Monday, September 25, 2006

台風一過

猛烈な台風 「ヤギ」 (プッ)
伊豆諸島をかすめて東へ通り抜けました。

当初の予報では日曜もかなり吹くとのことで、強風練習を期待?覚悟?して行ったんだけど結果的には北東~東の風10~15ノットの快晴。絶好の練習日和です。それでも強風波浪が解除されていないのか、あぶずりは赤旗。当然テーザーは誰もいません・・・本日も、単独練習です。

マークを見つけてとりあえず上下練習開始。大きく息をしている風で、時折フルハイク、ガストでオーバーパワーという感じのコンディション。ハイクアウトポジションからのバングシーティングがキモです。・・・と、書くのは簡単だけど、ブローが見えていて引く用意もしてるのに、結局引けないのはかなり情けない!手にグルっと一周して握っておかないと片手で引くのは厳しいんだけど、終わったら案の定、久しぶりに両手の甲、全面青痣!こんな所に青痣できるスポーツって、一体どんなスポーツよ!

今日はメインとウィスカーの同時ジャイブにトライ。通常、向かい合わせに前乗りしてる時は、ウィスカー先に返してからヘルムが下がってジャイブというやり方でやってましたが、Georgeと乗るといつも同時にジャイブするよと話したところ、試してみようということになりました。真ん中に立って、ブームが通過する瞬間にかがんでパロットピークを外してうまく返せさえれば、あとは新しいカミで手を持ち替えてつければOK。風が振れて、戦略的に「ジャイブ今しかない!」という時にはすごーく使えそう。ローリングがきつい時にはデンジャラスだと思うので色々なコンディションでよく練習しておく必要がありそうです。

それから、テーマを意識して練習すること。風がどう振れて自分の位置がどう変化するのか、いつも海面を俯瞰で見て意識する訓練が私には足りません。何年ヨットやってんの?なんて言われそうですが、いいの、言われても。ホントのことだから。まぁ、風、コースうんぬんより、わたしの場合はもっと手前にまだまだハードルがたくさんあるんだけど。

超基本的な動作については意識しなくても体が動くようになってきて◎。ここのところ集中して毎週乗り込んでいるので、だんだん軽やかになってきました。オータムの前と後では体の動きが全然違う感じ。やっぱり、レースに出るのが一番の練習ですねぇ。
「練習してる、トレーニングしてる」 という事実も、メンタルな部分で自分を後押ししてくれます。前向きにベストを尽くすよういい精神状態へ導いてくれてるのかもしれません。いじけて自信喪失していた自分も少し変われるかも?自信を持って、次のステップへ進めるようガンバリマス。

オッ?!なんか絶好調?

・・・と言いたいところだけど、実は風邪ひいてヘロってます。はうーっ。

Wednesday, September 20, 2006

1年半ぶりの公式戦 -オータムレガッタ-

一通りのやることやって、レースの朝を迎えました。わたしたちが金曜日からコソ練をしていたことは、何故か各方面全てにバレバレだったようで(^_^;)、色んな人に朝から突っ込まれました。あと、 『久しぶり!』  『オッ帰ってきたね!』  とすごく沢山の人に声かけてもらい、これは本当に本当にうれしいことでした。4年間の広報の仕事は私にとって本当にとても大変なものだったし、その間に色々な事があって意気消沈し、でも乗らなくなっても広報の仕事は続けなくちゃならなかったし、なんだか最後はホントやりきれない気持ちでしたが、みんな、そんなのもちゃんとわかってくれてたのかもしれません。
ジャーン!わたし、テーザーに帰ってきましたヨ \(^o^)/

今朝は曇り空で北東の重めの風が吹いてます。うぅ、もうちょっとマイルドなコンディションでいいんだけど・・・。シュラウド半ピン詰めて、マサこま艇と走り合わせするために早々に出艇。

北東の風12~14kt、ガストで15~16ktって感じ。120kgに満たない我がチームはもちろんフルハイクです。金曜日のコソ練では、ブローでも加速するいい感触を得たのに、きちんと起こせるチームと走り合わせてみるとやっぱりその差は歴然。キ、キビシー!Uさん曰く、ブローが来てもつんのめって加速しない感じ。でもフリー速いヨ!見てろ~!上りはなんとか凌いでくっついて行って、フリーで爆走、これに尽きます。

1レース目、カミからジャストで出たけれど、シモスタート&左海面が伸ばし、私たちは1カミレグから艇団に埋もれてしまいました。引けるもん全部キンキンに引いて鬼ハイク。NJマン、ジョーマホが快走。ここらへんに絡んで行きたいところだけど、ちょっと空回りで着順9位。爆走NJマンなんとOCSのため1つ繰り上がって8位。

2レース目、ゼネリコのスタートでジブ引き遅れてアタマが引っ込んでしまう。Uさんに、アタマを引っ込めてスタートしたら全く意味がない、ゼネリコでもなんでもスタートではカミ艇シモ艇にアタマを並べないとダメ、引っ込んでたら絶対に絶対にダメ、と言われる。ハイ。そのとおりです・・・シュン。
このレースは少し風にむらが出てきてタクティカルな判断がものを言うレース。イラつく陸風のシフトや吹き出しをうまく拾った人の勝ちです。Uさんのコースのおかげでマサこま、ジョーマホに続いて3位でフィニッシュ。 やった!

