Monday, November 27, 2006

初ドライ

11月25日(土) 練習 #19

11月も下旬となればシャキーーーン!と冷えてきました。今日からドライスーツ。本当はウエットの方が好きなんだけど、ここの所急に寒くなって、もーダメ、限界です。

で、艤装していて問題発覚!
なんとドレンプラグ(キングストンってやつです)がない!なんで?! 引っこ抜かない限り簡単には外れないし、どこかに落っことすようなものでもないし。もしかしてドロボー?葉山港にもドロボーが?でもわざわざオーニングをはがして人のキントン盗む人なんているのか~?

かな~り不愉快なデキゴトだけど、もう無くなっちゃったものは仕方ない!ということでAnotherUさんに電話して、今日だけお借りすることにしました。次の練習までに新しいものを入手しておかないといけません。
気を取り直して10:30出艇!昨日は随分吹いて、470全日本でも一時ハーバー待機があったようだけど、今日は穏やか~な晴天です。この週末HMYCでは全日本・アジアパシフィックマッチというレガッタをオーガナイズしてますが、わたしは運営ミーティングを終えて選手がドックアウトした後、テーザーの練習に抜け出して来ました。先週は雨のためお休みだったので、10日ぶりの練習です。

北東の気持ちの良い軽風。マッチレースのフライトを横目で見ながらウィスカーで沖出しし、のぼってくだってと暫く走ったあと、ちょっと早いけど沖メシしながらマッチのマニューバを観戦。
そのうちY原御大出てきたのでとりあえず一緒に走ります。岸近くはあまりにもフレフレであんまり走り比べにはなりませんが、我がヘルムスマンは「キングオブ・上り角度」であるからして、上り殺しておきました。(ウソですごめんなさい)

後半はヘルムチェンジ。全日本優勝チームがなんでこんな低レベルの練習してるワケぇ?って感じで申し訳ないんだけど。シュン。でも根気良く教えてもらって感謝してます・・・。私のレベルアップがチーム力アップの近道なので。今日は、今までの中で一番落ち着いて気分良く走れたので◎。指2本でティラーつまんでても全くヘルムを感じないニュートラルな状態でのクローズは、ホントにスイスイ走ります。この感覚をよく覚えておかないと・・・。まぁ細かいところは全くなってませんが、てくてく歩きで30センチくらいは進んだかもしれません。めげずにやります。最後は100本タック(ウソ、20本くらい)をして本日の練習終了。あースッキリ。

今日もテーザーはY原御大以外は誰もいませんでした。サビシ~。冬の間は、日も短いので練習時間も短くなるし、きっとこんな感じで殆ど単独練習になると思われます。短い時間でもテーマを決めて気持ち集中して乗れるよう、練習方法も工夫しなければいけません。

誰~も練習していないってことは、ホップ・ステップ・ジャンプで大躍進するチャンスでもあるわけだし。ウシシ。

Wednesday, November 15, 2006

ザ・コソ練

11月15日(水) #18 平日のコソ練です

水曜日に練習しているとても熱心ないちごチーム。それに合わせて出ているジョー艇。そして毎週末練習している我がチーム。3艇で冬の間キッチリとスピード練習を重ねていけばきっと成果があるよね・・・ということで実現した平日練習の第1弾です。これぞ正真正銘のコソ練!わたしは会社員ゆえ年に数回しかできないと思うけど。

昨日は南が吹き荒れていて、とても出せる状況じゃなかったようだけど、今朝は北風に変わり落ち着くことを祈りつつ車を走らせていると・・・こまPからTEL。

「・・・赤旗だよ」
え゛ー、そりゃないよセニョール! 会社休んだのにーっ!

