Thursday, May 3, 2007

コーキング大作戦

5月3日(木) 整備デー

今日は一人で葉山へやってきました。 あぶ食のおにぎり片手にiPOD聞きながら整備デーです。

スプリングレガッタの初日で長いこと沈していたら、帰着後、中にタプタプに水が入ってました! (T_T)
以前から強風のセーリングのあとは少々リークがあったのですが、中を触るとちょっと濡れてる位、ひどい時でもキントンからほんの数滴しずくが垂れる程度だったので、まぁしょうがないなぁ、そのうちコーキングをちゃんとやり直さなくちゃなぁ、、、と思い、中をきれいに拭き取り乾燥剤を入れていました。でも、タポタポに入るのは尋常じゃーありません。

今日は乾燥した快晴!なので意を決してハッチからホースを突っ込んで内側をザバザバ水洗いしました。塩分が残っているといつまでも湿気が抜けないので。で、一人でバウを持ち上げたり下げたり横っちょ持ち上げたり下げたりしながら中の水を隅々まで移動させてすすぎました。こ、これかなりの重労働!しかも知らない人が見たらかなーり怪しいムーブメントだったらしく、近くの釣り人に珍しい動物見るような目で観察されてしまいました。いいから、わたしのことはほっといてぇー。あなたは釣りに専念してください。

完全に水を抜いてから、ハッチから手を突っ込んでシグナスマリンタオル(水とりタオル)をブンブン振り回して何度も拭き取り、前側のVボトムも完全に水分を拭き取って、あとはひたすら風を通して乾かしました。

次にコーキング。トラベラーカムなどタッピングのところは全部はずしてシリコン盛りなおし。ハッチ周り、スウォート接合部、マストステップはとりあえず応急処置として外側からコーキング。コックピット内もネジ穴というネジ穴を全部チェックしました。あとはガジョンも怪しいのですが、もう一人いないと内側からナットを押さえられないので、今回はパス。それから一人ネジ締め大会を行い、リーク対策完了。これでしばらく様子を見ることにします。

まだまだ時間があったので、カートップのベルト痕などをクリーナーでキレイにして、微細な傷をコンパウンドや2000番水ペーパーなどで軽~く磨き、完了。ピカピカです。

夕方になったら、タンクの中はカラカラに乾きました。塩分も落ちて手で触ってもベトベトしてません~。洗って正解。 新しい「水とりぞうさん」を入れてハッチとキントンを閉め、オーニングもキッチリ閉めて本日の作業終了。気持ち良い1日。

Tuesday, May 1, 2007

テーザースプリング2007 その③

4月29日(日) 2日目#2 Race6~8

第6レース、スタート決まりました!ひゃっほー!でもいつもならこの景色でスタートすれば絶対にトップを維持できるのに、ボートスピードなくズルズルと後退してしまい6位。スピードのことは悩ましいです。前回の練習でもイチゴ号にこんなにダントツに走り負けたりはしていなかったので、原因が分からず混乱してしまいます。リーチが波打ったジブのせいか、何か昨日の長時間の沈でどこかおかしくなったのか?それとも波のある海面を走りこなせていないのか?でも少しずつ調子は上がってきています。お昼を食べて元気もりもりフルチャージし、次のレースに臨みます。

第7レース、風はだんだん左に振れ強めのシーブリーズが入ってきました。オーバーパワー&がんばりハイクの風です。かなりくたびれてきました。でも気持ちは充実していて二人ともやる気マンマンであります。このレースの最後、シモからリーチングの流し込みで、後続のO沢艇が執拗にカミに出ようとするので熾烈なラフィングマッチとなりました。私たちどこ行っちゃうの~ってくらいのぼりましたが、なんとか交わしてフィニッシュ。フー。10位。 6、7レースは左海面が良く、ほぼ一本コースとなりました。

