Wednesday, June 24, 2009

んー、壁。

6月20日(土) 練習#18

梅雨の晴れ間です~。
来週、プチ冒険レース「初島ダブルハンドヨットレース」にチャレンジする関係で、午前中はお隣の葉山マリーナでホビ号の整備をしました。なので、ちょっと出遅れて午後ドックアウトです。セールアップの際、メインハリのつなぎの細ロープが切れてしまいました(T_T)。長年ワイヤーハリが擦れていたためマストのエクジットの穴が酷く削れているからです。こうなる前にもっと早くスペクトラに交換するべきでした・・・。切れたのはメンハリそのものではなく、上げ下げ用のロープなので大したことないけど、横倒しにして通し直したりして更に時間をロスしてしまいました。

沖に出てみると、南の風8〜10kt。気持ちよいコンディションです。デラさん艇2艇とTiki号が練習していたのでさっそく合流。テンダーからの指示に従ってのセーリング練習です。こういう練習に混ぜてもらうのはとてもありがたいです~。
この時の走り比べは可もなく不可もなくといった感じ。でもあまり高さがなく、しっくり来ません。M猿が速く、フリーでも追いつけません。今日はどうってことないありがちなコンディションだけど、なかなかツボに入れられなくて難しい感じ。一度そう思うとなかなかネガティブな感じを払拭できないのはやっぱりメンタルが弱いから?
あとは、「せっかく丁寧に走ってたのに、ちょっとした拍子に当てすぎで高さをロスすることがあって、非常に勿体無い・・・」とHさんに指摘されます。むぅ。集中!!やっぱりメンタル面が課題かー(T_T)。

デラさんが撤収してからはTiki号と一緒に短いコース練習をしました。風がちょっとあがってきました。今日の走りの総括はこれにつきますが、風があがってから全くちゃんと走れなくなってしまいました。すごーく違和感。ガストで15~16kt程度なの>で大した風速じゃないのに、トラベラーをかなり落としてもヒールを殺せません。なんで????と頭の中がハテナマークで一杯になります。波があるのでのぼして逃がすと思いっきり失速してしまいどうしていいかわからなります。トラベラーを落とした状態からのタックはやったことないので難しく、毎回失速。こうなったらメイントリムに切り替えるしかないですが、そもそもなんでそうなのか納得できなくてすっかり混乱してしまいました。

今日のセッティングでいつもと変えた所は、ジブのクリューをさらに1つ上にしたことです。フットの深さというよりも、テルテールがどうしても上から先に乱れるので、最近1つ上を試しています。今日は風が弱かったのでさらに上にしてみました。あとは特にいつもと変えているところはありません。フルハイクになったら、いつもよりかなりリーチがタイトで走らせにくかったのかもしれないけど、問題なのはそれに対して応用がきかなくて、いつまでも走らせ方の切り替えができないことです~。頭ではわかってるんだけど混乱気味。それにクリューボードの穴1つでそんなに違うのかってにわかに信じられない気持ちがあり、いつまでも引きずってしまいます。

Hさんにヘルムを代わって試してもらいます。確かにいつもよりメインは結構逃がす感じなので、バングをきつく入れてキープフラットで走ります。気持ちをリセットして落ち着いてまた交代してメイントリムで走ってみました。ちゃんと落ち着いてやればそれなりに走れました。高さは相当低いけど、良いスピードの時も何度かありました。どの程度低いのか・・・VMGが問題。今度練習でGPSを積んでSOG(対地速度です)を見ながら色々試してみようと思います。

一度ダメだと思うと全くちゃんと走れなくなるというのは、本当にダメダメです。レース中にコンディションが激変したり、セッティングを誤ったなんてよくあることなので、その時の条件でちゃんとベストのセーリングをしなくてはいけません。あたま柔らかく!!
以前も同じようなことがありました。今日の走らせにくい感じは、前こてんぱんに走り負けた時の感じと似ています。テーザーってセッティング1つでこんなに劇的に変わるんでしょうか。わたしの場合、それにメロメロ要素が加わって更に影響があったと思うけど。

すごいことです。「何かをいじれば必ず答えが返ってくる、これこそがテーザーの真髄」だって、昔ジョー爺が言ってたけど。本当にそうだとしたら自分たちのウエイトとか走らせ方に合ったチューニングや、コンディションにマッチするセッティングでレースに臨むことがいかにダイジなのか思い知らされます。

