Tuesday, December 12, 2006

葉山フリート納会

12月8日(金) テーザー葉山フリート 2006年納会

横浜で葉山フリートの今年の納会に参加。いつもは恒例の奥志賀初滑りの日程と重なって行けないことが多かったんだけど、最近のビールはスキーどころじゃないわけで・・・今年は奥志賀はナシ。というわけで、久々に参加しました。

20人以上集まって、年末年始の公式コソ練(なんじゃそれ?)や来年のフリート活動構想、全日本こぼれ話などで盛り上がりワイワイと楽しいひととき。フリートレースの表彰などもおこなわれました。普段、海の上で一緒でも、なかなかこうやって飲んで食べて語って・・・という機会がないメンバーも多いので、愉快に夜は更けていきました。

その後デラのY井さんの段取りで、中華街にある超!レトロな昔風スナック?へGO。店に一歩足を踏み入れた瞬間ひろがった昭和の世界に 「こ、これは・・・。」 と軽いめまい。ホステス歴は絶対50年以上だろうなぁというママにY井さんの名前が入った4年前!のボトルで水割りを作ってもらってるあいだじゅう、M猿やSONYのN本君などのワカモノはずっと口が開いたままになってます!ま、でも飲めればいいみたいです。ワイワイと内輪ネタで盛り上がっていたところ、23:30に閉店だからと追い出されました!昭和風スナック、意外と健全(^^)
(・・・と油断していたら、二子玉川までしか辿り着けず、雨の中タクシー乗り場で待つこと30分!帰宅は1:30・・・)

今週は、予定があり練習はお休み。年内にコソ練を含めもう2回乗れればなぁと思ってます。年末は仕事も家事も忙しくて「体が二つ欲しい~」状態ですが、本来好きなことをして生きるのはパワーが必要なわけで、こんなことでテンパっているようでは何も成し遂げられませーん。
年末繁忙期を涼しい顔で乗り切りるためにも、チョット温泉でシュワシュワしてきます~。

Saturday, December 2, 2006

赤旗!

12月2日(土) 練習#20 の予定だったけど・・・。

やっぱり、海は朝からペパーミントグリーンに沸き立ち、グチャグチャでした。
赤旗が降りるとも思えないし、もし降りたとしてもとてもディンギーが走れるコンディションじゃなさそうです。

こんな日は整備でも・・・と思ったけれど、あまりにも風強くとても作業ができる状態じゃないので、ドレインコックだけ付け替えて解散!サンネン!
明日はクルーザーレース。弱い北風の予報だけど、今日の様子では南西からのうねりだけは残りそうです。 サイアク?

というわけで、今日はハズレでした。シーズン通してやっていればたまにはこういう日もありますね。

Friday, December 1, 2006

やっと週末!

今週は、なんだか知らないけど長い一週間でした。手を付け始めてから時間がかかっていたメンドクサイDBの仕事を1つやっつけてスッキリ!(一応、平日はチャント仕事してるんです・・・) これで、気分良く週末に突入です。

昼休みに天気予報をチェックすると、晴れ、昼前から南西のイイ風が吹くみたいです。 キャーッ! (≧∇≦)
吹きすぎて赤旗にならないことを祈ります・・・

なんだ、わたしって、ヨット好きなんですねぇ。自分でもビックリ。テーザーは、ゆるゆるで細く長く続けて行ければいいやと思っていたのに、この歳になってまた突然スイッチ入ってしまい・・・。

で、モチベーションのコントローラーが、 「ボリュームつまみ」 じゃなくって、ONかOFFしかない 「スイッチ」 だったわけだけど。ハハハ。
人生なんてそんなものですかね。今は、全て上手く行き、全てが良い方向に向かって勢い良く流れているような気がするので、そんな時はその流れに乗っかって、ガガガガーッ と行けるところまで行ってみようと思います。

アスレティックトレーナーであり、ヨット乗りでもある友人、ニャロメのお気に入りモットーは、

「永遠に生きるかのように学べ、
明日死ぬかのように生きろ」
なんだそうな。いいねぇ!わたしのお気に入り語録にもさっそく追加しよっと。
 
ニャロメの 「真面目にスポーツトレーニング!」 とっても参考になりますヨ。http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/

Monday, November 27, 2006

初ドライ

11月25日(土) 練習 #19

11月も下旬となればシャキーーーン!と冷えてきました。今日からドライスーツ。本当はウエットの方が好きなんだけど、ここの所急に寒くなって、もーダメ、限界です。

で、艤装していて問題発覚!
なんとドレンプラグ(キングストンってやつです)がない!なんで?! 引っこ抜かない限り簡単には外れないし、どこかに落っことすようなものでもないし。もしかしてドロボー?葉山港にもドロボーが?でもわざわざオーニングをはがして人のキントン盗む人なんているのか~?

かな~り不愉快なデキゴトだけど、もう無くなっちゃったものは仕方ない!ということでAnotherUさんに電話して、今日だけお借りすることにしました。次の練習までに新しいものを入手しておかないといけません。
気を取り直して10:30出艇!昨日は随分吹いて、470全日本でも一時ハーバー待機があったようだけど、今日は穏やか~な晴天です。この週末HMYCでは全日本・アジアパシフィックマッチというレガッタをオーガナイズしてますが、わたしは運営ミーティングを終えて選手がドックアウトした後、テーザーの練習に抜け出して来ました。先週は雨のためお休みだったので、10日ぶりの練習です。

北東の気持ちの良い軽風。マッチレースのフライトを横目で見ながらウィスカーで沖出しし、のぼってくだってと暫く走ったあと、ちょっと早いけど沖メシしながらマッチのマニューバを観戦。
そのうちY原御大出てきたのでとりあえず一緒に走ります。岸近くはあまりにもフレフレであんまり走り比べにはなりませんが、我がヘルムスマンは「キングオブ・上り角度」であるからして、上り殺しておきました。(ウソですごめんなさい)

後半はヘルムチェンジ。全日本優勝チームがなんでこんな低レベルの練習してるワケぇ?って感じで申し訳ないんだけど。シュン。でも根気良く教えてもらって感謝してます・・・。私のレベルアップがチーム力アップの近道なので。今日は、今までの中で一番落ち着いて気分良く走れたので◎。指2本でティラーつまんでても全くヘルムを感じないニュートラルな状態でのクローズは、ホントにスイスイ走ります。この感覚をよく覚えておかないと・・・。まぁ細かいところは全くなってませんが、てくてく歩きで30センチくらいは進んだかもしれません。めげずにやります。最後は100本タック(ウソ、20本くらい)をして本日の練習終了。あースッキリ。

今日もテーザーはY原御大以外は誰もいませんでした。サビシ~。冬の間は、日も短いので練習時間も短くなるし、きっとこんな感じで殆ど単独練習になると思われます。短い時間でもテーマを決めて気持ち集中して乗れるよう、練習方法も工夫しなければいけません。

誰~も練習していないってことは、ホップ・ステップ・ジャンプで大躍進するチャンスでもあるわけだし。ウシシ。

Wednesday, November 15, 2006

ザ・コソ練

11月15日(水) #18 平日のコソ練です

水曜日に練習しているとても熱心ないちごチーム。それに合わせて出ているジョー艇。そして毎週末練習している我がチーム。3艇で冬の間キッチリとスピード練習を重ねていけばきっと成果があるよね・・・ということで実現した平日練習の第1弾です。これぞ正真正銘のコソ練!わたしは会社員ゆえ年に数回しかできないと思うけど。

昨日は南が吹き荒れていて、とても出せる状況じゃなかったようだけど、今朝は北風に変わり落ち着くことを祈りつつ車を走らせていると・・・こまPからTEL。

「・・・赤旗だよ」
え゛ー、そりゃないよセニョール! 会社休んだのにーっ!