そして第8レースはいよいよ強風となりました。いつもだったら辛い強風レースになると、NHの旗が揚がるのを心待ちにしている私なのに、今回はなぜかもっとやりたいと思ってました。自分のミスで足を引っ張ってるっていうのもあるし、なんとか納得できるレースをしてから気持ちよく終わりたいって思っていたので。絶対にこの強風レースきっちり走りきるんだって思ったら、むしろテンションあがってきてた感じ(阿呆)。相当な、負けず嫌いみたいです>アタシ。
このレースは、超シモ有利のラインをイチゴ号がしびれるポートスタートを決め、わたしたちも即タックで全艇の前を切っていきました。これはサイコーの景色で、アドレナリンが噴き出しました。ワハハ。途中キャプテンK艇にらくらく突破されるなど、この風では私のお粗末なハイクアウトではお話にならず(T_T)、1つ順位を落としましたが、最後まで集中して走りきり3位でフィニッシュ。
これは、かな~りうれしかったです。走り負けてはいたけど、120kgのチームで重量級のダンシチームに食らい付いての3位です。色々ダメダメだったけど、終わりよければ全てヨシ!ということで。

走ってる時は夢中だったけど、ハーバーに着いたらへたり込みました。1日に6レースというのはさすがに体力の限界。でも待ち時間少なくサクサクやってくれたので、集中力も途切れることなくレースに没頭できました。トラブル&難しい判断が多いコンディションの中、2日間で8レースを実施してくれた運営陣に感謝感謝です。初夏の青空のもと、デッカイ富士山をバックにイイ風の中レースできて楽しかったです。こんな恵まれた環境の葉山でヨットできて、ホントシアワセ~。

優勝は、ノリにノッているイチゴ号。私たちは34艇中9位でした。色々課題も見つかったので、基本に立ち返りまたコツコツと練習に取り組みたいと思います。もう突貫チームじゃないので、今年はじっくり腰を据えてやりたいッス。

テーザースプリング2007 その②

4月29日(日) 2日目 Race3~5

どうやら風邪ひいたらしく喉痛く熱っぽいのですが、どうせレースには出るんだし考えても仕方ないので、気にしないことにしました!(^_^;) アフォですねぇ。今日は最大7レースが予定されていて、もちろん昨日のレースを捨てるために何としても6レースはやってもらいたいので、風邪のことは忘れてタウリン2000mg補給して気合十分!

今日は朝市もやってるので混雑しそうだし、余裕をもって海上にでるために、7:00に葉山館をチェックアウト。じゃんじゃん艤装し予定通り8:00、一番に出艇。すぐに出てきたA山艇とさっそくスピードチェックを始めます。9:00に予告信号の予定なのに海上に出ているのは10艇程度・・・。 むぅ・・・。
で、だいぶ遅れてレースが始まったワケですが、もう怒涛のレースでどのレースがどうだったのか、たぶん正確には思い出せません・・・。なので、以下はウロ覚えの記憶です。

たしか、第3レースはカミ有利でした。カミスタートし右に行きかけたところで左が伸びはじめたことに気づきます。ガーン。2カミ以降でかなり挽回しましたが、7位。もうちょっと上を狙って行きたいところです。問題なのは、得意の軽風なのにスピードがまったく足りないことです。昨日の沈でフォアステーにジブを巻いてしまい、そのままシバーしながらの帰港となり、ジブのリーチがベロベロに伸びて大きく波打ってます。(T_T)(T_T)(T_T) なんて寿命の短いセールなんでしょう~。認めたくないけど、5ミリ単位でジブシートを出し入れするようなこの風域で影響がないはずがありません。でも、もうこれは仕方ないことなのでその他のところでベストを尽くすしかありません。

第4レースはあれです、大量のフネが1カミマークを間違えてしまったあれです。George艇が手前のマークを回るとはまったく予期していなかったので、わたしはすっかり混乱してしまいました。他の多くのチームが奥のマークを回っていて、George艇も間違いに気づいてまたのぼって来たので、あぁやっぱりあっちでよかったんだーとホッとした次の瞬間、イチゴ号が手前のマークを回航してるじゃあーりませんか。これでわたしの頭の中は再び真っ白になってしまいました。結局George艇が回った最初のマークが正しいマークでした。これはズバリ、クルーの責任です。最初から正しいマークに向かっていればダントツに1番回航だったので。かな~り凹みました。

第5レースくらいから、だんだんいい風になってきました。下有利のラインで即タックしましたがすぐにスターボ艇に阻まれてタックバック。思うように行かず、スピードも足りずしっくり来ない11位。でもこれで初日のDNFがカットになったので、凹まず前向きにシングルを狙って行くべし!