なかなかそれを見つけ出すのが難しいんだけど、大きく間違ったままだったらどんなに練習してもいい走りをできるようになるのは気の遠くなるくらい遠い道のりってことになってしまいます。わたしはHさんに色々教えてもらいながら、いい時も悪い時も理論を実践でフィードバックできるのでとてもありがたいことですが。あとはわたしの腕だけかーーーー。

今日はうまく走れずに納得できなかったッス。チョット空回り。最近一進一退です。でも、超前向きに考えれば、そういうステージに入ってきたのかなって考えることにします。こういうことがあると、またまた知恵熱が出そうになって、月曜にはサギングがどうのとか、スロットルがどうのとか、かな~り変態っぽいメールをやりとりしたり、仕事中にメモ用紙を三角に切ってたわませてみたり、電車の中でハンカチを三角に折ってねじってみたりしている変態な日々です(^_^;)。

Wednesday, June 17, 2009

ロールタック沈。&Tiki号と。

6月13日(土)練習#17

今週は2連荘で乗ります。
強風波浪注意報が出ていてこのあと風があがる予報だけど、何故かベタです。最近ハーバーは注意報が出ていても闇雲に赤旗にはしなくなりました。黄旗はあがってるけど、気をつけるように言われただけでOKでした。いつ赤旗になるかわからないから急いで出ます~。

でも。ベタです。微風です。微風久しぶりなので調子狂ってしまいます。とりあえず沖出し。メイントリム、ボートバランス、そしてロールタック。体重差があるのでどっちがどの位置でどうバランスをとるか、、、ロールタックの動作など、じっくり確認します。で、色々やってるうちに、ロールかけすぎて下ヒールが限度を超え、足が、、、顔より上に来たと思った瞬間にバックロールエントリー(-_-;)。そのまま沈こいてしまいました。あぁあああぁあぁ。初夏の海水浴!まぁ沈も練習のうちということで。

午後からやっと風が吹いてきました。後半は、Tiki号と一緒にマッチの練習マークを拝借してコース練習です。
クローズ。風が少しあがり波が出てくると途端にスピード維持できなくなります。波がぁー。苦手ですー。波にも慣れてるはずの葉山ッ子なのに。オーバーヒールと上りすぎに注意です。当たり前ですスンマセン。Hさんにトラベラーの動かし方がまだ大きいと指摘されます。もう少し早めに小さくトリム。
夏の軽いシーブリーズで、風速の割には入ってもすぐに抜ける感じで安定しません。ヒールはするけどパワーはない感じ。どうしたらいいんでしょう。=乗り込むしかありません!長いクローズでは、高さは負けてるけどスピードは〇。互角かややリードくらいの場面もあったけど、向こうはアンダーだったので、バラストを積んでいないわたしたちは本当はもっともっとぶっちぎらないといけません。

ランニング。小さい波でもちゃんと使って加速するようにスピードに集中。しっかり前乗りする。ティラーから感じるリー/ウェザーの感覚を大切に。ジャイブ後の体勢は相変わらず不安定です。今回はウィスカーを先に返すジャイブを多めにしました。シーンに合わせて使い分ける感じですが、どっちを先に返すかちゃんと声をかけあわないといけません。軽風域ではウィスカー先の方が落ちついて出来るのでフネが揺れない感じ。
リーチング。これもランと同じで小さい波でも諦めずに乗るように集中します。プレーニングしないときはとにかくフラット、舵はブレーキになるのでなるべく動かさず、ツボに入ったら失速しないように集中。

今日のコース練習は少し長いコースだったので、タクティカルな実践的な事もきちんと考えて走るようにしました。Tiki号との絡み、カミ回航後の位置取りなどを意識。ランでは、スピード注意しながら最初にしっかり落としてインに入る、後ろを回った相手がラフしてもそれほど気にしない、かぶせられたら?離れるか、ジャイブ。こんな風に色々なことを話したり試したりしながら走りました。リーチングではもちろん後ろからのラフはケアですけど。こういう実践練習はとても有意義です。実際のレースでは常にこういうシーンの連続なので。

下マーク回航は相変わらずサブかったです(-_-;)。あまりに酷いので、最後キレイに決まるまで居残り練習でした~。
今日は、ちゃんとしたマークと練習相手が居てとてもよい練習でした。久々の軽風が思いのほかダメダメだったけど、程よい長さのコースだったので、落ちついて、位置取り・コース・スピード・動作などバランス良く練習できたので◎。満ち足りた気持ちで15:45着艇。ジュージツした2日間でした。来週も、乗りますッ!