でもとりあえずハーバーへ向かいます。
第三京浜の事故渋滞で大幅遅刻して到着すると、赤旗降りてました!ラッキー。風はブイブイ吹いていて、絶好の練習日和です。残念ながら今日はジョー艇は来れないのでいちご号と2艇で練習です。

海面に出てみると、南からオバケうねり。ホモ・ビーチ沖の波はチューブ巻いてるし、名島なんてもー、「津軽海峡冬景色」みたいにドッパーン!風は強弱も振れもある北東~東。 うねりに翻弄されヒールしたり、アンヒールしたり。フルハイクのコンディションだけど、うねりの処理でスピードを維持し続けるのが難しそうです。Uさん曰く、 「どこに軸を置いて走らせるかがダイジ」 とのこと。

今日はダクロンで出ました。わたしたちにはオーバーパワーの風なのでクリューの穴は1コ下、うねりはともかく波はそれほどないので、きっちりとジブを引き込んで走ります。 高さは相当いいのですが、低く走るいちご号に頭を出される場面もあります。なんかもっとやりようがあるはずなので、セッティング変更。今度は、ジブリーダーを1つ外に出し、アウトホール、カニンガムをもっと思い切ってタイトしてみました。そしたらこの風域でもなんとかついていけるようになりました。ギア・チェンジは大胆に、デパワーはもっと大きく思い切って、というのが今日の成果です。

今まで色々な場面で走ってきて、わたしたちはどうやら 「高く走れること」 がアドバンテージのようです。なので、スキッパーに命名してあげました。 ズバリ、『 上り殺しのU 』 いいでしょ。カカカ。
今後は、これを武器に精度を上げていき、いろいろな風域で生かせるようにすることが練習テーマになりそうです。

自分の方はというと、あまり進歩がありません。いつも同じようなこと書いてて情けないなぁ。
パフコールしようと思っても、低い目線から見てると、どこも同じように風あるように見えるんだもーん(-_-;)。特にリーチングの時は、ヘルムスマンの背中の風を逐一見ておかなくちゃ対応できないのに、なんだかイッパイイッパイですぐに黙り込んでしまいます。テルテールばっかり見てたら目線が違うヨ、と指摘されたり(恥)。「ずっと見てたらダメ、トリムとバランスに集中しながらも、相手艇チラ見して伝え、風チラ見して伝え、風掴んだら(波に乗ったら)バランスとトリムだけに集中。」 とアドバイスをもらうけど、そんなぁ、まるで千手観音だよぉ。・・・と当たり前のことが未だにできないわたしです。今まで色々な人と乗って、ずっとやった気になってたけど、レベルの高い人と乗ってみるとやっぱり何もできていなかったことに気付きます。

いちご号が引き上げたあと、沖メシ休憩をしてヘルムチェンジ。寒いから絶対沈しないでね!と言われるけど、いやァわっかりません、そんなの。するかもしれませんヨ。と宣言し(^_^;)、東浜をめがけてリーチング。何回かジャイブして気分良く走っていたら、ズルっと滑ってアンヒール!
あ゛ーっ
でも結構、あきらめ早かったです。お尻から11月の海にバックロールエントリー!記念すべきUさんとの初沈です。ブルブル~ッ!2回目のトライで沈起こし完了。
気を取り直してクローズ。まず、ティラーさばきがなってません。ここから練習です。冬の間にきちんとハンドリングできるように練習して、そこからがやっとスタートラインです。長い道のりだけど、めげずにてくてく歩きで行きます。

その日の夜、こまPから今日の練習についてのインプレッションがメールで届きました。意識を高く持って真剣に取り組む姿勢にいつも刺激を受けます。今日は本当に充実した練習でした。来シーズンを目指してこうやってお互い切磋琢磨できればサイコーですね。次は是非ジョー艇と3艇でやりたいものです。
継続は力なり。やっぱり毎週乗りたいです。

Wednesday, November 8, 2006

ヘルム de ポン!

11月5日(日) 練習#17  リスタートです。

全日本が終わって思い切りぐーたらしました。
深夜のネットショッピング、朝までDVD、飲み会ハシゴ、外食、朝寝坊。朝ト レも さぼり、おでこの真ん中に吹き出物がポチっと出来たところでダラダラ週間はお しま い!全日本終わったばっかりだけど、もう十分ぐーたらしたので練習再開です。

風が無く暑いくらいです。もう11月だっていうのに、9月から乗る格好が全く変わっていないからビックリです。今日は、ヘルムスマンとクルーをチェンジして練習です。出艇すらマゴマゴしてしまいかな〜りダサい女でありますが、なんとか棒持って走りはじめました。

岸近くでカミシモに打ってあったマークを拝借して、Y原御大チームとともに コース練習。・・・。以下省略。書くことありませーん。 それくらい当たり前な基本的な事を練習。お天気良くて超微風なので、大空に向 かって

「自分がキライだ〜っ!」

と、叫ぼうと思ったけどやめときました。 ふぅ、 ま、これが私の現実です。

気持ち先行しすぎると暴走するので、まずは全日本優勝の舞い上がった気分からきちんと着地して、おちついてリスタートしましょう、とはこまPのアドバイス。なにかと気持ち先行しがちな(^_^;) わたしのことよくわかってらっしゃる!
とにかくチームのボトムアップ(ボトムってわたしのことです)がチーム力アップへの近道なので、地に足をつけてつべこべ言わずに前進あるのみです。

さらーに風弱くなってきて、漂っていたらシーカヤックみたいな見慣れない乗り物に乗ったGeorgeさん登場。なんでもKすみさんが「ウナギ掴み大会」で優勝してゲットしたらしい。アハハ。

15:00、あまりにも風無いので本日の練習おしまい。でも乗れて気分スッキリ。なんと、あまりの暑さにシャワーは省略してホースで頭から水かぶって着替えておしまい。相変わらずTシャツビーサンでの海通いです。あと何週間かすると寒くなると思 うとカナシイですね。

でも今年の冬は 「地に足つけて」 じっくり練習です。やがて来る寒い日のためにドライの首を修理しておかないと・・・。

Tuesday, November 7, 2006

2006年秋 プチ・キャンペーン終了

秋のプチ・キャンペーンだった2006年全日本。あっという間に終わりました。

元某セールメーカーで470ナショナルチームにいたUさんと新しいチームを結成したのは8月。本気で自分を変えないと、とてもクルーは務まらないと思って、生活変えて、トレーニングして、毎週練習して。短い間だったけど、久々に頭の中ヨットのことだけになり、夢中で駆け抜けた3ヶ月でした。

とりあえずヨットレースに復帰して楽しくレース活動できればいいやと思っていたUさんに、シュポっと火を点けたのは、もしかしたら私の方かもしれません。まぁあまり気張らずにそこそこ走ればいいよねなんて思っていたのに、色々な回路を経てモンモンと考えた挙句、突然本気モードになって、マイラーセイルをオーダーして、Uさんも "テーザー病" に引きずり込んで、夢中になって練習をはじめました。試しに出てみるつもりの全日本がこんな結果に終わるなんて、始めのうちはホントに夢にも思いませんでした。

全日本チャンピオンって言われても、わたしはなんだかピンと来なくて、大勢の前の表彰式で一体どんなスピーチしたのかあまり思い出せないんだけど、江ノ島からの帰り道、運転しながら何故かコソ泣き!(笑)。全日本優勝はうれしいけど、自分はこのままじゃ絶対イヤだ、もっと練習してもっと上手くなりたいと猛烈に強烈に思ったら、なぜか目から汗が・・・^_^;; 助手席との間にはブームとアッパーマストとセ―ルがドカっと横たわっていたので、絶対にUさんには見えてないと思うけど。そして私の鼻が華厳の滝になってたことも (-_-;)。
もちろん、このあほブログもたぶん知らないはずだから書いてるんだけど。

数日が経って、方々から山のようにおめでとうメールをもらいました。そして、だんだん事の重大さに気付いてきビビッてきました。

大変!わたしの中身は何も変わっていないのに!!
へっぽこだとか、凸凹コンビだとか、ヘルムスマン優秀だからとか、そんなことはこれからは全部ただのみっともない言い訳です。余計なことをグタグタ言わず、全日本優勝チームのクルーとして恥ずかしくないレベルになれるよう、前を向いて一歩一歩進むのみです。

まだ、始まったばかりです。

Friday, November 3, 2006

そして、全日本 2日目

11月29日(日) 全日本2日目

金曜からのコンビニ朝食!もう辟易として限界だったので今日は片瀬江ノ島駅前でanotherUさんチームと朝マック。ジャンクフードには変わりないけど、温かいだけマシです。

ハーバーに着くと、みんな朝から明るく歓談モード。でもUさんは何となくピリっとしてるし、そういうUさんを見てわたしもチコっと緊張。早く出て少しでも長く走る時間を作りたかったので、口数少なくサッサとマストを立てて着替えてセールアップ。そこへGeorgeさんが「絶対、勝たせないから」 と一言。マジ顔でわたしたちのフネのさらに前にフネとめてセールアップ。もしかしてもしかして、もうレース始まってる?!

そう言えば、昨日新品に交換したマストステップのワッシャーをやっぱり古いものに戻しました。少し潰れているので高さが1mmは違います。気持ちの問題でもあるけど、センシティブなポイントでもあるので、気になる点や心配事はぜーんぶ取り除いて、迷いなく走るためです。芦屋の赤いのに続いて2番目に出艇。「ぜったい1番に戻ってくるゾ」 という心の声とともに (^_^)。

2日目の最初のレースは北東の風が少し吹いてました。ちょい逃がし&ハイクアウトの風。いい所からスタートしたのにスピードに乗り切れずいきなり10位と叩いてしまいました。今までの練習で、この風域はたくさん乗ったし、それなりにいい感触を持っていたはずなのに、やっぱり"速い人"と実際のレースで走ってみると全く歯が立ちませんでした。これはクルーウェイトというよりむしろ、蓄積の差かな。そしてこのレースはGeorge艇がトップフィニッシュしました。時間的にあと2レースはできそうなので、1レースカットを想定すると、これで同点、タイを解くとトップとっているGeorgeさんが上です。次のレースでほぼ決まります。シビレマス。この時の心の中のぐるぐる模様は文章にできません~。 "Just beyond expression" です!!