でもとりあえずハーバーへ向かいます。
第三京浜の事故渋滞で大幅遅刻して到着すると、赤旗降りてました!ラッキー。風はブイブイ吹いていて、絶好の練習日和です。残念ながら今日はジョー艇は来れないのでいちご号と2艇で練習です。

海面に出てみると、南からオバケうねり。ホモ・ビーチ沖の波はチューブ巻いてるし、名島なんてもー、「津軽海峡冬景色」みたいにドッパーン!風は強弱も振れもある北東~東。 うねりに翻弄されヒールしたり、アンヒールしたり。フルハイクのコンディションだけど、うねりの処理でスピードを維持し続けるのが難しそうです。Uさん曰く、 「どこに軸を置いて走らせるかがダイジ」 とのこと。

今日はダクロンで出ました。わたしたちにはオーバーパワーの風なのでクリューの穴は1コ下、うねりはともかく波はそれほどないので、きっちりとジブを引き込んで走ります。 高さは相当いいのですが、低く走るいちご号に頭を出される場面もあります。なんかもっとやりようがあるはずなので、セッティング変更。今度は、ジブリーダーを1つ外に出し、アウトホール、カニンガムをもっと思い切ってタイトしてみました。そしたらこの風域でもなんとかついていけるようになりました。ギア・チェンジは大胆に、デパワーはもっと大きく思い切って、というのが今日の成果です。

今まで色々な場面で走ってきて、わたしたちはどうやら 「高く走れること」 がアドバンテージのようです。なので、スキッパーに命名してあげました。 ズバリ、『 上り殺しのU 』 いいでしょ。カカカ。
今後は、これを武器に精度を上げていき、いろいろな風域で生かせるようにすることが練習テーマになりそうです。

自分の方はというと、あまり進歩がありません。いつも同じようなこと書いてて情けないなぁ。
パフコールしようと思っても、低い目線から見てると、どこも同じように風あるように見えるんだもーん(-_-;)。特にリーチングの時は、ヘルムスマンの背中の風を逐一見ておかなくちゃ対応できないのに、なんだかイッパイイッパイですぐに黙り込んでしまいます。テルテールばっかり見てたら目線が違うヨ、と指摘されたり(恥)。「ずっと見てたらダメ、トリムとバランスに集中しながらも、相手艇チラ見して伝え、風チラ見して伝え、風掴んだら(波に乗ったら)バランスとトリムだけに集中。」 とアドバイスをもらうけど、そんなぁ、まるで千手観音だよぉ。・・・と当たり前のことが未だにできないわたしです。今まで色々な人と乗って、ずっとやった気になってたけど、レベルの高い人と乗ってみるとやっぱり何もできていなかったことに気付きます。

いちご号が引き上げたあと、沖メシ休憩をしてヘルムチェンジ。寒いから絶対沈しないでね!と言われるけど、いやァわっかりません、そんなの。するかもしれませんヨ。と宣言し(^_^;)、東浜をめがけてリーチング。何回かジャイブして気分良く走っていたら、ズルっと滑ってアンヒール!
あ゛ーっ
でも結構、あきらめ早かったです。お尻から11月の海にバックロールエントリー!記念すべきUさんとの初沈です。ブルブル~ッ!2回目のトライで沈起こし完了。
気を取り直してクローズ。まず、ティラーさばきがなってません。ここから練習です。冬の間にきちんとハンドリングできるように練習して、そこからがやっとスタートラインです。長い道のりだけど、めげずにてくてく歩きで行きます。

その日の夜、こまPから今日の練習についてのインプレッションがメールで届きました。意識を高く持って真剣に取り組む姿勢にいつも刺激を受けます。今日は本当に充実した練習でした。来シーズンを目指してこうやってお互い切磋琢磨できればサイコーですね。次は是非ジョー艇と3艇でやりたいものです。
継続は力なり。やっぱり毎週乗りたいです。

Wednesday, November 8, 2006

ヘルム de ポン!

11月5日(日) 練習#17  リスタートです。

全日本が終わって思い切りぐーたらしました。
深夜のネットショッピング、朝までDVD、飲み会ハシゴ、外食、朝寝坊。朝ト レも さぼり、おでこの真ん中に吹き出物がポチっと出来たところでダラダラ週間はお しま い!全日本終わったばっかりだけど、もう十分ぐーたらしたので練習再開です。

風が無く暑いくらいです。もう11月だっていうのに、9月から乗る格好が全く変わっていないからビックリです。今日は、ヘルムスマンとクルーをチェンジして練習です。出艇すらマゴマゴしてしまいかな〜りダサい女でありますが、なんとか棒持って走りはじめました。

岸近くでカミシモに打ってあったマークを拝借して、Y原御大チームとともに コース練習。・・・。以下省略。書くことありませーん。 それくらい当たり前な基本的な事を練習。お天気良くて超微風なので、大空に向 かって