コソ練日和

6月12日(金)練習#16 (コソ練)

天気予報バッチリだったので、Y社の休業日に合わせてコソ練敢行!
朝からたっぷりの陽射しに心地よい南西風。このあと夕方にかけて14~5ktくらいまであがる予報です。今日は、当然単独練習なので前回の悪いイメージを払拭すべく、①丁寧にスピードを追及すること、②落ち着いて動作練習することをテーマに走り始めます。数時間前に、ここをU-ske君とコマPが朝のコソ練、略してアサコソをしてたみたいです。

今日は、最初は軽風だけどタイトなセッティングのまま出て来ました。軽量チームなので一日のうちに変化する風域を考えると、順風域に軸足を置いた方が良さそうです。なので、ある程度の軽風でもこのセッティングでパワフルに走る練習をした方がいいのかも。

クローズ。スタボへのタックの方が〇です。ポートへのタックは体勢がスムーズに行かず。情けないけどまだこんなレベルです。恥恥。無理に同じように持ち替えなくても体が自然にやりやすいようにやることにしてみます。タックの精度の方が100倍重要なので。コマPやU-ske君の言うところの「一段高いレーンへ乗るタック」これはまだできそうにありません。もう少しあとの課題。今はやや落としてから合わせる感じ。航跡を見ると若干膨らんだ弧を描いてるけど、うー。今のレベルではフネを止めないタックで精一杯です。
レイラインは、距離にもよるけど後ろ側から振り向いてOKと思った所がだいたいジャストな感じ。デッキのテープだとどのくらいか、見るクセをつけるようにします。だんだん風があがってきました。フルハイクになってきたら、今取組んでいる 「究極のドライブモード」 の練習です。フルハイク、フラット、細かいトラベラトリム。良いスピードの時はシモからジャバジャバとウェイキが見えます。

360度回転。これもアサコソしている二人の真似っこしてみました。オーバーセールしないよう、ギリギリのレイラインを追求して、もしマークタッチしたら360度回ることにします。これは我ながら酷いー。もう少し小回り、ロールをかけて回るよう心がけます。

上マーク回航。レイに乗ったらメインシートに持ち替える。この時オーバーヒールしないよう注意。トラベラーカムにもたついたらとりあえずHさんにお願いすることにします。軟弱ですが、レースはチーム力なので~。あはは。
非力なわたしはメインのテークルが5倍なのでベアするときにとっても出にくいです。少し出したらあとはブロックの上から掴んでヒッチャキになって送り出す感じ。

下マーク回航。相変わらず「ホリブル」です(T_T)。クローズの角度が一発で決まらないのは、回り始めるときにマークに対する風向をちゃんと意識できていないからです。何度回っても最後だけふくらんじゃうのは回り始めてからクローズまでが緩慢すぎるから?回航前にポート側のトラベラーのかけ忘れも何度か。スタボアプローチのジャイブラウンディングも鬼門。むぅ。

でも、全般的に今日はマイルドな軽風~順風で気持ちよく走れたので◎。コース練習(とは言ってもタコ壷マークだけど ^_^;)、スピード練習バランス良くやりました。ワールドでもこの風域がたくさんあるといいんだけど。16:30着艇。いっぱい乗りました。

Tuesday, June 2, 2009

メンタル・フィットネス

5月30日(土)練習#15 ダメ出しー。

今日はO谷氏を講師に迎え、江ノ島で協会の公式練習会をやっています。でも我がチームは時間的にどうしても都合がつかないので、いつもどおり葉山で練習することにしました。その分充実した練習にしたいと思います。

・・・なのに、朝、横浜新道は玉突き事故の影響で大渋滞。第三京浜から横浜新道に続く切通しみたいな狭い二車線にビッチリの渋滞。そこに事故処理のパトカーや消防車までもがやってきて、通すのにエライ大変な思いをしました。やっとこハーバーに着くと急に雨。仕方がないから先にウエットに着替えることにします。でも着替え終わる頃には明るくなってました。ついてるのかついてないのか、よくわかんないです。