3レース目、また風があがってきました。後で江ノ島の風速計データを見たら、昼過ぎに20ktオーバーを記録してたので、一番きつかったレースです。いいスタートを切ったのにオーバーパワーでタジタジになっていたところを、ものすごいスピードでマサこま艇にジャバジャバとカミ突破され、さすがにこれはかな~りコタエマシタ。何となく落ち着いて走れずにケアレスミスを連発。カミ艇が居るのにサドンタックしてしまい720度。これで2艇に抜かれて9位。 ふー。

4レース目、風がおちてきたのでチャンス。ゼネリコの後、I旗のスタート。カミが飛び出してたように見えたけどどうかな。ジョーマホ、マサこま、ハルレイと絡んでバトル。葉山軍団でリーディングフリートを固めて走ります。本当に難しい海面だったけど、シフトに合わせてショートタック2本入れたら3位に浮上。ねちっこくねちっこく諦めずに走り、リーチングでジョーマホ抜いて2位に浮上、マサこま艇ははるか前だけど、2位でフィニッシュ。そしたらなんと、マサこま艇OCSのためタナボタの1位!トップ!1番!ん~いい響き。

最終成績は27艇中第3位。Uさん的にどうかはわからないけど、わたしにとっては上出来の成績です。でも上位艇がのきなみOCSで沈んだためです。もちろん結果は結果なので胸を張っていいと思うけど、走り負け感は否めません。ジョーマホ、マサこま、NJマンのボートスピードには感服。
Uさんと色々話し合い、今後の課題は、

 ・タクティカルな部分で会話を増やし考えを共有すること
 ・バランスやトリムなど細かいところの精度を上げていくこと
 ・強風のデパワーとスピードビルド

特に3つ目は今回痛烈に感じたことです。もっともっともっともっと強風の練習をして、盗みまくって、試しまくって、乗りまくらないといけません。体重を増やすのはそう簡単には無理そうだけどガンバル!

まぁわたしは相変わらず役立たずで、良い成績をとっても何の自信も得る事できなかったけど、もう少し前向きになって、図々しく自信を持つこと、あきらめないこと、妥協しないことを肝に銘じなくちゃいけません。スタートに失敗しても、1カミレグで艇団に埋もれてしまっても、混戦から抜け出す粘り強さ、絶対に前に抜け出して行くねちっこさ。こういうのとてもダイジなことだと思いました。

優勝は、葉山のハルレイ艇。おめでとうございます!ハルさんに、私たちの走りがねちっこくて参ったと言われてUさんはまんざらでもなさそう。上手い人はみんなねちっこい走りをする、ねちっこくない人はいい所走っていたのに知らないうちに後ろの艇団に埋もれちゃったりする、からだそうです。

自分を誉めることは一つだけ。この風でレース4つやって、痣だらけ傷だらけ、握力腹筋消耗したけど、体力はまだまだ余裕ありました。今回のは短くて楽チンなコースだし、もっともっと大変なレース今までいっぱいやってきたし、強風のバウマン度胸一発ジャイブや深夜の神子元回航@50ノットに比べればこれくらいはまだまだダイジョブ!あと3レースくらいOK!!
テーザーモードにスイッチ入ってから、かつて泣く子も黙る夜更かし大魔王!だった私がナント毎日キッチリ6時間の睡眠をとって、規則正しく早起きして、5キロ走って、お弁当作って、余裕で出勤してるんだからっ!!!

ダメダメなところはいっぱいあって、課題山積だけど、ベストは尽くし完全燃焼。楽しく充実したレースでした!!