風が徐々に落ちてきたこともあり、しっくり来ない走りのイメージを払拭するため、クリューボードの位置を変えて第4レース。スタートはまずまずで左海面を使って1カミはポートアプローチ。しかーしここで水がなくスタボー団子艇団をかわしての回航となってしまいます。G艇は前。リーチングでは抜くチャンスなく少々焦り始めましたが、2シモでチャンス到来。早めにジャイブして下ろして風を拾い、真横に並んだ艇団のインをとってゴボウ抜きの4番回航。ここでG艇を抜きます。

3カミ暫く走るとヘッダが入り、みんな次々左へ返していきます。風はかなり弱くなってきました。ここでわたしたちは我慢して右のブローを取りに行くことを決断!カミマークのすぐ先の海面でやっていたなんかのレース、下りレグで即ジャイブしてポートで下っていくのをUさんはしっかり見てました。この先に強い右振れのブローがあることを確信し、バクチじゃなくて自信を持って伸ばします。そして、そのとおりになりました。左海面の艇団はラルに捕まり死んでいる中、ブローを受けてフネは滑り出し、右振れをガッツリ掴んだところで返すとマーク正面。のち、さらに振れてオーバーセイルくらい。豆粒みたいに左艇団を引き離してトップ回航を確信すると、S旗が揚がっているのが見えました。会心のゲームメイクでトップフィニッシュです。ヤッタ~!2人でハイタッチ。

フィニッシュしてから風は回り始め、南が入ってくるまで風待ちとなります。お昼を食べようとしたけど、どーにもこーにもソワソワして 「今食べると喉に詰まって飲み込めないー!吐くーっ!」 ということでランチは取りやめ。でもしばらくして気持ちが落ち着いて来たらやっぱりおなか空いてきました(笑)。ちゃんとお昼を食べて最後のレースに備えることにしました。その後は気持ちを切り替えて走り始めます。セッティングを色々試して走り、いい感じのスピードを作りあげ、気持ちのテンションも徐々にアップ。この風待ちのおかげで心の中を整理してベストな状態で気持ちよく最終レースを迎えることができました。自力優勝は4位以内、George艇と4点差以内にすれば勝ちです。こんな計算するの、わたしはもちろん初めてです。

最終第5レースはまたまたI旗のスタートです。全体的にかなり低く凹んでいます。このスタートは陸上の目標物で見通しがかなり取りやすかったので、少し低い時 ・丁度ライン上 ・ 高すぎて出ている時 の3種類のトランジットをスタート前に2人で何度も確認しました。なので、周囲よりかなり高い位置を流したけれど自信を持ってスタートできました。X旗が揚がります。全く心配ナシ言えばウソになるけど、ちゃんと確認してそれでも少し低いくらいだったので大丈夫!会心のスタートです。

H夫妻、鰻のかんたろうさんに続いて3番で1カミを回航。Udoちゃん、K部夫妻も僅差で続きます。G艇が少し遅れているようなので、落ち着いて集中して走らせます。Uさんは、黙りこくって私を置き去りにして独りで別次元に行っちゃってます。

お願い!私を置いて行かないでぇー!

私も尖った針の先っぽみたいな気持ちになって、一緒にスピードビルドし、一緒にフネ走らせて、尾てい骨でヒール感じて、耳たぶで風感じながら頑張って付いて行きます。

最後の下り、練習しているっぽい40ftクラスの大型艇が事もあろうにコースの至近距離に巨大スピンを揚げて近づいてきました。勘弁してよ~、と思っていたら今度はブランケの位置でスピンダウンに手間取ってバサバサバサバサ長いこと居座ります。これは、信じられない光景で抗議ぃ!ディンギーにとってクルーザーのスピンのブランケがどんなものかわかりそうなものなのに。タイトルがかかった全日本最終レース、微風の中、「尖った針の先っぽ」状態で一生懸命フネ走らせてるのに~!大変なストレスで失速してメロメロになり頭に血が上っているところに、後ろからいいスピードで走ってきたUdoさんにカミ突破されてギャフン!

1つ順位を落としたけど、そのまま3位でリーチング流し込みフィニッシュへ。Winning Runは何故か冷静でした。フィニッシュし、Uさんの口から出た最初の一言は 「優勝しちゃったね・・・」 でした。わたしは、頭のてんこからシューーーッと音がして空気が抜けたみたいにフニャフニャになり、長いこと黙ってました。

長かったような、短かったような、不思議な2日間が終わりました。テーザーを象った大きなメダルは、一生の宝物です。
 

本番!全日本 1日目

10月28日(土) 全日本 1日目

いよいよレースの朝になりました。ぐっすり眠ってサワヤカなお目覚め。ロアマスト長がギリギリかもしれないので、念には念を入れてマストステップのワッシャーを新品に換えてからもう一度測ってみます。 フォアステイ長とともに計測値はクリア。あとは、前日にシュラウドのピン抜けてマストが倒れてしまったフネ見ていたので、これまた念には念を入れて、きっちりテーピング。
かなり時間に余裕持って艤装完了。わたしもUさんも時間ギリギリというのは落ち着かなくてどーも苦手なので、これくらいがリラックスできてGOOD。ゆっくりストレッチしたあと深呼吸して早々に出艇。

風、弱いです。レース海面についた時には既に南の風。潮チェックのためにアウターでスポンジのかけらを投げていると、レーザーの神様・A山さんがやってきて、同じように潮チェックに使ったのはナントりんご!アハハ。この時、潮はほとんどありませんでした。りんごもスポンジかけらも無事回収し、いよいよ第1レースです。記憶が正しければ確かゼネリコ後にI旗のスタートで仕切りなおし。1カミ回航はたぶん5~6番でしたが、難しい難しい微風の中、粘り強く順位をあげていき3位フィニッシュ。実は着順は4位だったのですが、トップのH夫妻のプーが鳴らなくて(OCS)、Timがトップフィニッシュ、2位はさお・くれ艇、続いて私たちとなりました。前日に風向こそ違うけど同じような風域で滑り比べができたのが大きかったです。ワンツーフィニッシュはできなかったけど、日本人ではワンツーだ!(笑)

続く第2レース。再度潮チェックをすると今度はかなり流れていました。流れの角度をとってコンピューコースに潮の流れる向きを書き込んで (頭悪くてすぐ忘れちゃうので!!) スタートラインへ。下有利のライン、ロケットスタート&即タックに成功。スタートして数十秒後にはかなりイイ景色になっていました。さらに高い位置にいたH夫妻は神がかったボートスピードで先行。こちらも角度、ボートスピードともにとても良く、超集中してフネ滑らせK部夫妻、だどさんを振り切って2位。

初日はこうして幸先良くトップで終えました。わたしはダメクルーなりに一生懸命ゲームメイクに参加することを心がけました。Uさんの頭の中はいつもわたしの何手も先を行っているので、わたしは相変わらず風読めないんだけど、一生懸命周り見てしゃべり続けました。余計なことや頓珍漢なこともかな~りいっぱい言ったと思うけど(-_-;)。前向きにベスト尽くしました。

初日トップ・・・。こうなると、平常心でいるのはなかなか難しいものです。2位にはGeorge、3位にコマPが続いています。思えば、お盆にコソ練した葉山の3艇です。総会もパーティーも何となく心ここにあらずという感じ。点数計算のため、暫定成績を写真に撮って早々に宿に引き揚げました。

橋のたもとのラーメン屋でJURYの方々にお会いして話をうかがったら、私たちのリーチングの走りはロッキングが「イエロー・ライト・エリア」(=抗議されることはほとんどないが、可能性はある。その行動が繰り返されると、抗議される可能性は急速に増す。By「規則42の解釈」)であるとのこと。もービビリバビデブーです。トップ争いをしていて笛吹かれてクルクル回ってたら終わってしまうので。そう言えばだどさんが今日、サイド下で白旗パトカーに捕まっていました。ロールジャイブも絶対に失敗できません。リーディングフリートはJURYボートがついて回るので、もしバテンが一発で返らなかったらそっくり返ったまま走らないといけません~!

