Tuesday, February 17, 2009

ニセモノ

2月17日(火)・・・の独り言

今、まな板の上の鯉な気分。日曜日、ミッドウィンターに出るからです~。

初めて自分のフネで、自分で捕まえてきた?クルーで、ヘルムを持ってテーザーの公式戦に出ます。テーザーのレースではもう常連のくせに、この期に及んで何をそんな大げさに思ってるのかと、たぶんみんな不思議に思うかもしれないけど、ずっと「速いヒト」のクルーだけをしてきたわたしは、コンプレックスたっぷりのある意味「ニセモノ」だからです。そしてニセモノのまま何となくテーザーを続けるのも結構楽チンだったし、のらりくらりしながら、ホンモノになれないまま長いこと来てしまいました。

昔、ジョー爺に「早くこっちの世界へ来い」って言われたことがあります(-_-;)。裏を返せば、「お前はニセモノだから早くホンモノのセーラーになれ」ってことですかねぇ。アハハ。

2006年の夏頃から、クルーザーレースで舵を持つようになりました。スキッパーとしてチームを率いるのは、これまたクルーザーの草レースに十うん年乗ってきたけど、初めてのことでした。チームの危機に瀕し必要に迫られてどーしても仕方なく始めたので、最初の頃はかな~り危なっかしくて、スタートも、「キャー、どうする?!どうする?!どっち~?」みたいな。(-_-;)。でもそんなわたしでさえ、毎回20艇以上の参加艇に揉まれながらシリーズレース年間28本を3年もこなせば、知らない間に、上手じゃないけど普通にレースを楽しめるヒトにはなってました。今は、毎回毛根からアドレナリンを大放出させて大いに楽しんでますけど。もちろん、頼もしいクルーたちと楽しいチームの雰囲気のおかげです。

なので。そうですッ!次はテーザーの番なんですッ!長いことわたしを苦しめてきた「全日本優勝クルー」というちょっと切ない呪縛を振り払って、自分で舵を持ってレースに出たら、レースが終わる頃には後ろの方を走る「ただのヨット好きなヒト」になれると思ってます。

ジョー爺の言うところの「そっちの世界」へ到達するのはまだまだ先かもしれないけど、今はその世界の入口で中を覗き込みながら雰囲気を楽しんでます。もう少し練習して、中盤を走る普通の人になるのが目標です。

そう言えば昔、速いヒトがよくこう言ってました。「スタートで失敗して中盤に埋もれても、そこから這い上がっていくねちっこさが必要」。え゙ー、わたし、とりあえず中盤に埋もれるヒトになりたいんですけど・・・(-_-;)。中盤に埋もれて抜きつ抜かれつしながらみんなと一緒にレースを楽しめるなんてサイコーな贅沢に思えるんですけど。

まだ練習5回しかしてないけど(汗)最近思います。この分だとどうやらわたし、これからもずっと楽しくテーザーリング続けて行けそうです。

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