近に到着すると走るのやめてしまいました。なーんだインカレの観戦に来ただけかぁ。

仕方がないから単独でのぼり始めます。ヒーッ、吹いてるぅ~!シュラウド半ピン詰めて出ましたが、スライダーMaxまで引いて、ジブリーダー2つ外に出して、カニンガムで上を真ッ平らにして、片手にバング、もう片方の手にジブシートぐるっと巻き、あとはもうひたすら鬼ハイク。腹筋バーストしそうだけど好きかもこういう風。こういうの、どんどん乗ってへっちゃらになって余裕持ってレースに出たいものです。
その後、先週に引き続きFattyCat号と走り合わせ。途中ほんの15分くらい沖メシ休憩をとった以外は、上って下って、と2艇で延々繰り返します。沈未遂2回ほど(^_^;)。1度はタックでドジってオーバーヒール、久々にガンネルまたぎました。もう1回は、ウィスカーのランニングで強烈な振れガストが入った時。フー。その後、SONYのコースに混ぜてもらいスタート練習と短いコース練習を何度か。

で、まだまだ続きます。15:00にSONYが引き上げた後は、Tiki号、FattyCat号とまたまた滑りを何本か。最後はハルレイ、Georgeも加わってクローズ。今日は、のぼりの走りはかなり良かったです。Higher/Fasterで走ってると色々選択肢が広がります。吹いてるけど、ジブのクリューボードを1コ上にセッティングしました。パワーがついてイイ感じ。チューニングには色々なファクターがあって、いつも決まった正しい答えがあるわけじゃないけれど、やっぱり自分たちで実際に色々試してよいツボを探っていく積み重ねこそが "乗り込む" ということなのかな。

あがったのは16:00すぎ。走っているときは夢中だったけど、気づけば握力は殆どゼロ。引くたびにバング食い込んでた両手はぼってり腫れあがりグローブ状態・・・。手はフルフル震え、膝は笑ってます。ワハハ。

朝走って夜筋トレ、週末は練習、という生活続けて今日でちょうど2ヶ月。2ヶ月続けると人って変わるもんです。まだ腹筋は割れてないケド(笑)、子持ちシシャモの腹みたいだった筋肉もチコっと力こぶっぽくなってきました。バングもっと楽に引けるよう引き続き頑張らないといけません。

・・・と思っていた矢先、Uさんからプレゼントがありました。
ナント、握力鍛えるニギニギするやつと、腕力鍛えるゴムのチューブみたいなやつ。

お、鬼?

Tuesday, October 10, 2006

Team EFF

10月8日(日)連チャンで練習です。

海に到着すると、ウォーッと声あげたくなるくらいの絶景。まぶしい快晴、丹沢や富士山や伊豆の山々や大島にぐるっと囲まれて湖みたいな景色です。江ノ島なんて手が届きそうなくらい近くに見えます。こういう所で毎週セーリングできて、本当に幸せなことです。でも毎週葉山で乗ってるわたしでも、今日の景色はチョット信じがたいくらいキレイでした~。
残念ながら午前中はしばし風待ち。ビーチでお昼ごはんを食べ終わった頃、オッ、東からいい風が入ってきました。いそいそと出艇。逗子湾から出たあたりでいい風入ってきました。南の風10~12kt、ガストで14~15ktというまたまた最高のコンディションです。

暫く単独練習をしたところでジョーほづ艇発見!ひとしきり追いかけてやっと気づいてもらえました。早速一緒に走ります。少し風が落ちて、フルハイクで丁度ジャストに起こせる風。角度はこちらが驚異的に良く、延々Higherで走ります。あとで聞いたらジョーほづ艇はウェイト150kgだそうで・・・。こっちは30kgも軽くてセイルもマイラーなら、そりゃぶっちぎって当たり前か。

高さはOK。でも戦略的に高さより前に出たい時もある、とUさん言うので、今度はドライブモードにギアチェンジして頭を出せるようトライしてみます。でも、これがなかなか難しくパワーをつけて落とし目で、とやってみても、高さのアドバンテージをそっくりそのままスピードに乗せ変えるというのはそんなに簡単な事ではなさそうです。そういう感覚的なところのスキルが私とUさんのレベルの差が一番はっきりと出てしまうところです。2人で五感を研ぎ澄まして、ジョナサン・マッキーが言うところの 「今、ボートがいきいきと走ってるか」 を常に感じながら、変化し続ける状況の中いいツボを探って速く走り続けられるようにしなくちゃならないのに。

はぁ、上級コースですね。でもあまんり難しく考えずに、今はたくさん乗ってたくさん吸収できるようにします。だって私たち 「チーム EFF」 であるからして、目指すは "Easy & Fun & Fast Sailing" なんだもん。
でもねぇ、"Easy"って言っても、私の場合なかなかねぇ。 "Fun" もねぇ、ガハハと楽しんでるだけじゃただのアホだし。

帰り道、その日のセーリングについてあれこれ考え思い巡らせながら、さわやか~な充実感や達成感に混じってチロっと出てくる迷いとか焦りとか疑問とか、そんなわけわからないものの中をプカプカ浮遊しながら、それでもこの歳になってこんなに熱中できるものがあるなんて、やっぱりシアワセなことだわ、なーんて思った時、ジワーっと沸いてくる楽しさが、私にとっての "Fun" です、今のところ。

