Tuesday, May 1, 2007

テーザースプリング2007 その①

4月28日(土) 1日目 Race1~2

7:30、逗子駅にてUさんをピックアップし葉山港へ。いよいよ、全日本に次ぐビックイベントである地元葉山でのスプリングレガッタです。既にカートップの遠征組も到着し、運営チームも準備を始めていてハーバー内はワイワイと活気に満ちてます。さっさと艤装を済ませてスキミに臨みますが、今日は昼前後にかけて寒冷前線の通過にともなう強風が予想されていてハーバーは出艇禁止。運営側が状況判断&交渉をする間、AP旗が揚がりました。風待ちの延期と違い、これから吹いてくることがわかっているだけに何とも落ち着かない時間。1分でも早くやってほしい・・・と祈るような気持ちで待ちます。

程なくしてAPが降ります。わたしたちは真っ先に出艇。海面に出てみるとビックリするくらいの頼りない風です。この軽風で1レースでもできればラッキー。210度~240度くらいの安定しない風です。ややシモ有利のラインでその後も左海面が良さそうです。シモ1で会心のロケットスタートを決めそのまま伸ばしますが残念!これはゼネリコでした。先のブローがどの程度なのか暫く名島方面に走らせて確かめに行き、左海面にいい風が入っていることを確認しラインへ戻ります。

続くスタートは3分前くらいにグングン右に振れて250度くらいの風が入ってきました。これは絶対右!と急遽作戦を変更してカミへ戻りカミからスタートしました。これで右振れをガッツリ掴める!と思っていたのですが、これが運の尽き、しばらくすると右の風はヒョロヒョロになり左海面全体にブローが入りました。返して行こうにも風が弱く辿り着けません。はるか前をぐんぐん横切っていく艇団を指をくわえて見ながら走ります。見ると、後ろが数えられる状態。ガーーーーン。泣きたい気持ちで周りを見ると、すぐそこにGeorge艇がいるじゃあーりませんか!フー、たぶん同じこと考えて右に来たと思われますが、まったくトホホです。

得意の微風なのに艇速もイマイチの状態でイライラが募るけど、なんとか集中し、開き直って前の艇団を捕らえるべく滑らせます。風は一時は無風に近くなり、そして挙句の果てには北に変わってしまう始末。でも先行艇があまりにもぶっちぎりだったためにノーレースや短縮の判断も非常に難しかったと思います。なんとか中盤まで食い込みましたがGeorge艇にわずかに届かずフィニッシュしたところ、マークボートからタイムリミット20秒前との声。
・・・という訳で、フィニッシュできたのは13艇のみ、その13番目でした(泣)。後ろは全艇DNF。こ、これは波乱の幕開けです~。

しばしの風待ちのあと、そよそよと南西の風が入りました。あれっと思った1分後にはもうあたり一面白波です。ついに爆風がやってきました。
レースはすぐにスタートしましたが、半分は逃げ帰ったようです。わたしたちはさっきの不完全燃焼があったので気合を入れて頑張って走ります。このコンディションではタックは少なめ、声出し合って、早め早めのアクションが必須です。カミ、サイド、シモと回ってイチゴ号、A山さん、I田さんに続いて4番目。近くには最軽量のH尾チーム、T田チームもいます。このレースフィニッシュできれば大きいです!

2カミ2/3くらい来たところで、シモで追いついたH尾艇とまたミートです。かなり早めにベアしてかわそうと決めて声かけあってたのに・・・Uさんの「ベアするよ!」の声にもちゃんと応えていたのに・・・こともあろうにジブを切ることができませんでした。あっという間に半沈。ここで左手でバングを右手でジブを切ろうとのけぞりながらタコ踊りをしますが結局切れずに完沈。うぅッ、痛恨エラーをしでかしてしまいました・・・。何度か逆沈を繰り返しているうちに風はもっと吹き上がり気づけばサバイバルコンディション。半沈状態で反対側に回ってフットベルトをつかんで、起き上がった瞬間にフネに乗りこんでいるにもかかわらず吹っ飛ばされて前転宙返り→また逆沈したり(-_-;)。はぁ、もうちょっとご飯をイッパイ食べて出直します。

近くのレスキューボートに見守られながらようやく沈起こしをしまた走り始めましたが、フィニッシュ目前のジャイブでまたこけてしまいました。で、今度はかなり学習して一発できれいに起こせたのですが、ジブがフォアステーにぐりぐりぐりぐり巻きになってしまいました。マイラージブはファーラーもなくバテンも入っているのでこうなっちゃうと為す術ナシ。大波の中、前に行って解くわけにも行かず、敢え無くリタイアとなりました。 シュン。

強風大波の中でのテーザーの沈起こしはホントコ大変。久々でしたが、また経験しといてよかったです。こればっかりは経験しないと絶対にわからないので。実は私かなりイッパイイッパイでした。もう少し体力をつけないとお話になりません。

今日は、思いっっっきり足を引っ張る羽目になりました。明日、なんとか挽回したいです。

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