(つづく)

テーザースプリング2007 その①

4月28日(土) 1日目 Race1~2

7:30、逗子駅にてUさんをピックアップし葉山港へ。いよいよ、全日本に次ぐビックイベントである地元葉山でのスプリングレガッタです。既にカートップの遠征組も到着し、運営チームも準備を始めていてハーバー内はワイワイと活気に満ちてます。さっさと艤装を済ませてスキミに臨みますが、今日は昼前後にかけて寒冷前線の通過にともなう強風が予想されていてハーバーは出艇禁止。運営側が状況判断&交渉をする間、AP旗が揚がりました。風待ちの延期と違い、これから吹いてくることがわかっているだけに何とも落ち着かない時間。1分でも早くやってほしい・・・と祈るような気持ちで待ちます。

程なくしてAPが降ります。わたしたちは真っ先に出艇。海面に出てみるとビックリするくらいの頼りない風です。この軽風で1レースでもできればラッキー。210度~240度くらいの安定しない風です。ややシモ有利のラインでその後も左海面が良さそうです。シモ1で会心のロケットスタートを決めそのまま伸ばしますが残念!これはゼネリコでした。先のブローがどの程度なのか暫く名島方面に走らせて確かめに行き、左海面にいい風が入っていることを確認しラインへ戻ります。

続くスタートは3分前くらいにグングン右に振れて250度くらいの風が入ってきました。これは絶対右!と急遽作戦を変更してカミへ戻りカミからスタートしました。これで右振れをガッツリ掴める!と思っていたのですが、これが運の尽き、しばらくすると右の風はヒョロヒョロになり左海面全体にブローが入りました。返して行こうにも風が弱く辿り着けません。はるか前をぐんぐん横切っていく艇団を指をくわえて見ながら走ります。見ると、後ろが数えられる状態。ガーーーーン。泣きたい気持ちで周りを見ると、すぐそこにGeorge艇がいるじゃあーりませんか!フー、たぶん同じこと考えて右に来たと思われますが、まったくトホホです。

得意の微風なのに艇速もイマイチの状態でイライラが募るけど、なんとか集中し、開き直って前の艇団を捕らえるべく滑らせます。風は一時は無風に近くなり、そして挙句の果てには北に変わってしまう始末。でも先行艇があまりにもぶっちぎりだったためにノーレースや短縮の判断も非常に難しかったと思います。なんとか中盤まで食い込みましたがGeorge艇にわずかに届かずフィニッシュしたところ、マークボートからタイムリミット20秒前との声。
・・・という訳で、フィニッシュできたのは13艇のみ、その13番目でした(泣)。後ろは全艇DNF。こ、これは波乱の幕開けです~。

しばしの風待ちのあと、そよそよと南西の風が入りました。あれっと思った1分後にはもうあたり一面白波です。ついに爆風がやってきました。
レースはすぐにスタートしましたが、半分は逃げ帰ったようです。わたしたちはさっきの不完全燃焼があったので気合を入れて頑張って走ります。このコンディションではタックは少なめ、声出し合って、早め早めのアクションが必須です。カミ、サイド、シモと回ってイチゴ号、A山さん、I田さんに続いて4番目。近くには最軽量のH尾チーム、T田チームもいます。このレースフィニッシュできれば大きいです!