「自分がキライだ〜っ!」

と、叫ぼうと思ったけどやめときました。 ふぅ、 ま、これが私の現実です。

気持ち先行しすぎると暴走するので、まずは全日本優勝の舞い上がった気分からきちんと着地して、おちついてリスタートしましょう、とはこまPのアドバイス。なにかと気持ち先行しがちな(^_^;) わたしのことよくわかってらっしゃる!
とにかくチームのボトムアップ(ボトムってわたしのことです)がチーム力アップへの近道なので、地に足をつけてつべこべ言わずに前進あるのみです。

さらーに風弱くなってきて、漂っていたらシーカヤックみたいな見慣れない乗り物に乗ったGeorgeさん登場。なんでもKすみさんが「ウナギ掴み大会」で優勝してゲットしたらしい。アハハ。

15:00、あまりにも風無いので本日の練習おしまい。でも乗れて気分スッキリ。なんと、あまりの暑さにシャワーは省略してホースで頭から水かぶって着替えておしまい。相変わらずTシャツビーサンでの海通いです。あと何週間かすると寒くなると思 うとカナシイですね。

でも今年の冬は 「地に足つけて」 じっくり練習です。やがて来る寒い日のためにドライの首を修理しておかないと・・・。

Tuesday, November 7, 2006

2006年秋 プチ・キャンペーン終了

秋のプチ・キャンペーンだった2006年全日本。あっという間に終わりました。

元某セールメーカーで470ナショナルチームにいたUさんと新しいチームを結成したのは8月。本気で自分を変えないと、とてもクルーは務まらないと思って、生活変えて、トレーニングして、毎週練習して。短い間だったけど、久々に頭の中ヨットのことだけになり、夢中で駆け抜けた3ヶ月でした。

とりあえずヨットレースに復帰して楽しくレース活動できればいいやと思っていたUさんに、シュポっと火を点けたのは、もしかしたら私の方かもしれません。まぁあまり気張らずにそこそこ走ればいいよねなんて思っていたのに、色々な回路を経てモンモンと考えた挙句、突然本気モードになって、マイラーセイルをオーダーして、Uさんも "テーザー病" に引きずり込んで、夢中になって練習をはじめました。試しに出てみるつもりの全日本がこんな結果に終わるなんて、始めのうちはホントに夢にも思いませんでした。

全日本チャンピオンって言われても、わたしはなんだかピンと来なくて、大勢の前の表彰式で一体どんなスピーチしたのかあまり思い出せないんだけど、江ノ島からの帰り道、運転しながら何故かコソ泣き!(笑)。全日本優勝はうれしいけど、自分はこのままじゃ絶対イヤだ、もっと練習してもっと上手くなりたいと猛烈に強烈に思ったら、なぜか目から汗が・・・^_^;; 助手席との間にはブームとアッパーマストとセ―ルがドカっと横たわっていたので、絶対にUさんには見えてないと思うけど。そして私の鼻が華厳の滝になってたことも (-_-;)。
もちろん、このあほブログもたぶん知らないはずだから書いてるんだけど。

数日が経って、方々から山のようにおめでとうメールをもらいました。そして、だんだん事の重大さに気付いてきビビッてきました。

大変!わたしの中身は何も変わっていないのに!!
へっぽこだとか、凸凹コンビだとか、ヘルムスマン優秀だからとか、そんなことはこれからは全部ただのみっともない言い訳です。余計なことをグタグタ言わず、全日本優勝チームのクルーとして恥ずかしくないレベルになれるよう、前を向いて一歩一歩進むのみです。

まだ、始まったばかりです。

Friday, November 3, 2006

そして、全日本 2日目

11月29日(日) 全日本2日目

金曜からのコンビニ朝食!もう辟易として限界だったので今日は片瀬江ノ島駅前でanotherUさんチームと朝マック。ジャンクフードには変わりないけど、温かいだけマシです。

ハーバーに着くと、みんな朝から明るく歓談モード。でもUさんは何となくピリっとしてるし、そういうUさんを見てわたしもチコっと緊張。早く出て少しでも長く走る時間を作りたかったので、口数少なくサッサとマストを立てて着替えてセールアップ。そこへGeorgeさんが「絶対、勝たせないから」 と一言。マジ顔でわたしたちのフネのさらに前にフネとめてセールアップ。もしかしてもしかして、もうレース始まってる?!