落ち着いて万全の状態で翌日を迎えるために11時前には就寝。頭の中でロールジャイブのシミュレーションをしてから寝ようと思ってたのに、今日もまた、目ぇつぶったら次の瞬間はもう明るくなってました。

明日、いよいよ最終日です。

全日本前夜

10月27日(金) 江ノ島にて最後の調整

朝8:00ESS着。急いでカートップし、9:00にさおくれチームのカートップヘルプのために森戸海岸へ。なぜか雨が降ったりしてるのですが、そのうちにやみ、江ノ島へ向かう頃には青空が見えてきました。到着すると既にGeorgeとろってんが艤装してます。他にもいちご号など既に6艇が搬入済みです。George艇と走り合わせをしたかったのですが、ハル重量も量っておきたいし、午後にはいちごチームも来るようなので、焦らずに当初の予定どおり午前中を計測準備、午後練習ということに。

ハル重量はアナログコンパス込みで66kg。ベアハルでは64kg~65kgといったところでしょう。チョット測るたびに数値のばらつきがありそうな秤だけど、まぁ想定の範囲なので予定どおりのバラストを積み、練習に向かいました。

風は弱めです~。北寄りの軽風。パフが入るとオンデッキ、ラルで真ん中、時々シモヒールという感じ。体重移動とともに、ジブも1~2cmほど出し引きです。フネ止めずに走り続けるためのスピード感覚がダイジです。きっと本番もそれほど風が吹かないようなので、丁寧にじっくりツボを探って走ります。

始めのうち、さおくれ艇をかなりリードしていましたが、クルーウェィトもハル重量もほぼ同じくらいなので、相手が少しだけセッティングを変更して再度走り合わせると、劇的に速くなってタジタジです。でもこちらもクリューボードの位置を変えて調整し、最後はどこまで走ってもイーブンな状態になりました。かなり、イイ感じ。このフィーリングで最後の練習を終えてよかったです。いちごチームはたぶん20kg近くウエイトが違うので120kgチームの挟み撃ちでチョット凹んでしまったようだけど、上手い人というのは、ひとたびレースになればどんな条件でもレース運びやハンドリングなどでやっぱり前を走るのでしょう。Georgeチームも含め、葉山軍団で上位を独占したいものです!

夜は遠征組などと15人ほどで飲み。でも、女性センターの門限はナント!9:00! なのであとは部屋飲み。さおくれチームとスーパークルーS根さんとソニーのジョシY柴さんと6人で延々バカ話!全日本前夜の割にはかなりリラックスしました。でも良い子は明日に備えて11:00には就寝。

布団の中で考えます。やるだけやったかな。あとは明るく楽しくやらなくちゃ。オータムでの自分達のポジションや、ベンチマークとなるフネとの走り比べから比較して、わたしは自分なりに入賞(6位以内)を目標にしてみました。ちょっと図々しいか!?ま、いいや。目標は高く持たなくちゃ、と目を閉じた瞬間に気ぃ失ってました。

(つづく)

Monday, October 23, 2006

いよいよです

10月22日(日) 練習#13

いよいよ全日本まで一週間をきりました。今日も張り切って集合し10時には出艇しましたが、残念ながら北東ヒョロヒョロ風。練習海面へ向かう間、ヘルムスマンが前乗りできない位の強風を想定して一人ジャイブの練習。ポールを持つ逆の手で新しいカミのジブシートを軽く引きながらウィスカーもメインもクルーが返します。ジブシをフリーにしちゃうとガーンとポールが前に行ってしまうので。強風の時にこんなに軽やかにできるとは思わないけど、手順を確認しておくための練習。

沖まで行くと、ソニーさんがショートコースでハンドリング練習をしていたので早速合流。エライ短いので忙しいですが、ウォーミングアップも兼ねて動作確認のいい練習になります。続いて6艇ほどでスタート練習を何本か。風位を取ってラインの傾きも計って、と本番レースを想定してやってみます。でも実際自分が舵を持っていないと、直前に風が振れて有利なエンドが変わってもなんだかよくわからないうちにスタートしてしまったりします。これじゃあダメダメだよ~(T_T)。Georgeの言うところの”乗せられてるクルー”になっちゃう。シュン。時計とラインだけじゃなくて、もっともっと神経研ぎ澄まして集中しないといけません。

しばらくすると風はさらに頼りなくなってきました。で、南の空が暗~くなってきて雷がゴロゴロ鳴り始めたところでソニーさんが帰港。その後は今月のJ-Sailingの表紙であるところのハルレイ艇、FattyCat号とで赤灯台までクローズ。相手の走りや位置関係など、今見ておくべきポイントをUさんに色々教えられるんだけど・・・・・・・・・・・・ちっとも進歩なく、なかなか実践できない私です。はーっ。

今日はクリューボードの一番上の穴を試してみることにしました。ジブのフットをもっと深くしたいので。そのために、ウィスカーのリングを一番下につけたんだけど、ジャイブするとクリューがくねっと捩れてしまってウマくありません。なので、リングはジブシートにつけることにしました。じか付けしたかったけど仕方ない。今日みたいな微軽風では、一番上もありのようです。

長い距離の走り比べなどができなかったので、少々物足りなかったけど、これで葉山での練習は終了。でもやるだけやって満ち足りた気持ち。残り数日は軽い運動だけにして栄養と睡眠をたくさんとって、体調管理モードに入ります。

あとは金曜日、朝カートップして江ノ島入りし、最後の調整&練習です。全日本は今まで何度も出てきたのに、こんな風に取り組んできちんと準備をして臨むのは初めてです。ハハッ(恥)。でも皆さんよーくご存知のとおりヨットはそんなに急に上手くはなりません。8月からチョロっと練習したくらいで目に見える上達なんてあるはずないし、そんなに簡単に上手くなるほどヨットはつまらないスポーツじゃないでしょ。

まだまだへっぽこのわたしだけど、実力以上の力なんて出せるはずないので、今のレベルでベストを尽くすだけです。楽しく完全燃焼。これだけです。

楽しくやってきま~す!!

Sunday, October 15, 2006

手ぇ、グローブだょ(T_T)

10月14日(土)12回目の練習(いつまで数え続けるの?)

今日も朝からイイ風吹いてます。朝起きた頃は肌寒い曇り空だったのに、逗子インターを降りる頃には青空が広がってきました。晴れた土曜日の朝ですょ!それだけでウキウキになり、車の窓を全開にして海に到着。

サクサクっと艤装して11:00前に出艇。
東~北東の風。思ったよりブイブイ吹いてます。時折強烈なブローが入ってきて、「もしかしてもしかして今までで一番吹いてる?」って感じです。ウキウキ一転ちょっとマジモードに。ウィスカーを張って沖出しするとすぐにGeorge号を発見。近寄ってみたけど、ずんずん沖出ししてインカレの上マーク付近に到着すると走るのやめてしまいました。なーんだインカレの観戦に来ただけかぁ。

仕方がないから単独でのぼり始めます。ヒーッ、吹いてるぅ~!シュラウド半ピン詰めて出ましたが、スライダーMaxまで引いて、ジブリーダー2つ外に出して、カニンガムで上を真ッ平らにして、片手にバング、もう片方の手にジブシートぐるっと巻き、あとはもうひたすら鬼ハイク。腹筋バーストしそうだけど好きかもこういう風。こういうの、どんどん乗ってへっちゃらになって余裕持ってレースに出たいものです。
その後、先週に引き続きFattyCat号と走り合わせ。途中ほんの15分くらい沖メシ休憩をとった以外は、上って下って、と2艇で延々繰り返します。沈未遂2回ほど(^_^;)。1度はタックでドジってオーバーヒール、久々にガンネルまたぎました。もう1回は、ウィスカーのランニングで強烈な振れガストが入った時。フー。その後、SONYのコースに混ぜてもらいスタート練習と短いコース練習を何度か。

で、まだまだ続きます。15:00にSONYが引き上げた後は、Tiki号、FattyCat号とまたまた滑りを何本か。最後はハルレイ、Georgeも加わってクローズ。今日は、のぼりの走りはかなり良かったです。Higher/Fasterで走ってると色々選択肢が広がります。吹いてるけど、ジブのクリューボードを1コ上にセッティングしました。パワーがついてイイ感じ。チューニングには色々なファクターがあって、いつも決まった正しい答えがあるわけじゃないけれど、やっぱり自分たちで実際に色々試してよいツボを探っていく積み重ねこそが "乗り込む" ということなのかな。

あがったのは16:00すぎ。走っているときは夢中だったけど、気づけば握力は殆どゼロ。引くたびにバング食い込んでた両手はぼってり腫れあがりグローブ状態・・・。手はフルフル震え、膝は笑ってます。ワハハ。

朝走って夜筋トレ、週末は練習、という生活続けて今日でちょうど2ヶ月。2ヶ月続けると人って変わるもんです。まだ腹筋は割れてないケド(笑)、子持ちシシャモの腹みたいだった筋肉もチコっと力こぶっぽくなってきました。バングもっと楽に引けるよう引き続き頑張らないといけません。

・・・と思っていた矢先、Uさんからプレゼントがありました。
ナント、握力鍛えるニギニギするやつと、腕力鍛えるゴムのチューブみたいなやつ。

お、鬼?

