Saturday, February 24, 2007

テーザーミッドウィンター2007 その②

2月18日(日) Race3~Race4

第3レース、マークは打ち変えていないので、そのままポートロングのコースです。またまた上1スタート&即タック。上は15秒前くらいに必ずルームができるのである程度余裕を持ってスタート。またまた右一本コースを取り2番で1カミを回航!後ろは団子です。風がほんの少し落ちてきたのでチャンスです。時々バングを抜くくらいの走り。それでもパフが入ると120kgチームにとってはまだ相当厳 しい風で、鬼ハイクが続きます。

ビターーっと起こして走る先頭艇の走りを見て、こりゃ敵わない~!とタジタジ。わたしのハイクが効かなくて申し訳なくなりますが、そんなの比べても仕方ありません。男女ペアでは頑張っている方なので、引き続きガンバリハイク。その後、下マークで痛恨のマークタッチをしてしまい、グルグル回っているうちに後ろの団子集団にあっさり抜かれてしまいます。のぼり角度はとても良く、走りの感触は更に良くなってきていたのでチコっと残念な6位。

第4レース、同じようにしつこく上スタート&右突っ込み。上マークに近づいてフレフレになってきた時、我慢して突っ込むか、振れタックで刻んで行くのか、判断が難しいところです。風速が落ちてきたので、ラルに入っても慌てずに対応する必要あり。最後まで集中、集中。岸に近づくと尚更なので、振れや強弱でワラワラせず、キチッとギアチェンジ&スピードを維持して走るのがキモです。ちょっとした位置の違いで抜きつ抜かれつとなります。
フィニッシュへのアプローチでは一度中へ入れてからポートでアウターを狙ってきたK会長に鼻の差で先に行かれました。(K会長はケースに纏わる判断からこのレースを辞退してRAFとなったため繰り上がって)4位。

最終成績は、10-6-6-4で第5位。得点は4位と同点でしたがタイブレークで相手が上でした。一応、尻上がりで良くなって来たのでヨシとします。優勝は3-1-1-2とすばらしいスコアでウド&M本さんチームでした。

今回は波の全くない強風~順風。軽量クルーのハイクアウトでは起こしきれず、大きなディスアドバンテージだったけど、走り自体は良い部分がたくさんありました。何よりのぼりは驚異的に良かったです。あとでスキッパーと話し合いましたが、ウドチームの走りは、ブームをできるだけ引き込んでビターっと起こす走り。パフでもブームを出さず上して逃がしているようでした。我がチームの走らせ方も同じです。ビターッとは起こせないので(^ ^;)のぼり気味の時間が多くなりますが、オーバーだけどフラットなこういうコンディションではブームをなるべく引き込んで走る、という1つのカタチを作ることができたのは収穫です。ウドさんのクルーを何度かしたことのあるわたしは、2人の走らせ方が似ているなと思いました。大きなガストを除きセールの出し入れが少ないのでヒールが一定で、安心して思い切り外に出てハイクできます。よく分からないけど、きっとテーザーで上して逃がしながら安定して走らせるのは、そうでなくてもツボの狭いテーザーで、更に狭いツボに留まりながらスピードを維持しなくてはならないので、こうやって書くほど簡単なものじゃないと思っています。尊敬。今まで色々な人と乗ったけど、そう感じました。

今回は、吹いてた割には自分の予想よりドタバタしませんでした。頑張って周りを見て一生懸命考えながら走らせたけど、相変わらず肝心な所でピントがずれていてゲ ームメイクに参加できていません。日々、勉強です。

スキッパー様の掌は「平成残酷物語」(←本人談)みたいに皮がベロロロロ~ンと剥けて見るも無残な状況 になってます。ワークマンで売ってる裏起毛の作業用あったかグローブ(分厚いゴム手袋?)は極寒セーリ ングにおいては優れものみたいだけど、うーん、摩擦には弱いみたいですねぇ(笑)

わたしはと言えば、4レースのフルハイクのあとにはツーピースドライの下が著しくずれ落ちて(-_-;)、泣 く子も黙る超ド級短足女になった挙句、もうあとちょっとでまきまき部分がほどけて浸水するところでした 。フー、あぶない、あぶない。

終わってみれば本当にメチャクチャ楽しいレースでした!わたしってホントにヨット好きみたいです。アハハ。

Tuesday, February 20, 2007

テーザーミッドウィンター2007 その①

2月18日(日) Race1~Race2

朝、目が覚めて最初に聞こえたのはザーザー降りの雨音。むぅ。ウェザーニューズ・ヨット情報で浦安マリーナの海況予報をチェックすると、雨は昼頃まで、北~北西の風が昼頃に平均10m/sの予報で、その前後は7~8m/sってところです。 これが本当だったらそんなにビビる風ではありません。なので、もう開き直って部屋からツーピースドライ の下だけ履いてチェックアウト。
ハーバーに到着すると、やっぱり強風波 浪注意報が出ています。まぁ確かに吹流しは真横を向いて暴れてるけど・・・。でもレースは全て予定通 りおこなうとのことだったので、我がチームは気持ちをカチっとレースモードに切り替えて、さっさと準備 してやる気マンマンでスキミに出ることにしました。だってー、ソワソワしている時間が長いと落ち着かないし、こんな時は準備万端にしておいた方が、心にもゆとりができるってもんです。 特にプレッシャーに弱い私にとっては。

シュラウドを半ピン詰めたので、カチカチタイトなセッティング。やっとのことでフォアステイを留 め、スライダーもMAXまで引いて、9:40一番最初にドックアウト。続いてイチゴ号。だいたいいつもこんな順番です。できるだけ早く海面に出てレース海面を何度も走り抜けて、シフトの傾向を見たり速いチームと走り合わせてセッティングを微調整するのは私たちにとってとても大切な時間です。それがその日のレ ース結果を大きく左右することも今のチームで再認識するようになりました。イチゴ号を見ていてもわかる けど、やっぱり速いチームというのは基本をしっかり実践して、いつも大マジメに取組んでます。あ、でも 津の全日本は二日酔いで優勝したんだっけ???