そう言えば、昨日新品に交換したマストステップのワッシャーをやっぱり古いものに戻しました。少し潰れているので高さが1mmは違います。気持ちの問題でもあるけど、センシティブなポイントでもあるので、気になる点や心配事はぜーんぶ取り除いて、迷いなく走るためです。芦屋の赤いのに続いて2番目に出艇。「ぜったい1番に戻ってくるゾ」 という心の声とともに (^_^)。

2日目の最初のレースは北東の風が少し吹いてました。ちょい逃がし&ハイクアウトの風。いい所からスタートしたのにスピードに乗り切れずいきなり10位と叩いてしまいました。今までの練習で、この風域はたくさん乗ったし、それなりにいい感触を持っていたはずなのに、やっぱり"速い人"と実際のレースで走ってみると全く歯が立ちませんでした。これはクルーウェイトというよりむしろ、蓄積の差かな。そしてこのレースはGeorge艇がトップフィニッシュしました。時間的にあと2レースはできそうなので、1レースカットを想定すると、これで同点、タイを解くとトップとっているGeorgeさんが上です。次のレースでほぼ決まります。シビレマス。この時の心の中のぐるぐる模様は文章にできません~。 "Just beyond expression" です!!

風が徐々に落ちてきたこともあり、しっくり来ない走りのイメージを払拭するため、クリューボードの位置を変えて第4レース。スタートはまずまずで左海面を使って1カミはポートアプローチ。しかーしここで水がなくスタボー団子艇団をかわしての回航となってしまいます。G艇は前。リーチングでは抜くチャンスなく少々焦り始めましたが、2シモでチャンス到来。早めにジャイブして下ろして風を拾い、真横に並んだ艇団のインをとってゴボウ抜きの4番回航。ここでG艇を抜きます。

3カミ暫く走るとヘッダが入り、みんな次々左へ返していきます。風はかなり弱くなってきました。ここでわたしたちは我慢して右のブローを取りに行くことを決断!カミマークのすぐ先の海面でやっていたなんかのレース、下りレグで即ジャイブしてポートで下っていくのをUさんはしっかり見てました。この先に強い右振れのブローがあることを確信し、バクチじゃなくて自信を持って伸ばします。そして、そのとおりになりました。左海面の艇団はラルに捕まり死んでいる中、ブローを受けてフネは滑り出し、右振れをガッツリ掴んだところで返すとマーク正面。のち、さらに振れてオーバーセイルくらい。豆粒みたいに左艇団を引き離してトップ回航を確信すると、S旗が揚がっているのが見えました。会心のゲームメイクでトップフィニッシュです。ヤッタ~!2人でハイタッチ。

フィニッシュしてから風は回り始め、南が入ってくるまで風待ちとなります。お昼を食べようとしたけど、どーにもこーにもソワソワして 「今食べると喉に詰まって飲み込めないー!吐くーっ!」 ということでランチは取りやめ。でもしばらくして気持ちが落ち着いて来たらやっぱりおなか空いてきました(笑)。ちゃんとお昼を食べて最後のレースに備えることにしました。その後は気持ちを切り替えて走り始めます。セッティングを色々試して走り、いい感じのスピードを作りあげ、気持ちのテンションも徐々にアップ。この風待ちのおかげで心の中を整理してベストな状態で気持ちよく最終レースを迎えることができました。自力優勝は4位以内、George艇と4点差以内にすれば勝ちです。こんな計算するの、わたしはもちろん初めてです。

最終第5レースはまたまたI旗のスタートです。全体的にかなり低く凹んでいます。このスタートは陸上の目標物で見通しがかなり取りやすかったので、少し低い時 ・丁度ライン上 ・ 高すぎて出ている時 の3種類のトランジットをスタート前に2人で何度も確認しました。なので、周囲よりかなり高い位置を流したけれど自信を持ってスタートできました。X旗が揚がります。全く心配ナシ言えばウソになるけど、ちゃんと確認してそれでも少し低いくらいだったので大丈夫!会心のスタートです。

H夫妻、鰻のかんたろうさんに続いて3番で1カミを回航。Udoちゃん、K部夫妻も僅差で続きます。G艇が少し遅れているようなので、落ち着いて集中して走らせます。Uさんは、黙りこくって私を置き去りにして独りで別次元に行っちゃってます。

お願い!私を置いて行かないでぇー!