Tuesday, October 10, 2006

Team EFF

10月8日(日)連チャンで練習です。

海に到着すると、ウォーッと声あげたくなるくらいの絶景。まぶしい快晴、丹沢や富士山や伊豆の山々や大島にぐるっと囲まれて湖みたいな景色です。江ノ島なんて手が届きそうなくらい近くに見えます。こういう所で毎週セーリングできて、本当に幸せなことです。でも毎週葉山で乗ってるわたしでも、今日の景色はチョット信じがたいくらいキレイでした~。
残念ながら午前中はしばし風待ち。ビーチでお昼ごはんを食べ終わった頃、オッ、東からいい風が入ってきました。いそいそと出艇。逗子湾から出たあたりでいい風入ってきました。南の風10~12kt、ガストで14~15ktというまたまた最高のコンディションです。

暫く単独練習をしたところでジョーほづ艇発見!ひとしきり追いかけてやっと気づいてもらえました。早速一緒に走ります。少し風が落ちて、フルハイクで丁度ジャストに起こせる風。角度はこちらが驚異的に良く、延々Higherで走ります。あとで聞いたらジョーほづ艇はウェイト150kgだそうで・・・。こっちは30kgも軽くてセイルもマイラーなら、そりゃぶっちぎって当たり前か。

高さはOK。でも戦略的に高さより前に出たい時もある、とUさん言うので、今度はドライブモードにギアチェンジして頭を出せるようトライしてみます。でも、これがなかなか難しくパワーをつけて落とし目で、とやってみても、高さのアドバンテージをそっくりそのままスピードに乗せ変えるというのはそんなに簡単な事ではなさそうです。そういう感覚的なところのスキルが私とUさんのレベルの差が一番はっきりと出てしまうところです。2人で五感を研ぎ澄まして、ジョナサン・マッキーが言うところの 「今、ボートがいきいきと走ってるか」 を常に感じながら、変化し続ける状況の中いいツボを探って速く走り続けられるようにしなくちゃならないのに。

はぁ、上級コースですね。でもあまんり難しく考えずに、今はたくさん乗ってたくさん吸収できるようにします。だって私たち 「チーム EFF」 であるからして、目指すは "Easy & Fun & Fast Sailing" なんだもん。
でもねぇ、"Easy"って言っても、私の場合なかなかねぇ。 "Fun" もねぇ、ガハハと楽しんでるだけじゃただのアホだし。

帰り道、その日のセーリングについてあれこれ考え思い巡らせながら、さわやか~な充実感や達成感に混じってチロっと出てくる迷いとか焦りとか疑問とか、そんなわけわからないものの中をプカプカ浮遊しながら、それでもこの歳になってこんなに熱中できるものがあるなんて、やっぱりシアワセなことだわ、なーんて思った時、ジワーっと沸いてくる楽しさが、私にとっての "Fun" です、今のところ。

Saturday, October 7, 2006

スンバラシイ秋晴れ

バームクーヘンみたいな巨大低気圧は昨夜のうちに東へ抜けました。天気予報では北西の吹き返しがありそうで、無理かな?とも思っていたのですが、葉山へ到着するとものすごい青空に南の軽風。空気が澄んで遠くの山までくっきり見えてヒジョーにさわやかです。やっぱり日頃の行いの良さですかねぇ。フフフ。

艤装を始めると、バサバサっと風が吹いて北風に戻ったもよう。朝、シーボニアでは北西がブン吹きだったらしいので、ちょっと気になります。一応吹かれてもよい衣装と心構えで昼前に出艇。

風は安定せず、やっぱり南なの?え?北?と相変わらずぐるぐるぐるぐる回っていますが、沖まで行ったらやっと南が安定してきました。フルハイク、時々スプレー。波はチョッピーですが順風の理想的なコンディションです。


サイコーですかー?サイコーでーす!(阿呆)

暫くしてFattyCat号発見。ザバザバ波かぶりながら一緒に走ります。マイラーVSダクロンなのにぶっちぎれません。それどころかじわりじわりと頭出される場面も。波、あるのでもうちょっとパワーつけようとか、色々試している最中に残念ながらFattyCatが帰ってしまいました。うーん、残念。ちこっと不完全燃焼。

だれーーーーーもいません。最高のコンディションなのに、なーぜー?仕方ないのでその後はマークを見つけて単独練習。ダラダラと乗るのはダメ、ちゃんと感覚研ぎ澄まして、今の走りどうなのよ?風どうなってるのよ?と考え続けながら走ります。…でも腹筋はエラい辛いし、バングを巻きつけた手がエラい痛いし、波はかぶるしで、集中し続けるのは難しいものです。 しゅ、修行が足りないようです・・・。
その後、また風が急に弱まり怪しい感じになってきました。陽も傾き始め、帰れなくなるとまずいので、練習終了。

「今日は練習になったのかなぁ?」と帰りがけにUさん。
でも乗らないよりは絶対に絶対にまし。毎週練習してるし、がんばるキモチもあります。紙を重ねるようなペースかもしれないけど、努力は実ると信じて前に進むのみです。

なんて、そんなシリアスなもんじゃなく、楽しくってもぅ、乗らずにはいられないんだけど・・・。

Sunday, October 1, 2006

ビフ~。

チーム結成してから6週間経ちました。で、レースを含め練習は9回目です。
ん?乗りすぎ?(^_^;) 今、わたしたち間違いなく日本のテーザーで一番練習しているチームです!・・・ってたったの9回練習しただけで言う台詞じゃないけど。ワハハ。

土曜はフリートレース。全日本前にたくさんのテーザーと走り合わせできるのは最後なので、楽しみに出艇しましたが、か風が、なーーーーーい。北東のヒョロヒョロ風の中をロールジャイブの練習をしながらレース海面へ。長ーい間風待ちをして、その後ようやく南風が入ってきました。でも依然ビフー。

結果は、2レースやって1-1。おぉスゴイ。と思ったらなんと1レース目はOCS。ガクッ。やっちまいました。ダクロンでひた走るsakura号を苦労して抜いて勝ち取ったトップなのにカナリセツナイです。先週、スタート練習をたくさんしたのにダメでしたねぇ。でもこれがオータムでもなく全日本でもなくフリートレースでよかったのかも?

2レース目は、途中から参加したハルレイ艇とバトル。ポートでアゲインストの潮が結構きつく、きちんと潮を考慮したアローワンスをとって各マークへアプローチする必要ありでした。ロールタックなど微風でのモロモロのコンビネーションはまだ課題がたくさん。でも今回のレースは微風のいい練習になったのでラッキーかな。最後は後ろを引き離してのフィニッシュ。今度はプーもちゃんと鳴りました。

有力チームの参加が少なかったとは言え、すべて難しいコンディションの中でのUさんのスマートなコース引きのおかげです。悲しいけど、まだ私は走りに貢献できているとは思えません。集中力散漫だったり、レース中にやるべきことのプライオリティーがアベコベだったり、なんだか動きが雑でフネを止めてしまったり、肝心なところでトンチンカンだったり(恥)と、レースのあとは決まっていつもこんな自己嫌悪です。 またマンモスが登場してペッタンコに踏み潰されるんです。
ベストを尽くそうと思ってやってるんだけど、実際尽くせてないし、仮に尽くせたとしてもわたしの力なんて、Uさんにとっては鼻くそ (失礼!)みたいなもんなので、お猿がクルーをやってもきっと同じ結果になるんでしょう。

焦らず一歩一歩とか、自信を持って次へステップアップ、なーんて書いたばっかりなのに、まだ一歩も踏み出せていないわたしです。 今週は、風邪で喉が腫れ上がり絶不調の上、両目結膜炎という二重苦!なのに無理やりコンタクトしてヨットに乗ってしまい、トホホの空回り週間でした。

気分もガッツリダウン。てんこ盛り盛りのゴハン食べて、もう寝ます・・・。

Monday, September 25, 2006

台風一過

猛烈な台風 「ヤギ」 (プッ)
伊豆諸島をかすめて東へ通り抜けました。

当初の予報では日曜もかなり吹くとのことで、強風練習を期待?覚悟?して行ったんだけど結果的には北東~東の風10~15ノットの快晴。絶好の練習日和です。それでも強風波浪が解除されていないのか、あぶずりは赤旗。当然テーザーは誰もいません・・・本日も、単独練習です。

マークを見つけてとりあえず上下練習開始。大きく息をしている風で、時折フルハイク、ガストでオーバーパワーという感じのコンディション。ハイクアウトポジションからのバングシーティングがキモです。・・・と、書くのは簡単だけど、ブローが見えていて引く用意もしてるのに、結局引けないのはかなり情けない!手にグルっと一周して握っておかないと片手で引くのは厳しいんだけど、終わったら案の定、久しぶりに両手の甲、全面青痣!こんな所に青痣できるスポーツって、一体どんなスポーツよ!

今日はメインとウィスカーの同時ジャイブにトライ。通常、向かい合わせに前乗りしてる時は、ウィスカー先に返してからヘルムが下がってジャイブというやり方でやってましたが、Georgeと乗るといつも同時にジャイブするよと話したところ、試してみようということになりました。真ん中に立って、ブームが通過する瞬間にかがんでパロットピークを外してうまく返せさえれば、あとは新しいカミで手を持ち替えてつければOK。風が振れて、戦略的に「ジャイブ今しかない!」という時にはすごーく使えそう。ローリングがきつい時にはデンジャラスだと思うので色々なコンディションでよく練習しておく必要がありそうです。

それから、テーマを意識して練習すること。風がどう振れて自分の位置がどう変化するのか、いつも海面を俯瞰で見て意識する訓練が私には足りません。何年ヨットやってんの?なんて言われそうですが、いいの、言われても。ホントのことだから。まぁ、風、コースうんぬんより、わたしの場合はもっと手前にまだまだハードルがたくさんあるんだけど。

超基本的な動作については意識しなくても体が動くようになってきて◎。ここのところ集中して毎週乗り込んでいるので、だんだん軽やかになってきました。オータムの前と後では体の動きが全然違う感じ。やっぱり、レースに出るのが一番の練習ですねぇ。
「練習してる、トレーニングしてる」 という事実も、メンタルな部分で自分を後押ししてくれます。前向きにベストを尽くすよういい精神状態へ導いてくれてるのかもしれません。いじけて自信喪失していた自分も少し変われるかも?自信を持って、次のステップへ進めるようガンバリマス。

オッ?!なんか絶好調?