第1レース、風軸30~35度。時折おりてくる左のブローがしっかり入るとスタートラインはかなりシモ有利のバイアス。当然シモ目を目指してラインに入ります。シモ2番手でルームも十分、いい位置につけたと思っていた所、30秒前にさらにシモ振れし、アウターまで上りきれなくなってしまいました。ガーン!ジャイブして一番 後ろからポートスタート(T_T)

左のブローが気になるので、頃合を見てスタボーに返し左突っ込み。しかーしこのブローは前半だけで長く続かずまやかしに終わります。右を伸ばした稲毛の地元3艇が大きくゲインし、後ろから数番目での廻航。スピードも全く足りません。フリーでも思うように挽回できず10位でフィニッシュ。

最初から叩いてしまったので、ここで頭を冷やしてよーく考えます。まず、半ピン詰めているのに更に何でもかんでもタイトにしすぎでした。天気が悪いせいか風も強いように感じるけど、冷静になってみると、カチカチタイトにするほど吹いてはいません。これではまったくパワー不足でフリーも遅いはずです。クローズを もう一度ていねいに走り、ジブのサギング量を見ながらサイドのテンションを少し抜きます。カニンガムも引きすぎでした。反省!

コースについても全体的には風軸が少しずつ左に振って来ていたけど、やっぱり右?Uさん曰く岸近くでは風は岸から直角に吹くので、岸に近づけば風 は曲がって右振れ傾向です。久しぶりのレース、しかも少し吹いているのでドタバタしてしまい、こういっ た基本の定石を冷静に実行できませんでした。目先のブローに惑わされず、深く右へ行くほうが良さそうです。

第2レース、今度はカミ1から出て即タック。風が断続的に左に振れてきて、ポートロングになっています。上マーク付近はすごくフレフレなので我慢できずに一度左へ返すけど、結局右をキープした艇にはやられてしまいました。でもセッティングを変えてからボートスピードは格段に改善されて、のぼりも良くいい走り。6位。さっきよりはだいぶ良くなってきた! 【つづく】

Monday, February 19, 2007

稲毛プチ遠征

2月17日(土) 練習#21

2006年度の最終レース、テーザーミッドウィンターレガッタへ参加のため稲毛へプチ遠征です。ココの更新頻度で一目瞭然だけど、最近練習サボリ気味なので楽しみと不安が入り混じってソワソワしながら葉山へ向かいます。愛車へ愛艇を乗っけて湾岸をびゅーっと飛ばして1時間半ほどで稲毛ヨットハーバーへ到着。久々の稲毛です。前に来たのは一体いつだっけ?2003年頃かしら・・・。

ウドさんとM本さんがすでに艤装を始めてます。クイックランチのあと、葉山組4艇で揃って練習へ。
風はごく弱い東~東北東の風。久しぶりのコース練習。なんだか動きが雑で感覚も鈍っています。回航前後のルーチンワークも軽やかとは言えません。全日本前、頭の中ヨットのことだけになり、心も体も充実感がみなぎっていた、あの神経研ぎ澄まされた(・・・と自分では思っていたの ^_^; )感じは全くナシ。ハッハッハ。

まずは4艇で滑り。悪くはないけど、飛び抜けていいわけでもありません。フレフレの頼りない風で、走り合わせていてもちょっとした位置の差でまったく風が違うので、スピードチェックをしてもあまり当てになりません。翌日のレースは北西の強風が予想されているので、わたしはとにかく鈍った体を慣らして、 「今、風どうなってんのよ」 を常に意識することを心がけます。でも、パフとラルでの微妙なジブの出し入れも反応が遅くて指摘されっぱなし。シュン。こういう風でフネを止めずに走らせ続けるためには、阿吽の呼吸とスピード感覚の共有が必要ですねぇ。相変わらずレベルの低いズッコケクルーです。(T_T)

後半は、I高校のコース練習に混ぜてもらいました。短いコースだけど、レース形式の練習ができてよかったです。いくら弱い風でも、明日いきなりレースするのとは随分違うと思うので・・・。16:00近くまで充実した練習をして気分スッキリ。片付け後、みんなで東横インにチェックインし、シャワーの後はウドさん・M本さん組も加わって、賑やかにお好み焼きディナー&飲み。ウドさんにしょーもない日本語を教えてキャッキャと喜んだりしているうちに、楽しいプチ遠征の夜は更けていきました。

明日の天気予報は雨&強風らしいけど、今からそんなことを心配しても始まらないので、万全な体調でレースするために取り敢えず23時就寝!