私も尖った針の先っぽみたいな気持ちになって、一緒にスピードビルドし、一緒にフネ走らせて、尾てい骨でヒール感じて、耳たぶで風感じながら頑張って付いて行きます。

最後の下り、練習しているっぽい40ftクラスの大型艇が事もあろうにコースの至近距離に巨大スピンを揚げて近づいてきました。勘弁してよ~、と思っていたら今度はブランケの位置でスピンダウンに手間取ってバサバサバサバサ長いこと居座ります。これは、信じられない光景で抗議ぃ!ディンギーにとってクルーザーのスピンのブランケがどんなものかわかりそうなものなのに。タイトルがかかった全日本最終レース、微風の中、「尖った針の先っぽ」状態で一生懸命フネ走らせてるのに~!大変なストレスで失速してメロメロになり頭に血が上っているところに、後ろからいいスピードで走ってきたUdoさんにカミ突破されてギャフン!

1つ順位を落としたけど、そのまま3位でリーチング流し込みフィニッシュへ。Winning Runは何故か冷静でした。フィニッシュし、Uさんの口から出た最初の一言は 「優勝しちゃったね・・・」 でした。わたしは、頭のてんこからシューーーッと音がして空気が抜けたみたいにフニャフニャになり、長いこと黙ってました。

長かったような、短かったような、不思議な2日間が終わりました。テーザーを象った大きなメダルは、一生の宝物です。
 

本番!全日本 1日目

10月28日(土) 全日本 1日目

いよいよレースの朝になりました。ぐっすり眠ってサワヤカなお目覚め。ロアマスト長がギリギリかもしれないので、念には念を入れてマストステップのワッシャーを新品に換えてからもう一度測ってみます。 フォアステイ長とともに計測値はクリア。あとは、前日にシュラウドのピン抜けてマストが倒れてしまったフネ見ていたので、これまた念には念を入れて、きっちりテーピング。
かなり時間に余裕持って艤装完了。わたしもUさんも時間ギリギリというのは落ち着かなくてどーも苦手なので、これくらいがリラックスできてGOOD。ゆっくりストレッチしたあと深呼吸して早々に出艇。

風、弱いです。レース海面についた時には既に南の風。潮チェックのためにアウターでスポンジのかけらを投げていると、レーザーの神様・A山さんがやってきて、同じように潮チェックに使ったのはナントりんご!アハハ。この時、潮はほとんどありませんでした。りんごもスポンジかけらも無事回収し、いよいよ第1レースです。記憶が正しければ確かゼネリコ後にI旗のスタートで仕切りなおし。1カミ回航はたぶん5~6番でしたが、難しい難しい微風の中、粘り強く順位をあげていき3位フィニッシュ。実は着順は4位だったのですが、トップのH夫妻のプーが鳴らなくて(OCS)、Timがトップフィニッシュ、2位はさお・くれ艇、続いて私たちとなりました。前日に風向こそ違うけど同じような風域で滑り比べができたのが大きかったです。ワンツーフィニッシュはできなかったけど、日本人ではワンツーだ!(笑)

続く第2レース。再度潮チェックをすると今度はかなり流れていました。流れの角度をとってコンピューコースに潮の流れる向きを書き込んで (頭悪くてすぐ忘れちゃうので!!) スタートラインへ。下有利のライン、ロケットスタート&即タックに成功。スタートして数十秒後にはかなりイイ景色になっていました。さらに高い位置にいたH夫妻は神がかったボートスピードで先行。こちらも角度、ボートスピードともにとても良く、超集中してフネ滑らせK部夫妻、だどさんを振り切って2位。

初日はこうして幸先良くトップで終えました。わたしはダメクルーなりに一生懸命ゲームメイクに参加することを心がけました。Uさんの頭の中はいつもわたしの何手も先を行っているので、わたしは相変わらず風読めないんだけど、一生懸命周り見てしゃべり続けました。余計なことや頓珍漢なこともかな~りいっぱい言ったと思うけど(-_-;)。前向きにベスト尽くしました。