・・・と言いたいところだけど、実は風邪ひいてヘロってます。はうーっ。

Wednesday, September 20, 2006

1年半ぶりの公式戦 -オータムレガッタ-

一通りのやることやって、レースの朝を迎えました。わたしたちが金曜日からコソ練をしていたことは、何故か各方面全てにバレバレだったようで(^_^;)、色んな人に朝から突っ込まれました。あと、 『久しぶり!』  『オッ帰ってきたね!』  とすごく沢山の人に声かけてもらい、これは本当に本当にうれしいことでした。4年間の広報の仕事は私にとって本当にとても大変なものだったし、その間に色々な事があって意気消沈し、でも乗らなくなっても広報の仕事は続けなくちゃならなかったし、なんだか最後はホントやりきれない気持ちでしたが、みんな、そんなのもちゃんとわかってくれてたのかもしれません。
ジャーン!わたし、テーザーに帰ってきましたヨ \(^o^)/

今朝は曇り空で北東の重めの風が吹いてます。うぅ、もうちょっとマイルドなコンディションでいいんだけど・・・。シュラウド半ピン詰めて、マサこま艇と走り合わせするために早々に出艇。

北東の風12~14kt、ガストで15~16ktって感じ。120kgに満たない我がチームはもちろんフルハイクです。金曜日のコソ練では、ブローでも加速するいい感触を得たのに、きちんと起こせるチームと走り合わせてみるとやっぱりその差は歴然。キ、キビシー!Uさん曰く、ブローが来てもつんのめって加速しない感じ。でもフリー速いヨ!見てろ~!上りはなんとか凌いでくっついて行って、フリーで爆走、これに尽きます。

1レース目、カミからジャストで出たけれど、シモスタート&左海面が伸ばし、私たちは1カミレグから艇団に埋もれてしまいました。引けるもん全部キンキンに引いて鬼ハイク。NJマン、ジョーマホが快走。ここらへんに絡んで行きたいところだけど、ちょっと空回りで着順9位。爆走NJマンなんとOCSのため1つ繰り上がって8位。

2レース目、ゼネリコのスタートでジブ引き遅れてアタマが引っ込んでしまう。Uさんに、アタマを引っ込めてスタートしたら全く意味がない、ゼネリコでもなんでもスタートではカミ艇シモ艇にアタマを並べないとダメ、引っ込んでたら絶対に絶対にダメ、と言われる。ハイ。そのとおりです・・・シュン。
このレースは少し風にむらが出てきてタクティカルな判断がものを言うレース。イラつく陸風のシフトや吹き出しをうまく拾った人の勝ちです。Uさんのコースのおかげでマサこま、ジョーマホに続いて3位でフィニッシュ。 やった!

3レース目、また風があがってきました。後で江ノ島の風速計データを見たら、昼過ぎに20ktオーバーを記録してたので、一番きつかったレースです。いいスタートを切ったのにオーバーパワーでタジタジになっていたところを、ものすごいスピードでマサこま艇にジャバジャバとカミ突破され、さすがにこれはかな~りコタエマシタ。何となく落ち着いて走れずにケアレスミスを連発。カミ艇が居るのにサドンタックしてしまい720度。これで2艇に抜かれて9位。 ふー。

4レース目、風がおちてきたのでチャンス。ゼネリコの後、I旗のスタート。カミが飛び出してたように見えたけどどうかな。ジョーマホ、マサこま、ハルレイと絡んでバトル。葉山軍団でリーディングフリートを固めて走ります。本当に難しい海面だったけど、シフトに合わせてショートタック2本入れたら3位に浮上。ねちっこくねちっこく諦めずに走り、リーチングでジョーマホ抜いて2位に浮上、マサこま艇ははるか前だけど、2位でフィニッシュ。そしたらなんと、マサこま艇OCSのためタナボタの1位!トップ!1番!ん~いい響き。

最終成績は27艇中第3位。Uさん的にどうかはわからないけど、わたしにとっては上出来の成績です。でも上位艇がのきなみOCSで沈んだためです。もちろん結果は結果なので胸を張っていいと思うけど、走り負け感は否めません。ジョーマホ、マサこま、NJマンのボートスピードには感服。
Uさんと色々話し合い、今後の課題は、

 ・タクティカルな部分で会話を増やし考えを共有すること
 ・バランスやトリムなど細かいところの精度を上げていくこと
 ・強風のデパワーとスピードビルド

特に3つ目は今回痛烈に感じたことです。もっともっともっともっと強風の練習をして、盗みまくって、試しまくって、乗りまくらないといけません。体重を増やすのはそう簡単には無理そうだけどガンバル!

まぁわたしは相変わらず役立たずで、良い成績をとっても何の自信も得る事できなかったけど、もう少し前向きになって、図々しく自信を持つこと、あきらめないこと、妥協しないことを肝に銘じなくちゃいけません。スタートに失敗しても、1カミレグで艇団に埋もれてしまっても、混戦から抜け出す粘り強さ、絶対に前に抜け出して行くねちっこさ。こういうのとてもダイジなことだと思いました。

優勝は、葉山のハルレイ艇。おめでとうございます!ハルさんに、私たちの走りがねちっこくて参ったと言われてUさんはまんざらでもなさそう。上手い人はみんなねちっこい走りをする、ねちっこくない人はいい所走っていたのに知らないうちに後ろの艇団に埋もれちゃったりする、からだそうです。

自分を誉めることは一つだけ。この風でレース4つやって、痣だらけ傷だらけ、握力腹筋消耗したけど、体力はまだまだ余裕ありました。今回のは短くて楽チンなコースだし、もっともっと大変なレース今までいっぱいやってきたし、強風のバウマン度胸一発ジャイブや深夜の神子元回航@50ノットに比べればこれくらいはまだまだダイジョブ!あと3レースくらいOK!!
テーザーモードにスイッチ入ってから、かつて泣く子も黙る夜更かし大魔王!だった私がナント毎日キッチリ6時間の睡眠をとって、規則正しく早起きして、5キロ走って、お弁当作って、余裕で出勤してるんだからっ!!!

ダメダメなところはいっぱいあって、課題山積だけど、ベストは尽くし完全燃焼。楽しく充実したレースでした!!


Monday, September 18, 2006

脱・奥様セイラー

金曜日会社休んじゃいました。(ダメ社員!)日曜日のオータムレガッタに向け、カートップ&整備&コソ練するためです。

今まで人に頼ってばっかりで、ヨット部のみんなやビール先生がいないと運転はおろか、な~んにも一人でできなかった(やろうとしなかっただけ?)ワタシです。でも最近は違いますヨ。脱・奥様セーラーです。精神的な面からも、行動の面からも自立して、自分の活動をすること。これって、イイ事なのかあんまり良くない事なのか、本当のところ、実は自分でもよくわかりましぇん。(男性諸君どうなの?)ずっと一緒にヨットをやって来たビール先生だから、今までみたいにきっと理解して応援してくれると信じてるけど。

そんなわけで、やることリストアップして、整備のためのパーツや工具やカートップの準備をして、休みをとって、朝、葉山で自分の車へフネを積んで・・・(これだけでも相当な進歩!)、私の新しいパートナーであるところの新師匠と江ノ島へやって来ました。前回の強風練習で小さなクラックが入ってしまったティラーの修理、ロアマスト長の計測クリアのためのスリーブ輪切り?挿入、フォアステイ長の調整、メジャーテープ貼り換え、トラベラーシート交換、シュラウドスライダーのネジ交換など色々やって、時間なくなっちゃったけど、すごくイイ風吹いてるので14:30から少しだけ練習。マイラーでの初セイリングです。
黒い雲が出てきて、時折フルハイクの重~い北東風。クローズを走ってツボを探ります。ローチが大きくなってセイルエリアも拡大してるけど、ダクロンに比べて真ッ平らになるので、パフが入ってもパワーがスピードに変わる感じ。誰ーーーも居ないので(当たり前だ!みんな仕事だ!)、走り比べたわけじゃないけど、なんとなくいい感触を得て気持ちよく練習を終えました。

翌、土曜日も朝から作業。あれこれと細かい整備をしたあと、セイルナンバー貼り。師匠は元セイルメーカーであるからしてナンバー貼りはO谷さんより上手です(笑)。晴れてJPN2706のマイラーセイルが出来上がりました。その後フネを倒してボトム磨き。微細なスクラッチ部分だけ2000番の水ペーパーをかけ、あとはナイロンのクロスだけで結構滑らかになったので、コンパウンドはやめておきました。キツキツだったセンターケースのインナーもカットし、いい具合になり作業終了。