Saturday, October 7, 2006

スンバラシイ秋晴れ

バームクーヘンみたいな巨大低気圧は昨夜のうちに東へ抜けました。天気予報では北西の吹き返しがありそうで、無理かな?とも思っていたのですが、葉山へ到着するとものすごい青空に南の軽風。空気が澄んで遠くの山までくっきり見えてヒジョーにさわやかです。やっぱり日頃の行いの良さですかねぇ。フフフ。

艤装を始めると、バサバサっと風が吹いて北風に戻ったもよう。朝、シーボニアでは北西がブン吹きだったらしいので、ちょっと気になります。一応吹かれてもよい衣装と心構えで昼前に出艇。

風は安定せず、やっぱり南なの?え?北?と相変わらずぐるぐるぐるぐる回っていますが、沖まで行ったらやっと南が安定してきました。フルハイク、時々スプレー。波はチョッピーですが順風の理想的なコンディションです。


サイコーですかー?サイコーでーす!(阿呆)

暫くしてFattyCat号発見。ザバザバ波かぶりながら一緒に走ります。マイラーVSダクロンなのにぶっちぎれません。それどころかじわりじわりと頭出される場面も。波、あるのでもうちょっとパワーつけようとか、色々試している最中に残念ながらFattyCatが帰ってしまいました。うーん、残念。ちこっと不完全燃焼。

だれーーーーーもいません。最高のコンディションなのに、なーぜー?仕方ないのでその後はマークを見つけて単独練習。ダラダラと乗るのはダメ、ちゃんと感覚研ぎ澄まして、今の走りどうなのよ?風どうなってるのよ?と考え続けながら走ります。…でも腹筋はエラい辛いし、バングを巻きつけた手がエラい痛いし、波はかぶるしで、集中し続けるのは難しいものです。 しゅ、修行が足りないようです・・・。
その後、また風が急に弱まり怪しい感じになってきました。陽も傾き始め、帰れなくなるとまずいので、練習終了。

「今日は練習になったのかなぁ?」と帰りがけにUさん。
でも乗らないよりは絶対に絶対にまし。毎週練習してるし、がんばるキモチもあります。紙を重ねるようなペースかもしれないけど、努力は実ると信じて前に進むのみです。

なんて、そんなシリアスなもんじゃなく、楽しくってもぅ、乗らずにはいられないんだけど・・・。

Sunday, October 1, 2006

ビフ~。

チーム結成してから6週間経ちました。で、レースを含め練習は9回目です。
ん?乗りすぎ?(^_^;) 今、わたしたち間違いなく日本のテーザーで一番練習しているチームです!・・・ってたったの9回練習しただけで言う台詞じゃないけど。ワハハ。

土曜はフリートレース。全日本前にたくさんのテーザーと走り合わせできるのは最後なので、楽しみに出艇しましたが、か風が、なーーーーーい。北東のヒョロヒョロ風の中をロールジャイブの練習をしながらレース海面へ。長ーい間風待ちをして、その後ようやく南風が入ってきました。でも依然ビフー。

結果は、2レースやって1-1。おぉスゴイ。と思ったらなんと1レース目はOCS。ガクッ。やっちまいました。ダクロンでひた走るsakura号を苦労して抜いて勝ち取ったトップなのにカナリセツナイです。先週、スタート練習をたくさんしたのにダメでしたねぇ。でもこれがオータムでもなく全日本でもなくフリートレースでよかったのかも?

2レース目は、途中から参加したハルレイ艇とバトル。ポートでアゲインストの潮が結構きつく、きちんと潮を考慮したアローワンスをとって各マークへアプローチする必要ありでした。ロールタックなど微風でのモロモロのコンビネーションはまだ課題がたくさん。でも今回のレースは微風のいい練習になったのでラッキーかな。最後は後ろを引き離してのフィニッシュ。今度はプーもちゃんと鳴りました。

有力チームの参加が少なかったとは言え、すべて難しいコンディションの中でのUさんのスマートなコース引きのおかげです。悲しいけど、まだ私は走りに貢献できているとは思えません。集中力散漫だったり、レース中にやるべきことのプライオリティーがアベコベだったり、なんだか動きが雑でフネを止めてしまったり、肝心なところでトンチンカンだったり(恥)と、レースのあとは決まっていつもこんな自己嫌悪です。 またマンモスが登場してペッタンコに踏み潰されるんです。
ベストを尽くそうと思ってやってるんだけど、実際尽くせてないし、仮に尽くせたとしてもわたしの力なんて、Uさんにとっては鼻くそ (失礼!)みたいなもんなので、お猿がクルーをやってもきっと同じ結果になるんでしょう。

焦らず一歩一歩とか、自信を持って次へステップアップ、なーんて書いたばっかりなのに、まだ一歩も踏み出せていないわたしです。 今週は、風邪で喉が腫れ上がり絶不調の上、両目結膜炎という二重苦!なのに無理やりコンタクトしてヨットに乗ってしまい、トホホの空回り週間でした。

気分もガッツリダウン。てんこ盛り盛りのゴハン食べて、もう寝ます・・・。