Monday, September 18, 2006

脱・奥様セイラー

金曜日会社休んじゃいました。(ダメ社員!)日曜日のオータムレガッタに向け、カートップ&整備&コソ練するためです。

今まで人に頼ってばっかりで、ヨット部のみんなやビール先生がいないと運転はおろか、な~んにも一人でできなかった(やろうとしなかっただけ?)ワタシです。でも最近は違いますヨ。脱・奥様セーラーです。精神的な面からも、行動の面からも自立して、自分の活動をすること。これって、イイ事なのかあんまり良くない事なのか、本当のところ、実は自分でもよくわかりましぇん。(男性諸君どうなの?)ずっと一緒にヨットをやって来たビール先生だから、今までみたいにきっと理解して応援してくれると信じてるけど。

そんなわけで、やることリストアップして、整備のためのパーツや工具やカートップの準備をして、休みをとって、朝、葉山で自分の車へフネを積んで・・・(これだけでも相当な進歩!)、私の新しいパートナーであるところの新師匠と江ノ島へやって来ました。前回の強風練習で小さなクラックが入ってしまったティラーの修理、ロアマスト長の計測クリアのためのスリーブ輪切り?挿入、フォアステイ長の調整、メジャーテープ貼り換え、トラベラーシート交換、シュラウドスライダーのネジ交換など色々やって、時間なくなっちゃったけど、すごくイイ風吹いてるので14:30から少しだけ練習。マイラーでの初セイリングです。
黒い雲が出てきて、時折フルハイクの重~い北東風。クローズを走ってツボを探ります。ローチが大きくなってセイルエリアも拡大してるけど、ダクロンに比べて真ッ平らになるので、パフが入ってもパワーがスピードに変わる感じ。誰ーーーも居ないので(当たり前だ!みんな仕事だ!)、走り比べたわけじゃないけど、なんとなくいい感触を得て気持ちよく練習を終えました。

翌、土曜日も朝から作業。あれこれと細かい整備をしたあと、セイルナンバー貼り。師匠は元セイルメーカーであるからしてナンバー貼りはO谷さんより上手です(笑)。晴れてJPN2706のマイラーセイルが出来上がりました。その後フネを倒してボトム磨き。微細なスクラッチ部分だけ2000番の水ペーパーをかけ、あとはナイロンのクロスだけで結構滑らかになったので、コンパウンドはやめておきました。キツキツだったセンターケースのインナーもカットし、いい具合になり作業終了。

午後からは6回目の練習。前日とは一転して東の軽風です。マーク回航とスタートの練習など。いつものことだけど、クルーワークだけじゃなくて、風を見る目線やポイント、スピード感覚もしっかり身につけていかないといけません。まだ全然ダメだけど。Georgeによく 「早くこっちの世界へ来い」 とか言われる私だけど、そっちの世界へ行くにはまだまだたくさんのハードルをクリアしていかなければなりません。そうすれば、もっとすごく深くて面白い世界が見えてくるんだろうケド。焦らずに一歩一歩、ですかね。

オータムに向けて一通りの練習と準備をしました。精神的に満ち足りていてチームの雰囲気もGOODです。ベストを尽くして楽しいレースができますように。

Wednesday, September 13, 2006

キル・ビル作戦

初めて乗ったときに121kgだったクルーウェイトが、日曜日の強風練習では117kgだったことが判明。最近走りまくってるし、お昼食べないで乗ったりしてるから仕方ないんだけど。とりあえず、お昼食べないで乗るのはやめたほうがよさそうです。これからはちゃんと沖メシの準備をしてから出ることにします。本当は、お互い10%ずつ増量すればイイ線行くのですが、単純に重けりゃいいってもんじゃないでしょー!10%も太ったらカラダ重くなって動き鈍くなるしー。

と言うことで、アンダーウェイトはもう仕方がないので、あんまり体重ばかり気にせずに、ご飯いっぱい食べてトレーニングもいっぱいすることにしました。名づけてキル・ビル作戦!


貧相なヤセはダメなので、ザ・ブライドみたいなスレンダーな殺し屋、あ、間違えたアスリートを目標にします~。 ま、トレーニングしたからって、ユマ・サーマンみたいに驚異的な足の長さになるわけじゃないけど。

#今から走ってきます。日本刀持って。
ウソ。日本刀じゃなくてクイックルワイパーくらいにしときます。主婦なので。^_^;

Sunday, September 10, 2006

弱ったハエ

なんだか突然またどっぷりテーザー生活になってしまい、毎日そのことで頭がイッパイゆえ、まだ4回目のれんしうとは信じられません。でもホント、まだ4回目。あいだが1週空いてしまったので、2週間ぶりの練習です。とても待ち遠しかった日曜日がやってきました。

そうそう、念願のマイラーセイル届きました。(書いてませんでししたがとうとう購入してしまいました。カメラ買換えは当分の間凍結!)練習の他に、マイラーのセッティングや計測の準備や整備その他やること一杯あるけど、朝から南西の風がブイブイ吹いてます。富士山くっっっきり!なんかこう、心ざわめき立つ感じ。 午後さらに風があがってきそうなので、Brand-Newマイラーは置いといて、先に練習に出て行くことにしました。くたくたダクロンで。