午後からは6回目の練習。前日とは一転して東の軽風です。マーク回航とスタートの練習など。いつものことだけど、クルーワークだけじゃなくて、風を見る目線やポイント、スピード感覚もしっかり身につけていかないといけません。まだ全然ダメだけど。Georgeによく 「早くこっちの世界へ来い」 とか言われる私だけど、そっちの世界へ行くにはまだまだたくさんのハードルをクリアしていかなければなりません。そうすれば、もっとすごく深くて面白い世界が見えてくるんだろうケド。焦らずに一歩一歩、ですかね。

オータムに向けて一通りの練習と準備をしました。精神的に満ち足りていてチームの雰囲気もGOODです。ベストを尽くして楽しいレースができますように。

Wednesday, September 13, 2006

キル・ビル作戦

初めて乗ったときに121kgだったクルーウェイトが、日曜日の強風練習では117kgだったことが判明。最近走りまくってるし、お昼食べないで乗ったりしてるから仕方ないんだけど。とりあえず、お昼食べないで乗るのはやめたほうがよさそうです。これからはちゃんと沖メシの準備をしてから出ることにします。本当は、お互い10%ずつ増量すればイイ線行くのですが、単純に重けりゃいいってもんじゃないでしょー!10%も太ったらカラダ重くなって動き鈍くなるしー。

と言うことで、アンダーウェイトはもう仕方がないので、あんまり体重ばかり気にせずに、ご飯いっぱい食べてトレーニングもいっぱいすることにしました。名づけてキル・ビル作戦!


貧相なヤセはダメなので、ザ・ブライドみたいなスレンダーな殺し屋、あ、間違えたアスリートを目標にします~。 ま、トレーニングしたからって、ユマ・サーマンみたいに驚異的な足の長さになるわけじゃないけど。

#今から走ってきます。日本刀持って。
ウソ。日本刀じゃなくてクイックルワイパーくらいにしときます。主婦なので。^_^;

Sunday, September 10, 2006

弱ったハエ

なんだか突然またどっぷりテーザー生活になってしまい、毎日そのことで頭がイッパイゆえ、まだ4回目のれんしうとは信じられません。でもホント、まだ4回目。あいだが1週空いてしまったので、2週間ぶりの練習です。とても待ち遠しかった日曜日がやってきました。

そうそう、念願のマイラーセイル届きました。(書いてませんでししたがとうとう購入してしまいました。カメラ買換えは当分の間凍結!)練習の他に、マイラーのセッティングや計測の準備や整備その他やること一杯あるけど、朝から南西の風がブイブイ吹いてます。富士山くっっっきり!なんかこう、心ざわめき立つ感じ。 午後さらに風があがってきそうなので、Brand-Newマイラーは置いといて、先に練習に出て行くことにしました。くたくたダクロンで。

さっそく、兄弟船09、ハルレイ、マサルUジロー、FattyCatチームと走り合わせ。全日本までに、こんな風で練習するチャンスはそうあるもんじゃないので、ガンガン走る。波も高くラフな海面。バングを死ぬほど引いてアホみたいにエビ反りハイクするのも久しぶり!ザブザブ頭からスプラッシュを浴びて走るのも久しぶり!!目、鼻、口、耳など顔中の穴すべてから海水がゴボゴボ入ってきて、こんなにしょっぱいのも本当に久しぶり!!!!クローズ、リーチ、ランと何本か繰り返しヘロヘロになる。
ココロとカラダにはまだまだ余裕あったはずなのに、あまりにもドン臭い自分のクルーワークにまたクサクサしてしまう。このくらいの風、どうってことなかったのに、タックの度にバング、ジブシ、レバーとワラワラしてしまい、ハイクアウトに出るのが おっそいよぉぉぉお って感じ。

強風のウィスカージャイブもしかり。自分ではビビってるつもりは全然ないのに、まったくもって足腰引けちゃってダサい。想像はしていたけど、やっぱり想像どおり。強風はもっともっと乗り込まないとお話になりましぇん。
Uさんは、4回目だっつーのに、ハンドリングもバッチリだし、早くもデパワーの方策を色々試してる様子。はぅー、わたしは一体何年テーザー乗ってるんだろ。一緒に乗って練習してもっともっと上のレベルに引っ張りあげてもらいたいのに、努力して頑張ってレベルアップしたいのに、今日のわたしの気分を何かに例えるとしたら・・・ えーと、


「ひっくり返ってジタバタしてる弱ったハエ」  の気分。
キーッ!でもガンバルよ~!!

そんなわけで、今日はザバザバとてもしょっぱい日曜日でした。でも楽しかったー! ま、弱ったハエ気分だけど。(T_T)
来週はいよいよ、江ノ島で公式戦・オータムレガッタです。

Tuesday, September 5, 2006

秋ですよ、秋。

9/2土曜日、i-Podと一緒に一人で海へ。
今週末は予定が合わず、テーザーの練習はお休みです。スンバラシーお天気、しかも北風。暑いけどカラッとしていて、空も雲も高く秋の気配。たくさんのヨットが走っているのを横目で見てるのはあんまりカラダに良くないけど、公式戦に復帰するとなると練習以外にもやることはイッパイです。

トンビのピーヒョロロを聞きながら、のんびりとマイ・ボートの整備をするのはとても楽しいひとときです。目先のチッコイ悩みはあるけど、ずっと長いこと「また迷 い無くテーザーにのめり込みたい」「やるだけやって満ち足りた気持ちでいたい」と思っていたので、やっとその時がキターーーッて感じ。

フネ乾かして、バングシート交換して、ノンショックコードになっちゃったショックコードを交換して、敷居滑り貼って、フットベルト吊り上げを調整して、工具箱の整理して本日の作業おしまい。あとオータムレガッタまでに計測の準備をしないといけません。

とりあえず、今日はとてもイイ日でした。明日はクルーザーレース。
来週はテーザー乗るゾ。台風来るな~ッ!

Friday, September 1, 2006

これも才能のうち? -自分への催眠術-

週末がやって来ました。私の心の中のモヤモヤも少しずつ晴れてきました。自分のフネでクルーやるのって変デスカ?そんなことないでしょ、別にクルーは奴隷でも下僕でもないし。だいたい「チーム」なんだから、「チーム」にはヘルムスマンとフォアハンドがいて2人で少しでも速くフネを進めるために一致団結するんだから。

HMYCライバル艇であるところの妖精号のネゴロフスキーったら、めずらしくイイ事言うんです。優秀なヘルムスマンとチームを結成し、クルーをすることになった私は、自分のあまりのヘボさにクサクサしていたところ、 『うまい人と乗れることもヨットの才能であります』 などと言い、しきりに羨ましスィがるんです。おぉーッ!小兵力士いい事言うねぇ!そうか、そう考えることにするよ~。

優秀な人と知り合う人脈持ってることも才能!
誰とでも楽しくやっていけることも才能!
すぐその気になってモチベーション急上昇できるのも才能!
葉山に自分のテーザー持ってることも才能!
バリバリ健康体で毎週ガンガン練習できることも才能!
理解あるダンナ(様々)を持ってることも才能!
つまらないプライド一切持ってないことも才能!

キャーッ、(≧∇≦) なんて才能豊かなのーッ!(違)

Tuesday, August 29, 2006

ゆるマジで行きます~

月曜の明け方、昨日の1レース目の2カミで右にやられて負けたところの夢見て目が覚めました。で、もう目ぇパッチリ冴えちゃって結局5:00に起きてしまいました。なんかわたし、ぶっ壊れちゃったみたいです。

新チームを結成して3回目の練習は、急遽エメラルドカップ出場となりました。テーザーでレースに出るのは昨年のスプリング以来なのでちょうど1年4ヶ月ぶり。草レースとは言え、なんか、ミョーに緊張。みなさん光り輝くバリバリのマイラーセイルで出艇。一方我がチームは練習用くたくたダクロンで参加(笑)。

風待ちのあと、南寄りのひょろひょろ風が入ってきてスタート。ラインのバイアスひどくグチャグチャになりゼネリコ。2度目のスタートはみんな結構低かったので高めのところを流して目立ってしまったけど、ギリで入ってオールフェアのスタート。
…スンマセン。1レース目で覚えていることは、あとはその夢に出てきたシーンだけです。
トップ争いをしていた2カミレグ。右のコースエンドにいたFBを良く見ておくように言われたのに、なんだかわたしはヒッチャカメッチャカになっていて、全然風を見れませんでした。パラレルでシモにいたジョーマホ艇とハルレイ艇がポートに返し早めに右へ。わたしたちはスタボで前を切り左をキープ。でも結局はペケ、だめでした。右にパフが入り完全にやられてパァです。
そしたらUさんが、「次は絶対トップとろう」と言うんです~。
あのぉスミマセンわたしそんなこと今まで
言った事も考えた事もないです~。
2レース目もロケットスタート成功。ちゃんとしたスタート切るのはテーザーとFBくらいで、あとは皆さんかなりのんびりしてます。ま、そういうレースだからいいんだけど。1カミレグは艇団の中にいましたが、2カミで右に出てあとはマイナスアングル走らないように振れタックのみ。ぐんぐんぐんぐん面白いように前に出ます。「高木裕の図解ヨットレーシング」見てるみたいに。後続大きく引き離し着順4位、テーザーで1番でフィニッシュ。くたくたダクロンで。