初日トップ・・・。こうなると、平常心でいるのはなかなか難しいものです。2位にはGeorge、3位にコマPが続いています。思えば、お盆にコソ練した葉山の3艇です。総会もパーティーも何となく心ここにあらずという感じ。点数計算のため、暫定成績を写真に撮って早々に宿に引き揚げました。

橋のたもとのラーメン屋でJURYの方々にお会いして話をうかがったら、私たちのリーチングの走りはロッキングが「イエロー・ライト・エリア」(=抗議されることはほとんどないが、可能性はある。その行動が繰り返されると、抗議される可能性は急速に増す。By「規則42の解釈」)であるとのこと。もービビリバビデブーです。トップ争いをしていて笛吹かれてクルクル回ってたら終わってしまうので。そう言えばだどさんが今日、サイド下で白旗パトカーに捕まっていました。ロールジャイブも絶対に失敗できません。リーディングフリートはJURYボートがついて回るので、もしバテンが一発で返らなかったらそっくり返ったまま走らないといけません~!

落ち着いて万全の状態で翌日を迎えるために11時前には就寝。頭の中でロールジャイブのシミュレーションをしてから寝ようと思ってたのに、今日もまた、目ぇつぶったら次の瞬間はもう明るくなってました。

明日、いよいよ最終日です。

全日本前夜

10月27日(金) 江ノ島にて最後の調整

朝8:00ESS着。急いでカートップし、9:00にさおくれチームのカートップヘルプのために森戸海岸へ。なぜか雨が降ったりしてるのですが、そのうちにやみ、江ノ島へ向かう頃には青空が見えてきました。到着すると既にGeorgeとろってんが艤装してます。他にもいちご号など既に6艇が搬入済みです。George艇と走り合わせをしたかったのですが、ハル重量も量っておきたいし、午後にはいちごチームも来るようなので、焦らずに当初の予定どおり午前中を計測準備、午後練習ということに。

ハル重量はアナログコンパス込みで66kg。ベアハルでは64kg~65kgといったところでしょう。チョット測るたびに数値のばらつきがありそうな秤だけど、まぁ想定の範囲なので予定どおりのバラストを積み、練習に向かいました。

風は弱めです~。北寄りの軽風。パフが入るとオンデッキ、ラルで真ん中、時々シモヒールという感じ。体重移動とともに、ジブも1~2cmほど出し引きです。フネ止めずに走り続けるためのスピード感覚がダイジです。きっと本番もそれほど風が吹かないようなので、丁寧にじっくりツボを探って走ります。

始めのうち、さおくれ艇をかなりリードしていましたが、クルーウェィトもハル重量もほぼ同じくらいなので、相手が少しだけセッティングを変更して再度走り合わせると、劇的に速くなってタジタジです。でもこちらもクリューボードの位置を変えて調整し、最後はどこまで走ってもイーブンな状態になりました。かなり、イイ感じ。このフィーリングで最後の練習を終えてよかったです。いちごチームはたぶん20kg近くウエイトが違うので120kgチームの挟み撃ちでチョット凹んでしまったようだけど、上手い人というのは、ひとたびレースになればどんな条件でもレース運びやハンドリングなどでやっぱり前を走るのでしょう。Georgeチームも含め、葉山軍団で上位を独占したいものです!

夜は遠征組などと15人ほどで飲み。でも、女性センターの門限はナント!9:00! なのであとは部屋飲み。さおくれチームとスーパークルーS根さんとソニーのジョシY柴さんと6人で延々バカ話!全日本前夜の割にはかなりリラックスしました。でも良い子は明日に備えて11:00には就寝。

布団の中で考えます。やるだけやったかな。あとは明るく楽しくやらなくちゃ。オータムでの自分達のポジションや、ベンチマークとなるフネとの走り比べから比較して、わたしは自分なりに入賞(6位以内)を目標にしてみました。ちょっと図々しいか!?ま、いいや。目標は高く持たなくちゃ、と目を閉じた瞬間に気ぃ失ってました。

(つづく)