さっそく、兄弟船09、ハルレイ、マサルUジロー、FattyCatチームと走り合わせ。全日本までに、こんな風で練習するチャンスはそうあるもんじゃないので、ガンガン走る。波も高くラフな海面。バングを死ぬほど引いてアホみたいにエビ反りハイクするのも久しぶり!ザブザブ頭からスプラッシュを浴びて走るのも久しぶり!!目、鼻、口、耳など顔中の穴すべてから海水がゴボゴボ入ってきて、こんなにしょっぱいのも本当に久しぶり!!!!クローズ、リーチ、ランと何本か繰り返しヘロヘロになる。
ココロとカラダにはまだまだ余裕あったはずなのに、あまりにもドン臭い自分のクルーワークにまたクサクサしてしまう。このくらいの風、どうってことなかったのに、タックの度にバング、ジブシ、レバーとワラワラしてしまい、ハイクアウトに出るのが おっそいよぉぉぉお って感じ。

強風のウィスカージャイブもしかり。自分ではビビってるつもりは全然ないのに、まったくもって足腰引けちゃってダサい。想像はしていたけど、やっぱり想像どおり。強風はもっともっと乗り込まないとお話になりましぇん。
Uさんは、4回目だっつーのに、ハンドリングもバッチリだし、早くもデパワーの方策を色々試してる様子。はぅー、わたしは一体何年テーザー乗ってるんだろ。一緒に乗って練習してもっともっと上のレベルに引っ張りあげてもらいたいのに、努力して頑張ってレベルアップしたいのに、今日のわたしの気分を何かに例えるとしたら・・・ えーと、


「ひっくり返ってジタバタしてる弱ったハエ」  の気分。
キーッ!でもガンバルよ~!!

そんなわけで、今日はザバザバとてもしょっぱい日曜日でした。でも楽しかったー! ま、弱ったハエ気分だけど。(T_T)
来週はいよいよ、江ノ島で公式戦・オータムレガッタです。

Tuesday, September 5, 2006

秋ですよ、秋。

9/2土曜日、i-Podと一緒に一人で海へ。
今週末は予定が合わず、テーザーの練習はお休みです。スンバラシーお天気、しかも北風。暑いけどカラッとしていて、空も雲も高く秋の気配。たくさんのヨットが走っているのを横目で見てるのはあんまりカラダに良くないけど、公式戦に復帰するとなると練習以外にもやることはイッパイです。

トンビのピーヒョロロを聞きながら、のんびりとマイ・ボートの整備をするのはとても楽しいひとときです。目先のチッコイ悩みはあるけど、ずっと長いこと「また迷 い無くテーザーにのめり込みたい」「やるだけやって満ち足りた気持ちでいたい」と思っていたので、やっとその時がキターーーッて感じ。

フネ乾かして、バングシート交換して、ノンショックコードになっちゃったショックコードを交換して、敷居滑り貼って、フットベルト吊り上げを調整して、工具箱の整理して本日の作業おしまい。あとオータムレガッタまでに計測の準備をしないといけません。

とりあえず、今日はとてもイイ日でした。明日はクルーザーレース。
来週はテーザー乗るゾ。台風来るな~ッ!

Friday, September 1, 2006

これも才能のうち? -自分への催眠術-

週末がやって来ました。私の心の中のモヤモヤも少しずつ晴れてきました。自分のフネでクルーやるのって変デスカ?そんなことないでしょ、別にクルーは奴隷でも下僕でもないし。だいたい「チーム」なんだから、「チーム」にはヘルムスマンとフォアハンドがいて2人で少しでも速くフネを進めるために一致団結するんだから。

HMYCライバル艇であるところの妖精号のネゴロフスキーったら、めずらしくイイ事言うんです。優秀なヘルムスマンとチームを結成し、クルーをすることになった私は、自分のあまりのヘボさにクサクサしていたところ、 『うまい人と乗れることもヨットの才能であります』 などと言い、しきりに羨ましスィがるんです。おぉーッ!小兵力士いい事言うねぇ!そうか、そう考えることにするよ~。

優秀な人と知り合う人脈持ってることも才能!
誰とでも楽しくやっていけることも才能!
すぐその気になってモチベーション急上昇できるのも才能!
葉山に自分のテーザー持ってることも才能!
バリバリ健康体で毎週ガンガン練習できることも才能!
理解あるダンナ(様々)を持ってることも才能!
つまらないプライド一切持ってないことも才能!

キャーッ、(≧∇≦) なんて才能豊かなのーッ!(違)