オカに戻ると 「あの人一体ナニモノ?」 と質問攻めに遭う。前を走ることに慣れていない私だけど、前走ったのはやっぱり気持ちよかったです。前で勝負して初めて分かることもたくさんだし。でも、もし今のチーム力が10だったとしたら、内訳はUさん9、わたし1ってかんじ。相変わらずヒモ引っ張ってるだけだし。なか~りブルーになります。そしたら、ブルーはやめてピンクで楽しく行こうと言われました。

ま、ブルーになってても始まらないですけどね。らしく「ゆるゆる」で行きます。「ゆるマジ」?でレース活動できるところがテーザーの楽しみの真髄ですから。
まずは走ってるときの意識レベルを同じところにもっていけるようガンバリマス。
だって、Uさんが産毛逆立てて集中してフネ滑らせてる時にわたし、「お腹すいたなぁ」とか考えちゃいそうでコワイもん。

やでしょー、そんなクルー!

Saturday, August 26, 2006

テーザーネタで痛飲!

Georgeとろってんとヨンナナ乗りの若人と5人でミーティング(という名の飲み)。
先週の水・木と乗ってからまだ10日も経っていないというのに、わたしの頭の中では色んなことがグルグルグルグルしていてそろそろ収拾が付かなくなってきた頃なので、誰かに話を聞いてもらうというのはとてもよいセラピーになりました。 終電はなくなったけど…。

何がモヤモヤしてるかと言うと・・・。そんなこと整理して説明できるなら最初からモヤモヤなんてしませーん!で、結局結論が出たわけじゃないけど、全日本まではとにかく楽しく頑張って、本当にダイジなのはそのあと自分がどうしていくかってことだけかな。全日本が終わってそのまましぼんだりしないように。

関係ないですが、長らく愛用していたNikon E5700が壊れてしまいました。Flickrで写真の勉強をしていたのにかな~りショックです。実はほんの数週間前までは、せこせこと貯めたカメラへそくりを使って9月発売のD80買う気マンマンになってました!なってましたとも!
なのにここ数日、わたしはそのカメラへそくりでテーザーのマイラーセイルを買っちゃおうかと本気で考えていたのでした。矢先、壊れた!

これ、どういう意味?カメラ買えってこと?セイル買っちゃダメってこと???

Wednesday, August 23, 2006

ゼロロクのこと。

フネには人それぞれに思い入れってもんがあります。わたしの愛しのゼロロクは、訳あって逗子の置き場に長いこと放ったらかしになってます。
相棒だったギャワがヨットやめる時、最後にガシと両手で握手し「ゼロロクをよろしく頼む」と言われてからもう4年半経ちますが、生きてるんでしょうかね~。無事なんでしょうかね~。どっかでこれを読んでたら連絡くれー。

さて、このたびUさんと乗るにあたって、駐車場や地の利も考えてとりあえずあぶずりで練習を開始することにしましたが、ボロの艤装ではあまりにも申し訳ないと思い、あぶずりに置いてあるsugoiと逗子のゼロロクの艤装品を全とっかえしました。どうぜ全日本はゼロロクで出るんだし、少しの間だけ、と思って。

sugoiは700番台・セブンハンドレットドリーム(超軽量時代のハルでプレミアム付くフネもあるとか?)の古いフネですが、中はカラカラに乾燥していたし、特に何も問題はありませんでした。そうなると、全日本も別にこれでいいんじゃない?ってなります。当然。でもどうしてそう思えるかと言うと、ハル以外はセイルもフォイルもマストもリグもぜーんぶゼロロクの艤装品を使っているからです。そもそもsugoiのティラーは木だし、フォイルだって水ペーパーかけてもかけてもザラザラ、すべてがレトロでくたびれてます。きっとオリジナル艤装のままで乗ってたらsugoiで全日本に出るなんて考えもしなかったはず。

かわいそうなゼロロクは酷いオーナーに身包み剥されて?ハルはほったらかしのままです。船齢はsugoiより遥かに若く、一緒にワールドにも行った大切なフネなのに。だから、このまま艤装品をアベコベのまま使い続けるのは、どーーーしても気が進みません。sugoiを持っているのに、何のために更にゼロロクを買い取ったのか、それは単なる愛着といえばそれまでだけど、ずっと手元に置いておきたいという特別な感情からです。


全日本にはゼロロクで出たい…(ボソッ)
しかーし、私のそんな気持ちは誰も知る由もなし。という訳で、ゼロロクの保管場所について頭の痛い日々を送ってます。

Monday, August 21, 2006

2日連チャンの練習

本当に単細胞で申し訳ないんですけど、なんとその翌日も乗ることになってしまいました。

1日目は初日ということでまぁ無理せずに… なーんて思っていましたが、結局ジョージ&ろってん艇、こまP&マサル艇とともにショートコースをぐりぐりぐりぐり廻って、炎天下で犬のように舌出してハーハー息を切らす羽目に。ホント久しぶだったのでエライ大変でした!でもクルーワークは案外忘れていないもんです。ま、軽やかにできたかどうかは別として。ハハハ。後半は、長い距離で滑りの練習をたっぷり。3艇の中では一番軽かったので、まっすぐ走る分には悪くないスピードだけど、たぶんちょっとでも吹いてきたら、すぐにイッパイイッパイになって、ドタバタになることは想像に易しいけど。とにかく初日は充実した練習になりました。

2日目は練習相手はいなかったけど、ボートハンドリングをみっちりと練習。昨日初めて乗ってみて、わたしの「センサー」はかなり錆付いていたことを実感。ただ、ヒモ引っ張ったり、棒ひっくり返したりしていただけ。そんなのはできて当たり前のことで、練習すればサルでもできること。あまりにも自分に自信がないのですぐ黙んまりを決め込む「サイレント・クルー」になってしまうし。胸焼けのような自己嫌悪に陥りましたヨ。勘、取り戻せるのかなー。まぁ、そんなたいそうな勘も元々持ち合わせてないケド!もう少し乗り込めば、もう少し余裕できるかな。

この2日間の練習で、すっかりテーザーモードにスイッチが入ってしまいました。頭の中、テーザーのことだらけ。

どうしたらパートナーのレベルに近づけるんだろう。
どうしたら意識レベルの差をうめてアタマの中身を共有できるんだろう。
そもそも、そんなの無理?

3分に1回くらいため息出ます。色々考えすぎて動物園のクマみたいにリビングをウロウロし、アタマぐちゃぐちゃになると時々ソファーにダイブしてクッションに頭突っ込んでます。

とりあえずは、またこういう気持ちになれた事がうれしいくもあります。
わたしのヨットは、いつもいつも周りの人に助けられて、やさしい心配りに支えられています。T長さんはじめ、葉山のテーザーな人々にも感謝しなくちゃいけません。

次の練習が待ち遠しいです。

久々のテーザー

夏休みの中盤、8月16日 久々のテーザー。
テーザー協会の広報の任期がやっとやっと終わって、燃え尽き症候群みたいになってくすぶって(いじけて?)いた私のところに、T長さんからパートナー紹介のメールが来たのが6月半ばのことでした。知ってる人は知ってるけど、私のテーザー計画は節目節目の決断がことごとくハズレて、いばらの道を歩んでます。憂鬱な問題山積!アタマ痛い~!・・・と思っているうちにだんだん情熱とパワーが薄れてきて、とうとう 『もうどうでもいいや、別に乗らなかったら売っちゃえば』 という超ネガティブ症候群に陥っていたところです。なので、うーっ、紹介して頂いたのはとてもありがたい事だけど、困ったなぁ、でもせっかくだからとりあえず顔合わせだけしてみればいいか、という軽い気持ちで会ってみることにしました。で、じゃ、まず一度乗ってみますか、ということに相成ったのでした。

で、話聞くうちに、その方、なんでもかつてヨンナナのナショナルチームでオリンピック強化選手として活躍していたらしく、わたしは一気にビビリバビデブー子になってしまったのでした。あー、やだやだ。普段はかなりハッタリ系でエラぶってる私ですが、やっぱりテーザーではどうしても無敵モードになれません。なれっこありません。だって本当に何もできないしヘタクソなんだもん。

今更、また知らない人とチーム組むなんてできるのかなぁ、色々気遣いしたりしてそういうのってすごいストレスになるんじゃないかなぁと、ワクワクする反面、気が重いような、なんとも複雑な気持ちで葉山へ向かったのでした。

で、結論書きます。

ウヒャー、すごい楽しかった!!テーザーってやっぱりサイコー!!
…カナリ単細胞でどーもすみませーん。

というわけで、とりあえず全日本を目標に頑張ってみることに決定。