2カミ2/3くらい来たところで、シモで追いついたH尾艇とまたミートです。かなり早めにベアしてかわそうと決めて声かけあってたのに・・・Uさんの「ベアするよ!」の声にもちゃんと応えていたのに・・・こともあろうにジブを切ることができませんでした。あっという間に半沈。ここで左手でバングを右手でジブを切ろうとのけぞりながらタコ踊りをしますが結局切れずに完沈。うぅッ、痛恨エラーをしでかしてしまいました・・・。何度か逆沈を繰り返しているうちに風はもっと吹き上がり気づけばサバイバルコンディション。半沈状態で反対側に回ってフットベルトをつかんで、起き上がった瞬間にフネに乗りこんでいるにもかかわらず吹っ飛ばされて前転宙返り→また逆沈したり(-_-;)。はぁ、もうちょっとご飯をイッパイ食べて出直します。

近くのレスキューボートに見守られながらようやく沈起こしをしまた走り始めましたが、フィニッシュ目前のジャイブでまたこけてしまいました。で、今度はかなり学習して一発できれいに起こせたのですが、ジブがフォアステーにぐりぐりぐりぐり巻きになってしまいました。マイラージブはファーラーもなくバテンも入っているのでこうなっちゃうと為す術ナシ。大波の中、前に行って解くわけにも行かず、敢え無くリタイアとなりました。 シュン。

強風大波の中でのテーザーの沈起こしはホントコ大変。久々でしたが、また経験しといてよかったです。こればっかりは経験しないと絶対にわからないので。実は私かなりイッパイイッパイでした。もう少し体力をつけないとお話になりません。

今日は、思いっっっきり足を引っ張る羽目になりました。明日、なんとか挽回したいです。

久々のコソ練敢行

○月△日 練習#23

注: のっぴきならないとある理由により(汗)、いつコソ練をしたかはここではチコッと伏せておくことにします。

最近は予定が合わずに全然れんしうしていませんでした。わたしも hobbyhawk の月2回のレースにメンバーを集めて出ることに必死で、ちょっとテーザーは横っちょに置いといて・・・という感じになっていました。で、スプリング前の唯一のれんしう日が荒天でつぶれてしまい、仕方なくコソ練と相成りました。

天気予報どおり雨・・・。でもやっぱり普段の行いが良いからして(^_^;)、艤装を開始する頃には雨がやみ風も丁度良く吹き始めました。早速イチゴ号とともに出艇。北北東の風12~14kt。フラット、気温低めだけどサイコーのコンディションです。もちろんわたしたちにとってはフルパワーかそれ以上の風です。重量級との差が大きく出始める風域なのでなんとか食らい付いていくために、走らせ方のカードを増やしておく必要があります。

当然ですが、最初はやっぱり走り負けです。こちらがブローでつんのめっているうちにスッーっと前に出られてしまいます。色々セッティング変えて走り合わせます。サイドのテンションは既にMAXなのでまずクリューボードを下げて走ってみます。それからリーダーを思い切って2ポイント出し、ジブをもっと引き込みます。あれこれやっているうちに走り負けはしているものの、何とかついて行けるようになりました。

そうこうしているうちに風が落ちてきます。今度は一変してこちらがスピード・角度ともにリード。当たり前だけど、64kgしかない超軽量艇テーザーにとってクルーウェイトが及ぼす影響はあまりにも大きすぎます。どういうチームを組むかというのは個人の問題だけど、やっぱり130kgというのがどの風域でもイイ線いくのでしょう。沢山食べてきちんとトレーニングをして体重を増やすというのは至難の業。だけどただ太るだけでは動き鈍くなり逆効果だし。うーん、ゆるぎないモチベーションがないとやっぱりなかなか難しいです~。

午後になると極端に風がおちてしまいました。タコ壷2つをスタートラインに見立てて微風のスタート練習を何度かやって、本日のれんしう終了。短い時間でしたが、ベンチマークとなるチームとスピードチェックができたので充実した練習でした。
さぁていよいよスプリングレガッタです。地元開催のレースなので気合が入りますが、練習サボっていて果たしてどのくらい走れるのか・・・。少々不安も残ります。