Tuesday, July 21, 2009

西日本選手権2009-②

7月12日(日)どん底。

えーと。レースの事を詳細に書くつもりはないのですが、書かないと前に進めない気がするので・・・。
イケてないけど、まあ普通に1レース目を終えて2レース目。中盤を走ってたけど、マーク回航で色々あって。2カミでHさんとちょっと口ゲンカのようなものをしてしまいました。で、最悪なことに、左一本口ゲンカしてるうちにオーバーセール。お互い一生懸命やっていて、生身の人間なんだからしょーがないっす。でも。普段、人と口論なんて殆どしたことなくて、しかも超メンタルが弱いわたしが、そのあとちゃんと走れるはずもなく・・・。風もあがってきてすっかりビビってるし、お互い無言だし、もぅ殆ど半泣き状態でフィニッシュ。

もうこういう精神状態じゃとてもレースになんてならないし、それまでも色々やらかしたので、もう無理、できない、これ以上やったら人に迷惑かけるかもしれないし、とHさんに泣きついて、最後のレースはヘルムをチェンジしてほしい、ダメなら帰る、などと子供じみた事を言ったのでした。アホみたいだけど。でも。ほんともうイッパイイッパイで。

でも。色々色々話して諭されて、結局半泣きで最後のレースも自分でやることになりました。8ヶ月前、なーんにもできなかったわたしが、一念発起して頑張って練習してレースに出て、そりゃそんなに何もかも順調に上手く行くはずもないし、壁だっていっぱいあるし、弱気だからすぐに諦めたり逃げたりしたくなるけど、そういう事を乗り越えて、いつかはブレークスルーして行かないと、いつまでたっても先に進めないでしょ、と言われ。そのことが心に響いて、やっぱりここは絶対に乗り越えなくっちゃと思って、最後まで走ろうと思ったのでした。

そんな、心の中に起こった色々な事を、神様は知ってたのか知らなかったのかよくわからないけど、気を取り直して何とか頑張ろうと思った矢先に、わたしはスタボ艇に突っ込んでしまい、結果、日本で一番新しい大切な新艇にダメージを与えてしまい、揃ってリタイアする事態になってしまいました。

壁を乗り越えようと決めて、頑張ってレースを続けようとしたのに、結果的には、やめて帰っていたほうがマシだったということになってしまいました。

この事態について、わたしは一体どうやって気持ちを整理したらいいのか全くわからなくなってしまいました。その後の一週間は、言うまでもなく何も手につかないくらいどんよりしてました。なのに、相手艇のお二人は落ち込むわたしに気さくに接してくれて、本当に申し訳なくて情けなくて、もうどうしたらいいんでしょうって感じです。

一週間経って、相手艇の修理が終わったと連絡が来ました。メールの最後に、頑張って続けて欲しいと書き添えてありました。ありがたくて救われました。そして、こうやって色々な人間関係の中で、人と関わりながらテーザーやってるんだなぁと実感します。そうじゃなければきっと続けていないし。レースで良い成績をとる事も価値のあることかもしれないけど、わたしにとっては、それより大切な事がたくさんあると思ってます。ウジウジしてないで、前に進まないといけません。

壁、ひとつ乗り越えたかな。
 

テーザー西日本選手権2009-①

7月11日(土)芦屋入り。

夜通しドライブして芦屋へやって来ました。料金所でETCゲートを通過すると、本当に1800円チョットと表示されカンドーしました。ちょこっと走った大都市圏部分を入れても、あ~ホントに1000円+αで来れるんだ~。
午前中爆睡して、昼にハーバーへ。まずはフネおろし、お借りするロアマストを受け取ります。いつもと違うマストでセッティングも違ってくるので、サクサクっと艤装して練習会に合流したいところですが、ここでトラブル発生。マストを立てようとしたら、マストステップのピンの形状が違ってはまりません~。仕方ないから折れたマストからマストヒールだけ外して付けて使おうと試みますが、大した道具を持っていないため取り外せませんー。途方に暮れてY澤御大に連絡すると、お借りするマストの艇は、ワールドでチャーターに出す準備をするため、いずれにしてもマストステップを交換する予定とのこと。よって最近のマストステップに合うように、いずれマストヒールの穴を拡張することになっているため、加工してOKとのことで、事無きを得ました。ふー。よかった。