出遅れてしまいましたが、11時少し前にドックアウト。北東の軽風6~8kt程。時々フルハイクになるけど、順風と呼ぶにはちょっと物足りない感じ。ここ最近ずっと、ちょっとビビるくらいのイイ風での練習が続いたので、そう感じるのかもです。

一週あいてしまい、二週間ぶりの練習なので、いつも走り始めはしっくり来ません。慣れるまで短いニ往復をしたあと、SONYさんのコース練習に混ぜてもらいました。デラのY本さんも一緒です。今のわたしが一番ダメなのは、こういうバタバタした短いコース練習です。ボートハンドリングに難があるからです。でも頑張って克服しなくちゃいけません。

スタート練習。
どうやったらフネがちゃんと止まるか。でも完全に止めないように気をつけなくちゃいけません。いつでも走り出せるように。何度かは抜きすぎてノーコンになりHさんに逆ジブを懇願する羽目になりました。テーザーは軽くてヘルムはスカスカです。自由に操って位置取りできるようにたくさん練習するのみです。でもその前に、どういうスタートにしようか明確な意志を持つ訓練が必要です。なんとなくズルズルと成り行きで出て行くだけになってしまいます。あと、間に挟まれた時もどうしたいのか中途半端な判断になって頭が引っ込んだり。スタート後の初速もまったく足りません。ラインに並んで位置取りするのも苦手です。トホホです。このスタート練については、Hさんにかなりダメ出ししてもらいました。しょぼりーん。

コース練習。
レース形式になると途端にドタバタしてちゃんと走れなくなります。Hさんからの叱咤激励にもワラワラしてしまいます。まったくもって精神が未熟です。
失速した時、すぐに体勢を立て直して早く走り出せるように。いつもどうしていいかわからなくなって余計に舞い上がります。トラベラー/メインの切り替え、乗艇位置、ハイクアウト、タック、ジャイブ。いつもスピード練習でやっていることを、短いコース練習の中でもいつもどおり丁寧に実践していく必要があります。ドタバタ回るだけになっていたら練習の意味がありません。しょぼりーん。

わたしのあまりの酷さに、Hさんも閉口気味。あんまりいい雰囲気でコース練習を終えることができませんでした。(T_T)まだ時間が早かったので、スピード練習にとりかかるけど、どうしてもトホホな気持ちを引きずってしまい気持ち良くセーリングできません。あ、そうだ、お腹が減ってるからかもしれません。ヒーブツーしてお昼を食べながら、モヤモヤしていることをぽつりぽつりと吐き出します。わたしは、未熟な自分がドタバタしてヘボを露呈するのは当然としても、セーラーとして立派な実績があって立場もあるHさんまでも巻き込んで、レースで最低な成績を取るのが忍びないといつも心のどこかで思っているので、失敗してダメ出しされたりすると何となく萎縮してしまいます。でももしかしたらそれは単なる自分の見栄かもしれないと思ったりもします。

Hさんはそんなことは最初からわかっていて、それでも根気良く練習に付き合ってわたしを引張上げようとしてくれているので、こんな風にわたしが凹んでいたらやる気も半減かと・・・。反省。もっと精神修行が必要です。そして、もっと明るく素直な気持ちで取組まなくちゃいけません。
気を取り直して、練習のつつき。Hさんからのマーク回航居残り特訓令が発令されたので、(^_^;)超短いカミシモの蛸壺でバターになるまでグルグル練習をします。特に、下マークジャイブラウンディングが酷い~。やーん。がんばります~。

本日のまとめ。舞い上がらない。凹まない。引きずらない。明るく素直に。
ショートコースの練習は、今のわたしに最も必要な練習だけど、それだけで終わってたらやっぱりダメですね。セーリングの感覚はすぐに鈍ってしまうので、スピード練習も必ずやりたいです。どんなに上手くマークを回っても、ボートスピードがなければレースでは勝負にならないし、広く風の傾向を読む感覚も必要だと思うので。
あとは、やっぱり精神が未熟であるからして、毎回前向きないいイメージで練習を終えられるように意識したいと思います。最後に一往復きれいに走るとか。凹んだまま終わりにしない!

海の上での練習と、メンタル・フィットネスもがんばります。