でも。結局15時を過ぎてしまい、風もかなり弱く、とても練習会の海面までは辿り着けそうにないため、橋の手前の海面で艤装の確認やロールタックをちょこっとやって終わりにしました。でも、一応乗れたし、借り物のマストで走ってみて心配事もなくなったので◎。明日のレースもお天気良さそうです。

Monday, July 6, 2009

ディスマスト

7月5日(日)練習#19

朝はベタでした。なのでちょこっとパーツ交換など。メインシートがほんの少し短いので、真横まで出して十分な掴み代があるように交換しました。太さは同じ8mmだけどメーカーによってやっぱり太さが違うようで、以前のは見た目10mmに近いくらいだったけど、今度のは見た目も8mmです!出にくかったオリジナルのメインブロックは晴れてハーケンに交換。わたしのメインシートは5倍なので、いつも上マーク回航で出にくくてつんのめります。これで少しはスムーズになるといいんだけど。

11:00すぎにドックアウト。すぐにデラさんのコース練習に混ぜてもらいます。スタートラインゆったり目なのにあんまりいいスタートができません。シモマーク回航は相変わらず寒くて(T_T)、ちょっとしたことで簡単に抜かれるし、軽量なのに滑りもダメダメ。今日は(も)あまり気持ちよいセーリングができませんでした。

不完全燃焼なイケてないコース練習を終えて、みんなはハーバーバックしたけれど、まだ時間も早かったので、居残りでスピード練習に取組むことにしました。風は予報どおりにどんどんあがってきました。何となくちゃんと走れていない日は、気持ちにも余裕なく、まぁいつものことだけどすぐに若干ビビり気味に・・・。

クローズを、ニューカマーにして激走りの江ノ島の新艇S藤さんと合わせます。最初はダメダメながらも走っていましたが、その後急激に風があがり、わたしたちの体重ではメインをまったく入れられなくなってちょっともう走り比べどころではないし、無理っぽくなったので早々に帰ることにしました!

葉山へはランニング一直線。強風のランニングは、ダガーボードを差したままにしてウィスカーを上げた方がセールバランスが安定して恐くないことを最近知ったので(笑)かっ飛びながら帰ります。江ノ島Sさんチームはまだやる気マンマンで並走してくれてます。強風の吹き始めといった感じでまだ大波にはなっていないけど、風は10m/s超えてきてるかな。滑走し、あまりの速さに涙流しながら異次元ワールドに片足突っ込んでいたら、波の背中に突っ込んで急ブレーキ!ものすごーーいGがかかり、体が前へ吹っ飛んでいった瞬間、バキっと音がして視界がひらけました。気付けばロアマストがスプレッダーのすぐ上から真っ二つに折れてました。あぁ真っ青。

今日はうまく走れなかったので何となく不安がよぎったので無理せず潔く帰ることにしたんだけど、やっぱり不安な気持ちって的中するんですかねぇ。
わたしはオロオロしてたけど、Hさんが手際よくリグを外して整理してくれたので、セールも破かずにマストから抜くことができました。マストの破断面がものすごく触るとケガしそうなのでメインシートでグルグル巻きにして固定し、メインセールもロールしました。さぁ、次は安全に帰ることを考えなくちゃいけません。ジブのピークを一番後ろまで引っ張ってきてフットベルトのアイに結び付け、クリューにウィスカーポールをつけて真上に立て、簡単なジュリーリグができあがりました。幸い帰り道は追っ手なので舵が効くくらいのスピードはでます。葉山港の入口で練習しているユースの艇団に向かって走っていったところ、ほどなくしてコーチボードが気付いてこちらにやってきてくれました。スロープまで曳航してくださったので無事帰ることができました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

そんなわけで今日は大変な日になってしまいました。走りもイマイチ・・・というかイマ3くらいだし、こんなので本当にワールドなんて出られるんでしょうか~~~。はー。すっかり自信なくなりました。もともとそんなもん持ってないけどさー。